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上海世博会へ行こう!

2010年 上海万博への道(個人的旅行記録)

その2・前半戦 5月2日〜5月4日

その1(前史)  その3(後半戦)

Step5 2010/5/2 上海万博1日目(Aゾーン、Bゾーン)
 いよいよ万博1日目。一番便利そうな耀華路駅から直結するゲートは混むだろうと判断し、あえて雲台路駅から高科西路ゲートを目指しました。ところが、誘導された高科西路ゲート(西側)は意外と小さく、入場に1時間近くかかってしまいました。(このときはこんなもんかと思っていたのですが、後から考えるとまずいチョイスだったんですねぇー。)
 とりあえず入場しては見たものの、想像以上に広すぎる。そして人が多すぎる。とりあえずどうしようかと考えて…何時間待ちという表示はなかったものの、まず間違いないだろうということで「日本館」に並んでしまいました(笑)。初の海外万博で初めてのパビリオンが日本館というのもなんなんですが、まあ、基本なのかもしれません。結局午前中に見れたのはこれだけ(約2時間待ち)でしたが、かなり良い展示内容だったのでテンションも上がってきました。
 その後、モリコロTシャツを着ていたため中京テレビの取材を受けたり、ちょっと不思議な中華料理を食べたり、インド館に並んでいた日本語を学んでいる方と仲良くなったり、あまりに日差しが強いので帽子を買ったり、サウジアラビア館に並びつつ不思議な中華風バーガーを買ったり、帰りの地下鉄に間に合わなかったらどうしようとか不安になったりしながら、結局ホテルに帰り着いた時には日が変わっていたのでした。
高科西路ゲート(西側) 日本館待合スペース グローバルループ(笑)
高科西路ゲートは東側(正面側)と西側(側面側)に分かれており、概して正面側の方がスムーズに入場できる模様。 日本館の待合スペース。ここで流れている「日本の一日」の映像はすごく素敵だった。ゆっくり見たいんだけどなあ…。 愛知万博のグローバルループを思い出させる風景。しかし、会場があまりに広すぎて本当に人がまばら。
中華風ファーストフード インド館の行列 自分の写った唯一の写真(笑)
せっかくなので中華料理ということで飛び込みで食べたが微妙。もっと美味しい店はいくらでも万博会場内にありました。 他よりは空いているし、都市計画といえばインドということでインド館へ。この日は30度を超えたらしく、本当に暑かったです。 仲良くなった日本語を勉強している学生さんと。実は万博会場内で自分が写っている写真、これしかなかったんです(泣)。
ネパール館、工事中 お土産屋さんで帽子購入 海南省
ネパール館はいまだ工事中。でも入場自由。日本ではちょっと考えられない光景ですが、これもお国柄? 中国館を背に、絶好の写真撮影ポイントになっていました。手前に見えるお土産屋さんで帽子を購入しました。 中国省市館は待ち時間も少なく、それぞれに旅情が感じられてお薦めです。写真は兵庫県と友好提携している海南省。
重慶市 河南省 中国館夜景
重慶市は、中国「三大火炉」の一つに数えられる酷暑の街。ということで、火鍋をつくってしまいました。四川なので辛そう。 河南省は洛陽などを抱える歴史的地域だそうですが、展示があまりにもシュールすぎる…。いつか、行かなくては(笑)。 中国館の夜景。今日も多少の混乱があった模様。果たして、いつか見ることができるのであろうか。ちょっと不安。

Step6 2010/5/3 上海万博2日目(Dゾーン、Eゾーン)
 前日午前様、さらに久しぶりに動き回ったため、さすがに疲れてこの日はゆっくりスタート。馬当路ゲートからはいったところ、前日とは打って変わって、ほぼ待ち時間なし。かなり拍子抜けでした。
 浦西側を全く見れていないため、この日は浦西側を中心に。ところが、浦東側とは全く違って、こっちには全然人がいません。日本産業館だけは1時間程度並びましたが、他はほとんど並ぶことなく入れ食い状態。ショー開始までの時間が長いか短いかで選ぶほどで、次々に企業パビリオンを制覇。あるパビリオンなど、映像を見たのがたったの3人ということも…。中国は格差社会とは聞いていましたが、万博会場内においてもここまで格差があったかと。おそらく、万博で浦西側だけを見た人は、浦東側だけを見た人と全く違う感想を抱いてしまうでしょう。
 あまりに次々とパビリオンを見れてしまうため、逆に写真がほとんど取れていません。撮っている暇がありませんでした。毎日入場者が40万人を超える昨今、さすがにここまでのことはないと思うのですが…。ある意味、すごく貴重な万博体験でした。
馬当路駅からゲートへ 上海万博 上海万博
地下鉄馬当路駅から馬当路ゲートまではぐるっと歩かされます。古い家を新しい壁で囲ってしまったらしき場所も散見。 馬当路ゲートはあきらかに来場者数に比べて過剰な広さ。まあ、この日の入場者数が少なかったのもありますが…。 日本産業館にいた「くくる」の大タコ看板。日本産業館の日本製品はまともすぎて、奇妙な面白みはありません(笑)。
少林寺の実演 浦西の景色 上海万博
少林寺拳法の実演はさすが本場。非常に迫力がありました。お客さんがとっても少なかったのが申し訳ないほど。 この写真、決して誇張ではなく本当に人がいませんでした。昼間はともかく、夜は男性でも怖いほどに人がいなかった…。 日本産業館の「巨大光絵」。ここから盧浦大橋駅までの間も、歩いているのは私だけ…。本当に万博???

Step7 2010/5/4 上海トランスピッド(リニア)/上海環球金融中心/上海万博3日目(Eゾーン)
 5月4日からは「指定日券」ではなく、「普通日券」で入場できるようになります。私は普通日券を1枚しか持っていないので、これは(一番入場者が少なくなると予測した)5月5日にとっておいて、今日はのんびりと窓口で1日券を買って、入場しようと考えていました。ところが、ホテルでテレビを見ていると、今日は万博入口での1日券の販売はないとのこと。あわててホテルにあったネットで調べてみると、確かに販売はないと中国語版のホームページには書いてあります。こんな重要なこともっと早く発表しろよ!と思っても、それもまたお国柄。どうしようかしばらく迷った挙句、前日が入れ食い状態で多少万博に食傷気味だったのもあり、昼間はのんびり上海観光をし、夜間券で入ることとしました。これもまあ、一つの体験と考えましょう。
 まずは、ゆっくり乗ってみたかったリニアモーターカーへ。(空港とホテルの往復は明らかにリムジンバスの方が便利なので、今回、使うあてがありませんでした。)ここは大奮発して、貴賓席往復150元を購入。431キロを体感。6年前に乗った時も思いましたが、なんとなく、飛行機の離陸時の感覚と似ている気がします。と、空港に降り立って、ふと「もしかしたらここで万博チケットが買えないか」と気が付いたのです。インフォメーションに聞くと、「中国郵政で売っているよ」とのこと。ところが、第1ターミナル・第2ターミナルの中国郵政とも「メイヨ―(ないよ)」。この言葉久しぶりに聞きました(笑)。やはり品薄なようです。
 龍陽路駅に戻り、リニア博物館を見て、中華ファーストフードで食事して、今度は「上海ヒルズ」上海環球金融中心へ。ここにも中国郵政がありました。ダメもとで聞いてみたところ、非常に流暢かつ丁寧な英語で「3日券ならありますよ」とのこと。普通券を余らせてしまいますが、ヤフオクででも売ればいいしということで、購入。これで滞在中の万博チケットは手に入れました。(あえてここで書きますが、こういう経緯でJTB経由で購入した上海万博普通日券が1枚手元にあります。どなたか欲しい方おられますか?直接の知り合いならば差し上げますし、そうでなければ適当な値段でお譲りします。)
 ということで、万博に入るあてもできたので、のんびりと展望台へ。この展望台、値段も高いのですが(150元)、入り口からして幻想的・未来的でとっても綺麗。そして、上からの眺めはまさに異次元の体験。これぐらい高いと、逆に地図のようで怖さを感じません。あまり天気が良くはなかったのですが、遠くには万博会場も望めました。かなりテンションが上がってきたのも事実です。
 テンションあがりついでに、何の事前知識も無く「船で会場入りしたい」と近くの水上入口へ行ってみたものの、まだ使用前。さっさと引き返し、ガラガラの西蔵南路ゲートからベストシティ実践区をさくっと見学。大阪館もみて、これで日本出展3館は制覇。明日は中国館入場券入手のために朝から並ぶため、世博1路バスにて、ホテルへ早めに帰ったのでした。
上海リニア 貴賓席 普通席
6年前は、日本帰国時、それも職場旅行の幹事だったのでリニアを楽しめなかった気が…。今回は乗車体験に専念! 貴賓席。往復券が150元。一番先頭車両の一番前のスペース(半分)のため、実は不便な場所にあります。 一般席。往復券が80元。びっしり座ったら多少狭い気もしますが、7分程度の話ですし、これで十二分かと。
431キロ 志願者集団 上海ヒルズ
龍陽路→浦東国際空港では431キロが出ていましたが、逆区間は最高速度300キロちょい。どうも時間によるらしいです。 浦東国際空港内にもボランティアの服を着た人がたくさん。任務についているようには見えないのですが…。 森ビルが作ったので、人呼んで上海ヒルズ。確かにビルの内装や雰囲気(とトイレ)は一般中国とは雰囲気が異なります。
浦東新区+バンド 地面観景 愛知万博を代表する景色
6年前は東方明珠塔の一番上の珠の部分が上海一の高さで登りました。ほんと、この街どこまで行くのでしょうか…。 これぐらい高いと、もはや地図のごとし。車がやっとゴミぐらいの大きさで、人は粒にしか見えません。 過去の万博のパネル展示がありました。が、愛知万博を代表する光景がこれ?オークション騒動とかありましたね…。
上海万博会場 イザ水上ゲートへ 上海万博
上海環球金融中心から、かろうじて上海万博会場が望めます。あんまり皆さん、興味がないようでしたが…。 せっかくなので船で会場入りしようかと思い、何の下調べも無く、なんとなく行けそうだった「其昌桟水門」へ。 ところが、ここは団体専門。まだ使われていませんでした。引き返します。(個人客は東昌路水門とのこと。残念。)
西蔵南路ゲート 上海共同企業館吉祥物 上海万博夜景
午後3時ぐらいに入ったため、当然ゲートはガラガラ。まあ、5日も通うのであればこういう日があってもいいですよねー。 上海共同企業館のマスコット(吉祥物)。なんとなく、どこかでみたような気がしなくもないのですが気のせいですよねー。 ホテル前からのバス「世博1路」は高科西路前に発着のため、越河線で浦東側へ。世博バスは慣れるととっても便利でした。

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