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世界一周プロジェクト2011-12 フライトスケジュール

その2前半 ITM-NRT-AKL-CHC-ZQN-SYD

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※飛行機及びラウンジの感想メインのページです。観光については、旅行記をご覧ください。

1レグ目 NH2176
ITM7:59-NRT9:06 Boeing 777-300

ラウンジ:日本・大阪国際空港 ANAラウンジ(南ターミナル2階、3階)
  • 年末年始の連休スタートと言うことで、伊丹空港はそこそこな混み具合。せっかくなので、国際線乗り継ぎカウンターへ。エコノミークラスには長い列ができているものの、今回はビジネスクラスなので待ち時間なしで対応していただけることに。ところが、ニュージーランド航空へはなぜか乗り継ぎ手続きができず。別切りだったからダメだったのでしょうか?同じスターアライアンスなんですが、一般的にそんなもんなんでしょうか。まあ、預け入れ荷物もないので、ここでチェックインできなくても特段の問題もないのですが。
  • セキュリティチェック自体も、プレミアムクラスは別。ただ、そもそも伊丹空港はそれほど混む空港ではないので、あまりありがたみは感じなかったかも…。特別扱いされてる感はありましたが。
  • 伊丹のANAラウンジは2階と3階にまたがってはいるものの、コンセプトの違いなどはなく、単に場所を拡げているだけのような気も。かなりの収容人数らしく、国内線ということもあってか、人がどんどん出入りする活気あるラウンジでした。プレミアムクラスでは飲み物が出るので、オレンジジュースだけを頂いて、早めに搭乗口に向かいました。

プレミアムクラス(国際線仕様)の感想:pitch:77.0" width:33.0" seating details:8 Flat bed seats
  • 実はこのNH2176、マニアには有名な便でして。大阪−成田という国内線区間でありながら、国際線仕様の機材を使っているため、プレミアムクラスを利用するとなんと国際線ファーストクラスの座席に指定されてしまうのです。ということで、普通席との差額がちょっともったいないかなと思いつつも、体験してしまいました。
  • やはり座席の大きさと、一人あたりの専有面積の広さ、そしてどことなくある余裕はこれまでのビジネスとはひと味もふた味も違います。そして、(当然ですが)日系のANA。アテンダントさんのサービスもさすがです。ただ、あまりに良すぎて現実感がないというか。どこまで言っても飛行機の機内であることには変わりなく、ラグジュアリーさを出すにも限界があります。これだったら、現実的な楽さという点では、ヘリボーン式ビジネスクラスでも充分かなと思ったり。
  • プレミアムクラス朝の便ということで、サンドイッチとスープの簡単な朝食が。飲み物も選べるので、某2chスレでもよく話題に出てくるシャンパンを。いずれも、なかなかにおいしかったです。やっぱり日本人の口には日系航空会社の味が合うのかもしれません。
  • この後、コーヒーなども頂いていると、あっという間に成田空港に到着。もうちょっと乗っていたかったです。体験としてはなかなか面白かったかな。次回はぜひ、国際線でファーストクラスに乗ってみたいものです(ファーストクラス世界一周航空券かマイレージ特典でもない限り、難しい気もしますが)。

2レグ目 NZ90
NRT18:27-AKL9:01+1 Boeing 777-200

ラウンジ:成田国際空港 カンタス・ビジネスラウンジ(Airside, Level 2 Satellite Terminal)
  • ニュージーランド航空、スターアライアンス加盟であるにも関わらずターミナル2からの出発になります。ということで、今回利用したのはANAのラウンジではなく、カンタス航空のビジネスラウンジでした。せっかく日本の空港にいながら日本の航空会社のラウンジを使えないのはちょっと残念な気もしましたが、逆に言えばカンタスのラウンジを利用する機会なんて滅多にないわけで、非常に貴重な経験かも。
  • かなり分かりづらい場所にあるものの(案内自体もあまりなく、誰も使っていないエスカレーターで下りた場所にあり、下りてもカンタスラウンジ以外に何もない場所にあります)、それゆえにか人も少なく、すごく静かで落ち着くラウンジでした。食事も種類こそ少ないものの、かなりおいしいものもあって、充実していたように思えます。全体的に丁寧で細やかな印象を受けました。日本だからかもしれませんが。
  • ところで、このラウンジで私が専らしていたのは、この日(12/23)に発生したクライストチャーチ余震(M5.8)の状況確認。本当にクライストチャーチに行けるのか、行ってしまって大丈夫なのか、しかしボーディングパスはもう発券されてしまっているし…。かなり不安な状況でしたので、逆に静かで落ち着いた環境はとてもありがたかったです。
  • とまあ、いろいろ考えていても仕方ないので、とにかく飛行機で行ける所まで行くことにしました。

ビジネスクラスの感想:pitch:79.5" width:22.0" seating details:26 Flat bed seats
  • さてニュージーランド航空ですが、今回の座席はAC(エアカナダ)以来のヘリボーン式の独立フルフラットシート。やはり乗り心地は格別です。この日はなぜかビジネスにお子様が多かったのですが、皆さんお育ちがよいのか、暴れることもなく静かでした。
  • 各席に事前に配布されたメニューとアメニティ。箱入りアメニティというのは今回の世界一周ビジネスクラスの旅で初めてでした。そして、箱も中身もなかなかにおしゃれです。アイマスクも靴下もおしゃれな色遣い。うれしいというか、よく考えられているのがボールペン。入国書類を書くときの必需品ですよね。ニュージーランドらしいセンスと細やかさが光ります。
  • 料理もどれも繊細だったり、食べ応えがあったりと、なかなかのもの。特にニュージーランドのシンボルでもあるシルバーファーンを象ったレモンマヨネーズは、お皿が出て来た時「今からニュージーランドに行くんだ」と非常に感動的でした。メインの「ハーブとマスタードで風味を付けた鶏胸肉のロースト ベビーポテト、ガーデンサラダ添え(ピーター ゴードン監修)」も食べごたえがあり、当然美味しく、否応なくニュージーランドへの期待が高まります。
  • もう一つ特筆すべきなのは、ニュージーランド航空の安全ビデオの面白さ。乗るまで知らなかったんですが、後で調べてみたところ、結構有名なんですね。私自身、安全ビデオの作り方や内容にはお国柄が出ていて面白いと思っており、少なくとも初めての航空会社に乗るときは割と注意深く見ているんですが、ここまで面白いのは初めてでした。オールブラックスの選手や水泳の選手(有名なのかな)が出ていて、物語チックになっていました。これは見ざるを得ません。ちなみに、自分が見たのがyoutubeにあがっていました。楽しいでしょ。
  • いろんな意味で日系と匹敵・あるいは日系以上に高品質なのは間違いなく、さすがに「航空券が高い国・路線」だけはあるなと思わざるを得ませんでした。そして、これが追加料金なしで乗れてしまうのが、世界一周ビジネスクラス航空券の良さだなあとも改めて感じたのです。

3レグ目 NZ525
AKL11:10-CHC12:30 Boeing 737-300

ラウンジ:使ってません
  • オークランド空港は国際線ターミナルと国内線ターミナルが別。ということで、バスで移動しました。預け入れ荷物がある人は国際線ターミナル内に荷物のチェックインカウンターがあるなのようですが、私はそれもないので、身一つで移動。連絡シャトルバスの案内は若干不親切で、「本当にこれでいいの」という感じでした。
  • 勝手が分からないので早めにセキュリティエリア内に入ったのですが、セキュリティチェックはあっけないほど簡単なもの。さて何か飲みますかねと売店を探したところ、セキュリティエリア内にはまともな売店がない…。今回はこの区間にはそもそもビジネスの設定なく、エコノミー扱いなのでラウンジは使えません。スタアラゴールドだったら入れたみたいなのですが、まだこの段階ではスタアラゴールドのインビテーションを受けていません。ということで、(小銭も持っていなかったので)クレジットカードの使える自動販売機でアップルジュースだけを買い、待合室で待っていました。

エコノミークラスの感想:pitch:30.0" width:17.0" seating details:72 seats
  • 地震の翌日、さらにクリスマスイブ…ということで乗客が少ないかと思いきや、ほぼ満席でした。そして、ある程度想像はしていたのですが、日本人比率が高い便の様子。私の隣は、阪急トラピックス「ニュージーランドモニターツアー」のおばさま2人でした。
  • 座席自体は狭くもなく広くもない、ごく普通のエコノミークラス。機内食はないものの、途中でお菓子や飴、そして飲み物が配られました。それだけでも、日本国内線より立派な気も。お菓子もラグビー・ニュージーランドナショナルチーム「オールブラックス」にちなんで「ALL BLACK PLANES」と言う名前で飛行機の形をしていたり、紙コップにも路線図が入っていたり。ちなみに、機内誌は全て白の背景にニュージーランドにちなんだ様々なものでクリスマスツリーが作られていたりと、ニュージーランド、何をさせてもなんだかとってもおしゃれです。
  • 座席ごとの個別モニターは付いていないものの、荷物棚下のモニターでは「ニュージーランドトリビアクイズ」が流されていました。私にはよく分からない質問が大半でしたが、ぱらぱらとネタがちりばめられているらしく、周囲のニュージーランド人(Kiwiといいます)の中には結構喜んでいる人もいました。

4レグ目 NZ5387
CHC18:58-ZQN19:53 ATR72

ラウンジ:使ってません
  • ニュージーランド航空のチェックインはほぼ自動化されています。機械にパスポートを読み込ませると、チェックインから荷物の受け付けまで、全て機械との対話で出来てしまうのです。荷物も自分でシールを貼って、自分で動いているベルトコンベアーに置きます。ある程度飛行機になれている人にとっては待ち時間も少なくストレスのない方法ですが、飛行機や機械操作に慣れていない人は、ここまで自動化してしまうと間違いそうだなぁという不安も。
  • 乗るまで知らなかったのですが、この空港の近距離路線(?)はセキュリティチェックが一切なく、何の検査も受けずに飛行機に乗れてしまいます。水ものもOKだそうです。ここまで何のチェックもなく飛行機の乗るのは初めてでした。(ナスカの地上絵遊覧飛行ですら金属探知機はあったのですが。)ほとんどバスに乗るのと同じ感覚なのかもしれません。それだけ安全な国とも言えますし、ハイジャックなんて絶対に起こらないだろうと思っているのでしょうね。
  • 当然、ラウンジらしきものも見あたりませんでした。ただ、カフェの裏側に怪しい区画があったので、そこが上級会員用のラウンジの代わりなのかもしれません。

エコノミークラスの感想:pitch:31.0" width:17.0" seating details:68 seats
  • クラクフ・ウィーン間のLOTポーランド航空以来のATRでした。日本では飛んでいない飛行機です。ちなみに前回はATR42(約50人乗り)だったので、今回のATR72(約70人乗り)の方がちょっと大きめの機体です。
  • 小さな飛行機なので何も出ないのかなと思っていたのですが、ちゃんと小さなカップミネラルウォーターとコーヒー、そしてチョコレートに飴が配られました。ニュージーランドは比較的航空運賃の高止まりしている国なのですが、スカイマーク登場以前の日本の航空会社の状況に似ているのかもしれません。
  • ちなみに、機内はかなりがらがらだったものの、私の隣(通路側)には大柄な女性が…。空いているから別の席に移ればよいのに、面倒なのか一切動こうとしません。更に、操縦席から、進行方向右側にはマウントクックや氷河湖が見えているという放送が入ったにもかかわらず、一切無視。だんだんいらいらしてきたので、窓側に座っていた自分が移動しました。席を立つとき相当嫌そうでしたけどねぇ。…ということで、この区間に乗るときには進行方向右側(K席かな)の窓側を取りましょう!サザンアルプスと氷河湖が実にきれいです。

5レグ目 NZ831
ZQN16:02-SYD16:51 Airbus A320

ラウンジ:使ってません
  • 国際線もあいかわらず自動チェックインですいすい。多少、質問項目が多かった気もしますが、英語を読むのは、ヒアリングよりも格段に楽なのでありがたいです。荷物もあっさりと預けて、あっという間に終了でした。2時間前までに空港へ行っている必要なかったかも。
  • 国際線自体がほとんど飛んでいない飛行場なのでラウンジは見あたらず。まあ、この飛行機自体が、国際線であるにもかかわらずオールエコノミーなので、ラウンジがなくても当然といえます。
  • とはいえ、こんなに小さな空港でも割とちゃんと免税品店があったのにはびっくり。それと、たいした施設でないのに、25ニュージーランドドル(約1,500円)も国際線施設利用料を取られたのにもびっくりでした。まあ、きれいな空港だし、小さくコンパクトなのでいろいろと便利なのは間違いないんですけどね。

エコノミークラスの感想:pitch:30-35.0" width:17.0" seating details:171 seats
  • もともと4K(右窓側)を指定していたのですが、機内に乗り込んだところアテンダントさんに呼び止められて、なぜか2Kに。横2席は空席だったので3席を一人で使えることになってしまいました。スタアラゴールドになったから?あるいはアジア系とは分けたかったから?理由はよく分かりませんが、非常にラッキーでした。
  • ニュージーランド−オーストラリア間は近そうに見えて、約3時間。意外と遠いものです。で、すっかり忘れていたのですが、この飛行機は国際線なので、個人モニターも付いており、さらにアルコールも機内食も提供されるのです。実は、エコノミーの機内食、久しぶりだったんですよね…。白ワイン、ボトルこそプラスチックでしたが、さすがニュージーランドはワインの名産地だけあってエコノミーでも充分おいしかったです。そして、機内食の鳥肉の照り焼きとご飯とにんじんといんげん。これもなかなかに美味(特ににんじんがおいしかった)。ニュージーランド航空の機内食、エコノミーでもなかなかレベル高いです。
  • 機内食食べて、ワイン飲んで、個人モニターをいじって音楽を聴いたりしていたら、あっという間に陸地が見えて、シドニー到着。ともあれ、3時間ぐらいの飛行時間だったらエコノミーで十分。それが分かってよかったというのもありました。

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