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台北花博に行こう!

2010〜11年 台北花博への道(個人的旅行記録)

その3・後半戦(12/31-1/1)

その1(前史)  その2(前半戦)
台日観光交流年

  現地のテレビにおける台北花博のCMとしては、
  「その2」で紹介した「特色篇」に加え、この「入境篇」も良く流れていました。
  この鬱金香(チューリップ)バージョンも、お姉さんともどもかわいいのですが、
  仙人掌(ウチワサボテン)バージョンは、ちょっとだけニコッとできます。
  それにつけても、飛行機だなあ(笑)。

  「比賽開始」というのは翻訳ページによると「試合開始」という意味のようで、
  いよいよ花博が開幕しましたよ、世界中から花や人が集まりますよ、
  というCMなんでしょうね。期間限定ものかもしれません。

(2010年11月掲載開始)

Step12 2010/6 ジェットスターアジア航空 新規就航 発売開始!
 話はちょっと前に戻ります。ギュルギュルギュルギュル…(テープを巻き戻す音)…。
 最近、海外の格安航空会社(LCC)の就航が相次ぐ関空。そこに、今年7月、新しい航空会社が就航しました。ジェットスター・アジア航空。先に関空に乗り入れたジェットスター航空と同じブランド名を使っているものの、設立に至った生い立ちの違いなどもあり、いろいろとシステムも違う別会社のようです。
 この乗り入れ先が台北経由シンガポール行き。今年はまだ年末年始の予定を立てていないし、格安航空会社を使って、台北で年越しなんて言うのもいいんじゃないかと。航空券を販売し始めた6月24日にさっそく購入。12/29in、1/2outという年末年始の最繁盛期にして、往復・税やサーチャージなど全て込みで33,993円というのは、やはり格安航空会社ならではでした。ということで、今年は初の海外年越しin台湾。もちろん、台北101の年越し花火を見に行く予定。そして、1月1日には台北花博を再訪します。新年初日から博覧会見学。2011年は素敵な1年間になってしまうかも!(笑)
 ところで、ジェットスターアジア航空の2レターコードは、なんと"3K"。格安航空会社なので「きつい(スペース的な意味で)」のは納得済みなのですが、「きたない」「くさい」のはちょっと嫌だなあ。でも、何よりも「きけん」だったら、一番困りますなあ…。まあ、搭乗記などを読んでも(延着でもしない限りは)それほどひどくもないようなので、これも体験と思って乗ってきます。

Step13 2010/12 屏風表演班から小冊子が届く
 話は1回目訪台の後に戻ります。チュルルルル…(テープを早送りする音)…。
 実は2日目に、「百合の恋」のCDを買ったんですよね。で、その時に名前と住所の記入を求められたんです。お互い片言の英語だったのですが、おそらく「小冊子に間違えがあるので後から送る」ということだろうと。「海外だし、多少間違いがあっても中国語分からないし…」と思ったのですが、一応名前と住所を書いておきました。
 と忘れたころに、「屏風表演班」からの手紙が。新しい冊子をちゃんと日本まで送ってくれました。ほっていても抗議などのしようがないのに、やはり台湾の方は丁寧というか、誠実な対応だなあと。台湾の空気も届けてくれたようで嬉しかったです。

 帰国以来、台北花博のことをまとめてきましたが、同様のページが少ないようで台北花博関連だけで1日200人近い人が訪問してくれています。そして何よりもうれしかったのが、台湾好きの方や台湾在住の方、そして日本語の上手な台湾人の方からメールをいただいたり、いろいろとお誘いいただいたこと。こうやってHPに書いたことで交流が進むことが最近はなかったので、本当にありがたいです。
 いろんな意味で台湾とは切れない関係ができつつあるかな、と最近感じています。
台北からは62元(約180円)かかった模様。修正点は写真だと思っていたのですが、古いものと新しいものを見比べたところ、どうも違いがない…。中国語の文章がどこか違っているのでしょうか?

Step14 2010/12/29 ジェットスターでいざ2回目の台湾へ!
 今回も自宅から関空までMKスカイゲイトシャトルで。さすがに、12月29日出発なので同乗者を拾いつつ関空へ。いつもの関空とは違いさすがに人も多い…とはいえ、ジェットスターの搭乗手続きは意外とすんなりと終わり、若干混んでいた手荷物検査や出国審査も全ゲートが開いているため意外とスムーズに通過。年末年始の空港ってどんなに混んでるんだろうと、怖いもの見たさの気分も若干あっただけに、かなり拍子抜けではありました。
 ジェットスターアジア、格安航空会社ということでどんだけ席が狭いかとおもいきや、意外と快適。そこで調子に乗ってカップラーメン・トムヤンクン味を賞味。かなり本格的なトムヤンクンの味でしたが、それはそれで美味しく頂きました。カップラーメンとジュース(100plus)で8シンガポールドル、約520円。決して安くはありませんが、機内で好きなものを自分で自由に選んで食べられることを考えれば、高くもない気もします。そもそもの航空運賃を考えれば十分おつりがくるわけですし、なかなか国内では食べることのできない珍しいものに気軽にトライできるという意味では、ジェットスターの機内食販売、いいかもしれません。
 桃園空港は以前の第2ターミナルとは違い、第1ターミナルに到着。これまたいかにも古い施設ではあります。ただ、所々で工事中だったので、そのうち綺麗にリニューアルされるのでしょう。そして、今回はここから台北ではなく、まずは台湾新幹線(高鉄)で南下して「彰化」に行きます。花博訪問は31日の予定。ということで、「台北花博への道」はここにて暫時休憩です。
さすがにお正月休み初日。いつもは閑散とした関空でも、手荷物検査にも結構な人が並んでいます。とはいえ、中国人・韓国人観光客の割合が結構高い気も。 機内販売のカップヌードルと100plus。接客も丁寧です。おつりがシンガポールドルで返ってきますが、2ドル札は紋章部分が透明(ポリマー紙幣)でした。 今度は気をつけて見ていたところ、飛行機を降りてからしばらくのところにちゃんと花博の看板が。何枚も写真を取っているとなんとなく後ろから視線が…。

Step15 2010/12/31 年の終わりは台北花博
 さて、花博2回目のメインの目的は、前回行き残した流行館(遠東EcoARK)を見ること。ということで、花博のメインゲートともいうべき圓山ゲートから入ってまずは流行館へ。60分以上待ちという情報もあったのですが、この日は寒かったこともあってか、結局20分程度で入ることができました。アテンダントさんが(当然中国語で)解説しながら館内を巡るというシステムなので分からないことも多かったのですが、途中で突然ダンスが始まったりと、そこそこに楽しめました。
 その後、フードコートで水餃子を食べ、「もう一度見よう」と舞蝶館の「白百合の恋」へ。ところが、時間を間違っており、立ち席での鑑賞に。まあ、知らない話でもないし、音楽は毎日家で聞いていたので、あらすじをなぞるような感じで楽しめました。転換で歓声が上がらなかったのは、もうテレビや口コミでもうみんな仕掛けを知っているからかもしれませんね。そういう意味では1日目にがっちりと見ることができたのは良かった気もします。
 ここらへんで時間が無くなってきたのですが、ちょっと無理して競艶館の展示を見学。「農業科技大展」ということで、バイオテクノロジーの成果や新品種、あるいは植物工場などが展示されていました。開幕当初のフラワーショーのような華やかさはないものの、個人的には研究開発というものに多少仕事で関わっていることもあって、とても興味深く拝見。とはいえ、難しい研究を一般の人に分かりやすく、効果的に紹介していたと思います。
 この日はこれにて打ち止め。前回泊ったホテルの横を通り、これも前回知った黄記魯肉飯で今年最後の食事を取ってから、台北101花火へと向かったのです。
花博のメインゲートとも言える圓山ゲートから入るのは初めて。MRT圓山駅からもうすっかり花博仕様。5時過ぎだったので、むしろ帰る人の方が多かったです。 初圓山ゲートのため、この有名な光景を見るのも初めて。記念写真のメッカ。「紹介サイトを作る」意味では、前回訪問時もこっちから入っておくべきでしたねー。 前回は「正式開館は遅れます」ということで入れなかった流行館の内部。それなりには綺麗なんですが、やはり外観重視の建物というイメージは否めませんな…。
一通り見学を終えて出ようとしていると、突然館内の照明が暗くなり、スタッフがみんな踊りだしました。ホームページの音楽と全く同じだったので、多少感慨も。 小腹がすいたなあ…そういえば今回、餃子系は食べていないなあ…ということで水餃子のセット120元。想定の範囲外でかなりお腹いっぱいになってしまいました。 前回前から2列目でみた「百合の恋」を今回は立ち見で。立ち上がった人をボランティアさんが注意したりしてくれており、立ち見でも意外と全体が良く見えます。
国(行政院)の農業委員会が主催の「農業科技大展」。立派は立派ですが、どこか手作り感の漂う展示内容・展示方法がほほえましい感じでもありました。 一番人気は卵からヒヨコが孵化するコーナー。みんな真剣です。ただ、この展示ってポートピア81の神戸館でも行われていた気が…。関連はないのでしょうけど。 すべて野菜で作られています。いよいよ12月31日、大晦日も押し迫ってまいりました。ホテルに戻って、ちょっと紅白見てから、101花火に突撃しましょう!

Step16 2011/1/1 年の初めは台北花博
 台北101の花火とともに、2011年、民国100年が始まりました。
 前日に見残していた流行館を見てしまったことから、この日は花博ではなくまず総統府の一般公開を見学。その足で(予定にはなかった)故宮博物院にも行ってしまい、買い込んだお土産が結構あったためそれをホテルに置いてから、松山空港経由で花博へ…。結局、3時過ぎの入場となってしまいました。
 ということで、この日はパビリオンには入らずに、屋外庭園を見おさめることに。新生公園区から大佳河濱公園区、シャトルバスで美術公園区、そして圓山公園区。ここではこんな展示をしていたなあ、こんな場所があったのか、2カ月弱の間にこんなに改善されているんだなあなど、感慨を持ちつつ、写真に収めつつ、園内を巡りました。
 この日の夕方は、この「花博紹介ページ」がきっかけで知り合った人からお誘いのあった新年会へ行くことになっています。まさしく「花博」が結んでくれた縁です。このページの感想を送ってくれた台湾の方などもおり、つい数か月前までは全く知らない土地だった台湾との関係が、花博をきっかけに確実に生まれてきている。本当にすごいことだなあと思います。
 待ち合わせ時間から逆算すると、午後6時には会場を出る必要があります。多少の心残りも会場に残しつつ、圓山ゲートから退出しました。ありがとう台北花博!そして、残りの4カ月もより多くの人たちを引きつけ、結び付けて、すばらしい成果が花開くように、遠く日本から応援しています。
今回は松山空港(MRT木山線)から園外無料シャトルバスで新生ゲートまで。明らかに花博に行きそうにない地元の方の利用も結構多かったり(笑)。 新生ゲートの2階から撮った花博の代表的写真。ただ、柱やワイヤーが邪魔になり、綺麗に撮れるポイントというのは意外と少なかった気も。 圓山大飯店を入れたアングルの方が有名ですが、逆からだと台北101がシルエットで入ります。「民国100年」ということで、旗が全て青天白日満地紅旗です。
大佳河濱公園を半周回ってきて戻ってきた「幸福毛毛蟲大遊行」と遭遇。近くで見ても、どこか怪しい…。でも、地元の子供たちにはそこそこ受けていました。 1/1というのにクリスマスツリー…。どうも旧正月との関係で、台湾では日本よりも長くクリスマスを引きずるようです。町中でもクリスマス飾りを見かけました。 彰化県の展示はやはり大仏。その横にいる怪しい鳥は、彰化で開かれる2011国体(全運)のマスコット「福来鷹」。八卦山で鷹が鑑賞できる(賞鷹平台)ようです。
11月にはなかった「移動森林」。最先端の「根控え速育」技術を使って大型の樹木の植え替えを可能にする…のだそうですが、なんとなく冗談に見えなくもない…。 美術館の窓にも明かりが灯りはじめ、2011年、民国100年、初めての夜が台北花博にも降りてきました。そして私の花博見学可能時間も、残りあとわずか。 博覧会会場の夕方って、どこか祭りの後のような寂しさも。でも、台北花博の会期はまだ半分も終わっていません。さらなる発展を祈りつつ、会場を後にしました。

その2・前半戦

→→その1・前史



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