いそべさとしのホームページ

世界一周プロジェクト2011-12 フライトスケジュール

その2後半 SYD-SIN-KIX

その2前半へ        タイトルページへ→

※飛行機及びラウンジの感想メインのページです。観光については、旅行記をご覧ください。

6レグ目 SQ222
SYD16:13-SIN21:03 Airbus A380-800

ラウンジ:シドニー国際空港 シルバークリスラウンジ(ターミナルC3階)
  • シドニー空港は結構新しいし、国際線ターミナルも一つにまとまっていて悪くはないのですが、シャトルタクシーをおろされた場所がAカウンターの更に北側。シンガポール航空のチェックインは南一番奥のKカウンター。そしてDカウンターのところまで北側に戻ってセキュリティチェックを受けた後、また南端のラウンジまで移動しました。ほんと、中での移動距離が長かったです。
  • ただ、カウンター業務は非常にフレンドリー。セキュリティチェックもビジネスクラス旅客はExpress Pathという特別ゲートを通れるのであっという間。
  • さて、良いという評判のあるシルバークリスラウンジ。シドニーは本拠地ではないため決して広くはないものの、点心やサンドイッチなどフードも充実しています。椅子もふかふかだし、ちゃんとシャンパンがあるのもうれしいです。ただ、A380のキャパに対してはやはり若干狭いのか、出発前はどんどん混み合ってきました。結局、パソコン前に移動し、ツイッターなどをやっていました。

ビジネスクラスの感想:ビジネスクラスの感想:pitch:55.0" width:34.0" 60 Flat Bed seats
  • いよいよA380初搭乗です。他の飛行機と並んでいると、いかにこの機体が巨大なのかよく分かります。巨大すぎて写真もなかなかうまく撮れませんでした…。ちなみにこれは欠点だと思うのですけど、あまりにも巨大で沢山の人が乗り込むので、結構乗り込むのに時間がかかってしまっているようでした。特にローワーデッキのエコノミーは長蛇の列…。昔の747モノクラス東阪線を思い出しました。そして、A380アッパーデッキならではなのが、乗り込む際のボーディングブリッジが上り坂!やはり、いろいろと違いますね。
  • A380のビジネスクラスはファーストクラス並みの1−2−1配列。この区間もビジネスクラスサーチャージ400USDかかっているのですが、十分納得です。なんといっても特筆すべきがその横幅の広さ。あまりに広すぎるので、幅を埋めるような細長いクッションが置かれています(笑)。個人モニターもかなりの大きさですし、ものを置くスペースも至る所にあります。
  • 実は今回、初SQ(シンガポール航空)。サービスには定評があると言うことで期待しており…正直、期待以上でした。日本語こそあまり通じないものの、分かりやすい英語でしっかりと語りかけてきてくれるし、乏しい英語力では理解に苦しむような余計なことは言わないし(笑)、適度にほほえみを返してくれるし、仕事はテキパキと早いし。そして、純白の食器に美しく盛りつけられた、繊細かつおいしい食事の数々。間違いなく、今回のビジネスクラスの中でベストでした。ある意味、最後にしておいて良かったなあと。
  • 機内エンターテイメントの映画のチョイスも日本人の琴線に触れるもので、「ツレがうつになりまして」「ALWAYS 三丁目の夕日」と鑑賞。あやうく寝る時間が無くなりそうだったものの、さすがにこれは体験しておきたかったのでキャビンアテンダントさんにお願いしてベットを作って頂き、1時間ちょい横になりました。足先の部分が左よりの一部分のため、多少体勢に制約はあるものの、やはり寝心地は最高です。
  • 到着前の海鮮ビーフン(?)もとってもおいしく、さすが食の都シンガポールのフラッグキャリアとの感を強くしたのでした。

7レグ目 SQ618
SIN1:37-KIX8:59 Airbus A330-300

ラウンジ:シンガポール・チャンギ国際空港 シルバークリスラウンジ(第3ターミナル)
  • 様々なブログやら掲示板やらでやたら評価の高いシルバークリス。その本拠地に突入です。入口には係員が5〜6名いてチケットをチェックしています。入口で断られている人もいて一瞬不安だったのですが、シンガポール航空のビジネスですので当然何の問題もなく入れて頂きました。
  • 入ると、まるで高級ホテルのロビー。相当広々としており、ラウンジ内にいる人数は決して少なくないのに落ち着いた雰囲気です。そして、まるでバイキングのように充実したフード。これだけで充分1食まかなえてしまいそうです。飲み物もアルコールを含めいろいろあるのですが、つぶつぶの残ったフレッシュオレンジジュースが非常に美味。デザートも各種用意。さらに、食べ終わると係の人がさっと下げてくれるのですが、それも急かすでもなく、遅過ぎもせず、実に絶妙なタイミング。やはりこれまでのラウンジ経験の中で最高のラウンジでした。
  • アメニティも充実のシャワーをあびて、さっぱりして、いよいよ最後の飛行機に乗り込みます。

ビジネスクラスの感想:pitch:60.0" width:24.5" seating details:30 angled lie-flat seats
  • 乗り込むなり、やってしまいました。つい、ウェルカムドリンクのシャンパンをひっくり返してしまったのです。飛行機内でこんなことをしたのは初めて。しかし、あっという間にキャビンアテンダントさんが飛んできて、親切に声かけしていただいたうえで、丁寧に処理してくれました。一つ一つが丁寧で親切で迅速で、やっぱりシンガポール航空良いなと。
  • シルバークリスラウンジでかなり食べてしまっていたので、食事は「到着1時間半前」にしてもらいました。座席自体はごく普通のライフラットなんですが、隣が空席だったのもあって、食事が配られるまではぐっすり就寝。起きてからは、フライトマップを見たり、多少音楽を聴いたり。
  • 朝食から重かったのですが、機内食はシンガポール航空のブック・ザ・クックを利用して「ローストラムのミントソースがけ、メスクランサラダ、ポテトグラタン」を。写真での見た目は悪いのですが、ラムの味がしっかりとして食べ応えもあり、おいしかったです。最後の機内食にふさわしい一品ではありました。
  • そしてホームグラウンドの関空到着。とうとう戻ってきたなあと。空港内に流れる琴の音に若干の違和感を感じつつ、入管へと向かいました。

全体の感想

  • 今回使ったチケットは、スターアライアンス世界一周航空券、ビジネスのSTAR3。これをBook and Flyで予約し、クレジットカードにより、ウォン建てで買いました。料金は11,959,900ウォン(約92万円)、これに税・サーチャージやら発券手数料やらがかかって、結局合計は13,175,100ウォン(約101万円)でした。ちなみに、予約や発券、変更のやり取りは全て日本語(基本はメール、ときどき電話)で行えます。かなり大きな買い物でしたが、存分に世界各国の飛行機会社とビジネスクラスを楽しめたという点では、決して悪くはない買い物だったなと思っています。(むしろ、社会人にとってはこれに行けるだけの休みを取る方が大変だと思います。でも、休んでしまえば何とかなるもんですよ。)
  • エコノミークラスというのは各社で大差ないのですが、ビジネスクラスというのは本当に大きな差があるのだなあと。ファースト並みのA380は別にしても、TAMのサンパウローリマ間と、エアカナダのトロント−成田間では雲泥の差です。観光旅行で使う際や、あるいはビジネスに乗ること自体を楽しむ旅の際は、エコノミー以上に十分な事前調査が必要だなと感じました。(その一助になればという思いもあって、今回、飛行機のみでまとめたというのもあります。)
  • さらにいうと、やっぱりビジネスが本領を発揮するのは長距離路線、さらにディナーの出てくる時間だなと。朝食の場合、ディナーに比べるとどうしても簡素なものになってしまいますし、チーズやらデザートやらは省略されます。短距離の場合はベットを作って横になって寝る必要もないですしね。当然、航空会社も客単価の高い長距離路線にいい機材を投入してきますし。概ね8〜10時間以上というのが一つの基準かなと思いました。
  • ラウンジに関していうと、過剰な期待はしない方がいいかなと。食事も、シルバークリスは別にして、空港内のレストランで頂いた方が明らかにおいしいし様々なものが楽しめると思います。また、出発時間というのはどうしても重なる(&上級会員がどんどん増えている)ので、席が足らないラウンジも結構ありました。席の足りないときはパソコンルームに逃げ込むと割と空いていたりしました。場合によってはパソコンを撤去した後の場所なども空いており、照明も明るいし、机も高いままなので、書き物などの作業には割と便利でした。
  • ラウンジで最もありがたいのはシャワーでしょう。トイレを使うのと同じ感覚で空いていたら自由に使えるもの、カウンターで(ボーディングパスと引き替えで)鍵をもらわないとダメなもの、直接係員が連れて行ってくれるもの、紙などに書いて予約するものと、ラウンジによってかなり手続きが違いますが、結局したいことは一緒なので身振り手振りで何とかなるもんです。当然、タオルなども付いています(どこまで付いているかは、これもラウンジによってかなり異なりますが、普通バスタオルはあります。)
  • 今日、今、この時間も、自分が乗ったのと同じ便のどれかは世界中のどこかで空を飛んでいるんだろうなと思うと、ちょっと嬉しくなってみたり。そして、十数年後か数十年後か、またこの世界一周航空券を使って、明らかに進歩したであろう都市と飛行機とビジネスクラスとを体験したいなあと思っています。


その2前半へ        タイトルページへ→



世界一周プロジェクトフライトスケジュール タイトルページへ
いそべさとし海外旅行タイトルページへ
いそべさとしのホームページへ


いそべさとしのホームページ Copyright with S.ISOBE(2012)(isobe@isobesatoshi.com)