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上海世博会に行こう!

2010.5.1-10.31 〜より良い都市、より良い生活〜


 今世紀最大のイベントになるとも言われている「上海万博(現地では世博会)」に行ってきました。多くの日本人にもぜひ行っていただきたいと思います。多少でも訪問の参考になれば幸いです。

  ・上海万博10のポイント(5/15掲載)
  ・上海万博 おすすめパビリオン一覧表(5/22掲載)
  ・テーマ館「都市の足跡館」における江戸の都市風景のジオラマ(5/24掲載)
  ・上海万博「大阪館」における展示・関西コーナー(5/27掲載)
  ・上海万博のおみやげ
−こんなもの買いました こんなもの貰いました−(5/24掲載)
  ・上海万博の感想(2日に1回日記から)(5/7〜11掲載)
  ・上海万博への道(個人的旅行記録) その1その2その3(6/9完結)
(2010年1月掲載開始、2010年5月訪問)

※11/3追記
 上海万博は史上最大7,308万人の入場者を集めて無事閉幕しました。次は、台北花博に行こう!



リンク集(基本的に日本語ページのみ)

[上海万博公式(上海万博事務協調局)]
中国2010年上海万博公式ホームページ
↑日本語のページでは最低限の情報しか分かりません。重要な事項については、漢字をもとに大体のあたりをつけたうえで、インターネット上にある中国語翻訳機能(こんなのとかこんなのとか)などを駆使して、「簡体中文」を見ることをお薦めします。

オンライン万博
↑英語と中国語しかないのですが、実際に万博に行ってから見てみると、これが実に出来の良いサイトであるというのが良く分かります。予習にも、後から懐かしむのにも最適です。

[日本関係出展3館]
2010年上海国際博覧会日本館公式サイト
2010年上海国際博覧会日本館公式サイト

2010年中国上海万国博「日本産業館」公式ホームページ
2010年上海国際博覧会 日本産業館

上海世博大阪館(上海万博大阪出展公式サイト)
上海世博大阪館

[定番サイト]
エクスプロア上海 2010年上海国際博覧会
↑日本語で手に入る上海万博の情報のうち最も詳しいものの一つが、この「エクスプロア上海」です。必見です。

サーチナ 上海万博(上海国際博覧会)
↑ニュースがメインですが、このサーチナも昔から定評のある中国情報源です。マスコットの日本公募も担当していました。

Wikipedia:上海国際博覧会

[個人ホームページ]
上海万博 見聞録
上海万博見聞録
↑入場口の様子や中国館展示の紹介などが詳しいです。日本食80元(約1,200円)の写真は必見!

万博を歩こう(By 杉崎好洋氏)
↑いまは愛知万博と大阪万博メインですが、6月に上海万博訪問。すごいデータが並べられそう…。期待!



上海万博 10のポイント
帰国直後なのですが、記憶が新しいうちに「気にかけておいた方がいいよー」というポイントについて書き残しておきますね。

1 チケットは事前に(日本で)準備しておこう!
 愛知万博の時と比べると全然違うのですが、現地でのチケットの入手がなかなか難しいです。当然会場入口でも販売してはいるのですが、売り出しは9時から(8時に変更したらしいです)。そして、少なくとも5月中は当日券のみの販売。また、5月4日は当日券の販売が中止される、馬当路ではチケット販売自体が無くなる(いずれも中国語での告知のみ)など、改善の方向、改悪の方向を含めて、今後もどのような措置が取られるか正直見当が付きません。多少割高にはなるのですが、リスク回避・行列回避のために、日本で購入していった方が明らかに良いかと思います。
 なお、空港で購入しようという方があるかと思います。浦東国際空港の中国郵政(ターミナル1、2とも出発階にあります)で売っているらしいのですが、私が行ったときはいずれも「ありません(メイヨー)」とのことでした。大きな荷物を持って到着して、その後郵便局だの交通銀行だのを探し回る手間を考えると、やはり日本で入手していった方が良さそうです。
 (ちなみに万博会場内の交通銀行で買えるという話もあります。押さえとしては考えておいても良いかもしれません。浦西側には普通の支店と変わらない大きさの交通銀行が、日本産業館の並びにありました。)
2010上海万博 入場券申込書(JTB万博チケット販売センター)

2 どの入口を選ぶか。それが上海万博攻略の第一歩!
 上海万博には10数カ所の入口があります。船で入る方法などもあるようなのですが、一般的に個人客の日本人がたどり着きやすいのは浦西側では馬当路(9号門)・西蔵南路(2号門)、浦東側では耀華路駅→上南路(6号門)・高科西路(5号門)ぐらいかと思います。この中で一番のお薦めは馬当路(9号門)。地下鉄でのアクセスが容易な上、団体客が明らかに少なく、5月6日などは8時半に着いた(開門は9時です)にもかかわらず中国館の参観券がもらえてしまいました。
 逆に私は使っていないのですが、一番大変なのは地下鉄耀華路駅から直接万博軸に入る上南路(6号門)のようです。高科西路(5号門)も混みますが、もともとのキャパシティが大きいのでまだましのようです。後でも触れますが、浦西側と浦東側で混雑度に大きな差があり、それがゲートの入りやすさにも影響しているようです。万博本部も「このゲートが空いていますよ」とPRしていたので今後どうなるかは分かりませんが、著名な見どころも大規模な駐車場も浦東側にある以上、この状況はそう変わらないのではないかとも思います。
 人の感覚としてなるべく浦東会場に近いゲートを選びたくなるのはよく分かるのですが、それを逆手にとって(浦西の)馬当路から入り、会場内無料地下鉄で(浦東の)世博大道駅まで行って、ドイツ館・スイス館・イギリス館などCゾーンの人気パビリオンに朝一入場を果たすというのがいい方法なのかなと思います。
上海万博会場ゲート及び上海万博会場への地下鉄(エクスプロア上海)

3 とにかく広い。行き先を決めて動こう!
 愛知万博もそこそこに広かったのですが、大半が森だったため、パビリオンがある場所は「グローバル・コモン」や「ゾーン」としてある程度のまとまりがありました。ところが、上海万博は広大な面積の会場に、整然と、まばらにパビリオンが建っています。目的地を明確に決めて動かないと、歩くだけで疲れてしまいます。「ざっと会場だけ見たい」と思っていても、考えずに歩いているだけでは疲れるだけになってしまいそうです。
 何に興味があるのかにもよるのですが、丸1日あるのであれば、朝一で面白い形のパビリオンが多いCゾーンを見て、食事がてらBゾーンに移り、テーマ館を見て、人の減ってきた夕方にAゾーンで北朝鮮だの日本館だのを見るというのが、一番雰囲気が分かるのかなと思います。途中途中で、東西移動に会場内電気バスの「世博大道線」を使っても便利かなと。また、余裕があれば「世博大道越河線」で浦西側に出て、日本産業館や企業パビリオンに足を運ぶのもいいかもしれません。
 ちなみに、日本人なのでどうしても日本関係の展示を見たくなると思うのですが、日本(政府)館はAゾーンの東端、日本産業館はDゾーンの西端、大阪府・大阪市の出展はEゾーンの東端と、「わざとか」というぐらい離れています。ですが、それぞれに見るべきものがある(日本人が見ても面白い)ので、会場の広さを体感がてら、できれば頑張って回っていただきたいなと思います。
 ところで、非常に分かりにくいのはパビリオンへの並ぶ入口。正面側にあったり、裏側にあったり、広場側だったりと、全く一定の傾向がありません。こればかりはその場に行ってみて、雰囲気を見て並ぶしかないのかなと思います。

4 収容人数の多いテーマ館は組み入れよう!
 万博で一番の目玉は、理念からいえば「テーマ館」だと思います。愛知万博で言うと「オレンジホール」「ブルーホール」で、最後には「冷凍マンモス」が飾ってありました。ただ、今回の上海万博ではお国柄もあって、一番の目玉は目立ち方からいっても明らかに「中国(国家)館」で、テーマ館は若干サブ扱いになっているところがあります。とはいえ、やはり「都市」について認識を深める以上は、必見のパビリオンの一つといえましょう。
 このテーマ館、40万人という来場者を見込んでか、かなり大量の人が一気に見ることができる収容人数・展示方法となっています。私が行った5月上旬では待ち時間ゼロでした。今後、団体が増えるとどうなるかちょっと分かりませんが、いずれにせよ他のパビリオンに比べれば簡単に見れるでしょう。また、文字や言葉に頼らないことから、外国人である日本人にとっても分かりやすく訴えかける内容になっています。そういう意味でもお薦めです。
 多少ややこしいのですが、「都市の人間館」「都市の生命館」「都市の惑星館」の3館が浦東側(Bゾーン)にあり、「都市の足跡館」が浦西Dゾーン、「都市の未来館」が浦西Eゾーンにあります。私のお薦めは、惑星館→人間館→生命館→未来館→足跡館といった感じで、ここでも浦東偏重が著しい気が…。ただ、足跡館も一番下にしてしまいましたが、美術好きな人には良いです(上海博物院の美術品をたくさん持ってきています)。また、B級視点ではあるのですが、「江戸の市街地」のジオラマは突込みどころ満載で、日本人には楽しめます(笑)。

5 東西(南北)格差を利用しよう!!
 すでに書いていますが、万博会場は大きく浦西側(北側、D・Eゾーン)と浦東側(南側、A・B・Cゾーン)に分かれており、明らかに中心は浦東側にあります。いわゆる「1軸4館」と言われる5つの恒久建築物、万博軸・中国館・万博センター・万博文化センター・テーマ館(人間、生命、惑星)はいずれもが浦東にあるのです。さらに、人気のある日本館、サウジアラビア館、オーストラリア館、ドイツ館、スイス館、アメリカ館、イギリス館なども、すべて浦東側にあります…。観光バスが着く駐車場も浦東側が多いようで、ますます混雑に拍車がかかっています。
 一方の浦西側は入口も入りにくく、それほど目玉となるパビリオンも無く(コカコーラ、中国航空館、日本産業館ぐらいなのかな)、私の行った5月上旬は閑散としていました。お昼時でもレストランの呼び込みがうるさいほど。お店によってはもう呼び込みすら諦めているところも。そこそこに混んでいる浦東側とは大きな違いです。短い時間で万博を見たい場合は、この「格差」を上手く使ってやることが必要かなと思います。
 例えば、「馬当路ゲートからはいって、世博大道駅で降りてCゾーンのパビリオン(ドイツ、アメリカ、イタリア、フランスなど)をいくつか先手必勝で見る→混んできたら地下鉄13号線かバス「世博大道越河線」で浦西側へ→食事をするとともに企業パビリオンをいくつか見学→団体客が減ってくる夕方目がけて浦東側に戻る→テーマ館をこなす→日本館、サウジアラビア館など人気パビリオンにチャレンジ→上南路ゲートから出る→夜遅くまでやっている地下鉄7号線か8号線で帰宅」というようなプランが考えられるかと思います。
 お土産屋さんもボランティアさんも浦西側はとても親切。日本語・英語が堪能でなくても、なんとか分かってもらおうと一生懸命です。浦東側とはちょっと違った空気が流れる浦西側万博。実は結構気に入っているのです。

6 中国館、あきらめずに参観券をゲットせよ!
 初日の争奪戦が全世界に知れ渡ってしまった「中国国家館」の参観券。2日目からは超厳戒態勢の中で配布されることになりました。具体的には、ゲートの屋根下に入るのにガードマン1人→ゲートから手荷物検査に移るのにまたガードマン→手荷物検査と同時にボディチェック(女性)上半身・下半身・後ろ向いてまた上半身・下半身→やっと解放→チケットを改札機に入れる→出てきたチケットを受け取る→☆ここで1人1枚中国館の参観券が渡される☆→ガードマンの囲いの中を抜け出して会場へ、といった流れ(5/5高科西路ゲート)。ある意味合理的で間違いも少ないので、今後もこの形で配布されることが予想されます。私はゲート開門前の6時半ぐらいから2時間半並んで何とかもらえました。、
 ところが、翌日、馬当路ゲートに行ってみたところ、8時半から並んだにも関わらず、全然余裕で中国間の参観券をもらってしまえたのです(19:30〜のものでしたので、この日が帰国日であったため、結局使えませんでした)。どうもゲート間格差が相当にありそうなのです。もちろん、高科西路のような中国館目の前のゲートでもらうのが安全は安全なのですが、何度かチャレンジできるのであれば、まずは楽そうなゲートで狙ってみるのが良いかと思います。
 ちなみに、中国館ですが、チケットと交換で中に入ってからも延々と並ばされます。上に上がるのが普通の大きさのエレベータしかないのです。さらに、上層階に上がってからは規模が大きく、見るものが通常のパビリオンの3倍以上はありますので、かなり時間がかかります。入口でチケット渡した時点から、おおむね2時間〜2時間半はかかると見ておいた方が良いと思います。内容は、最初の映画と清明上河図がすばらしく、ライドはいまいち、その後の展示はまあまあなので、どうしても時間がなければライドは飛ばしてもいいかなと。
 なお、中国館のお土産屋さんはいったん外に出てから、出口の付近にあります。が、これも気をつけていないと見落として出口に出てしまいかねない(そうするともう2度と戻れない)ので、せっかく中国館に入ったのだからお土産を…と思っている人は気をつけておいてくださいね。

7 行列に負けるな。でも負けたら諦めよう!
 中国人が行列のマナーを守らないことは、一時期、有名でした。いまだに地下鉄などは降りてくる人がいくらいようが乗り込んでいくという風習が残っていますが、空港やきっぷ売り場、レジの窓口など多くの場で、きっちりと並ぶということが身に着いてきつつあります。そして、万博会場には地面ときっちりボルトで結ばれた、追い抜きが相当に不可能な柵がパビリオン前の至る所に作られています。あえて1列にしか並べないようにしてある場所もあり、マナーと設備の両面できちんと行列に並ぶようにされているので、奥ゆかしい(?)日本人であってもまず大丈夫です。いくら長い行列であろうと、、いつかは目的の場所にはたどり着けます。
 ただ、行列の際の一人ひとりのパーソナルスペースの取り方が明らかに日本よりも狭めなので、かなり「うっとおしい」「暑苦しい」感が否めません。また多少でもスペースが空いているとすぐに前に出ようとします。これは反射神経のようなのでどうしようもないようです。さらに、何人かで集団できている場合、一人がどんどん先の方に抜かしていき、あとから同じ集団の人を誘うということが結構あります。そんなこんなで、列の並び始めでは横にいた人が、気が付いたらはるか先にいたということが結構ありました。
 とはいえ、日本人は中国の中ではどこまで行っても「アウェー」。ああやって行列を制して生きてきた中国の人々に一定の敬意を払って、別に多少後ろに回されても大差はないのですから、暖かい目で見守るという方針の方が精神衛生上よいようです。

8 トイレは見つけたら行っておこう!
 これも愛知万博の反省点の一つだったと思うのですが、トイレが異常なほどの数あります。さらに、女性用は増設できるようになっている(5月上旬にはまだ一部が閉鎖されていた)ようです。仮設のもの、常設のものを含めてかなりの数が用意されており、多少人数が増えても大丈夫かなと思います。
 ところが、日本人の感覚から言うと多少?という場所に設置されているトイレも結構多いのです。たとえば、パビリオンやお土産屋さん、レストランが密集する真ん中とか、逆に何もない広場の向こう側とか、明らかに人が少ない浦西側に大量のトイレがあったりとか、どうも会場計画が出来上がった後、空いている場所に数稼ぎで無理やり突っ込んだとしか思えないトイレが結構多いのです。その結果、いざ探してみると近場にはなかったり(特に中国館周辺)、見つけても特定のトイレだけが混んでいたりします。空いてそうなトイレを見つけたらとりあえず行っておく、というのがよさそうです。
 なお、万博内のトイレは中国の町中の状況に比べれば相当衛生的ですが、日本人の感覚から言うとほんのちょっとだけ「どうかな」という部分もあります。常に「小心地滑」という看板が出ているぐらいなので、もともとトイレの床は水でびしょびしょにしておくのが衛生的という感覚があるのかもしれませんが。今後、本格的な夏を迎えると、トイレ内の暑さと臭いも心配です(クーラーはなかったと思います)。仮設のトイレではなく、世博軸の中のトイレや各パビリオン(テーマ館・中国館など)の中のトイレなどを重点的に使われた方が、特に女性の方は良いかなとも思います。

9 食べ物屋さんには事欠かない。TPOに合わせて選ぼう!
 プレオープン時に「高い、高い」と有名になった食事ですが、本格的な中華料理店などで食べなければ、概ね30元(約450円)〜50元(約750円)ぐらいで食べられます。日本人にとっては決して高くない、むしろ安いぐらいの金額です。もちろん、上海市民以外の中国の方にとっては相当高額であるのは否めませんが…。ファーストフードなどで比べると、大体、町中の1.5倍〜2倍といったところです。しかし、会場内で使用される食品は全てトレーサビリティが保障されている安全な食材を使用しているとのことですから、多少高かろうと、海外から来た私たちにとってはありがたい部分もあります。
 現地の人にとって高すぎるという感覚があるからか、レストランは本当に空いています。特に浦西側のレストランはすいているという程度を超えて開店休業状態でした。また、浦東側でも世博軸西(Bゾーン)にある「美食広場」内のお店は高すぎるらしくガラガラでした。たとえ今の5倍の人がきても十分対処可能だろうなと思います。もちろん、各国のパビリオンで現地のものを食べることも(私はポーランド館で懐かしのジューレック&ゴロンカを頂きました)、多少は金額は張ってしまいますが、楽しい体験です。食べることに関しては、ある程度のお金を持った日本人であれば、まったく心配いりません。
 なお、一人旅の場合でも、一人で食べられるお店がたくさんあります。ケンタッキー、吉野家のような一般的なファーストフード店や、ラーメン店のほかにも、最近上海で非常によく見かける中華ファーストフードのお店もたくさん会場内に出ていて、現地人気分が味わえます。味も日本人向けで、大変おいしかったです。万博ということで多少の英語ができる店員さんも多く、非常にフレンドリー。お薦めです。

10 おみやげ屋さんは至る所にあるので、ゆっくり選ぼう!
 愛知万博の時はお土産店の数もスペースも足らず、入るだけで「40分待ち」とかの状況でした。その反省を踏まえてなのかどうか、上海万博は異常なほどお土産屋さんの数が多く、どこもそこそこに空いています。現地の方の感覚から言うと、相当高価なようなので、みんな見るのは見るのですが買う人は意外と少ないです。一番大きいお店はBゾーンにあるその名も「特許産品旗艦店」で、たいていの商品はここでそろいます。ただ、経営がいろいろで、それぞれのお店にしかないものもあったりするので、こまめにのぞくのも必要かもしれません。
 売れ筋は海宝のぬいぐるみ、ピンバッジ、簡単な水筒、Tシャツ、帽子ぐらいのようでした。日本人的な感覚だと、職場のお土産として小分けにできるようなお菓子がほしいところなのですが、これが意外なほどありません。(それを探して回ったため、お土産屋さんに詳しくなったというのがあります。)コイン型のチョコレートが2個8元(約120円)、色鉛筆を入れるような立派な缶に入ったチョコレート6個入り30元(約450円)ぐらいが、私の見つけた何とかお土産になりそうなものでした。日本人観光客も絶対に多いのですから、この点は改善してほしいなあと思います。
 たいていのお店は日本と同様に「レジで商品金額を支払う」なのですが、ほんの一部、伝票方式(中国式清算方式)のお店があります。販売員もこの方式が外国人になじみがないのを分かっているようで、中国語が通じない段階で丁寧に連れて行ってくれますが、これも空いているから出来ることで、さて混んできた場合にどうなるのか、多少不安ではあります。
 中国なので、包装して渡してくれるわけではありません。商品がそのまま来ます。万博の手提げ袋が必要な場合は、別途購入する必要があります。ただ、一部のお店はペラペラの袋に入れてくれるところもあったりで、共通の袋を作った愛知万博と比べて全く統一がとれていないところも、また中国らしいといえます。これもまた旅の一つの体験と思って楽しみましょう。




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