いそべさとしのホームページ

CACSIN修行

2日目:SINトランジット中
3日目:2011.9.19(Mon)
SIN-PEK-SHA/PVG-KIX
後日談

 シンガポールは何を食べてもおいしい!だけど、この国には見どころが少ない→どうしよう→見どころを残しておいて、食べられるだけ食べよう→今日はナイトサファリはやめて食べる方に重点を置こう→ということで、今回はクレイポットライス&マリーナベイサンズのレーザー光線ショーの方に向かいました。それと同時に、ほぼ2日間ちゃんと寝ていないのでさすがに疲れており、ナイトサファリまで行って帰ってくるのがしんどいというのもあったかもしれません。MRT内でもついうとうとしてしまったり…まあ、シンガポールは車内で寝ても全然大丈夫そうな治安の良さもあるのですが…。
 いつもぎりぎりの時間まで観光してから空港に向かうのですが、今回は早々と9時前(出発の3時間半前)にはチャンギ国際空港に到着していました。そしてビジネスクラスは別室で応接セットのようなところに座ってのチェックイン。初めての経験。まあ気分いいといえばいいのですが、どうせ短時間なので座ったり立ったりするのがめんどくさいという気も…庶民ですな。

3レグ目 CA970
SIN0:15-PEK6:10 Boeing 777-200
 777ということで若干新しめの機材。とはいえ、前夜の767とシートピッチ・幅ともほぼ変わらない感じ。ただ、のっている人が少なかった(全部で10人程度?後ろの区画は使わず)だったので、割とのんびりと過ごすことができました。というか、実はこの便、わたくし、ほとんど寝ていたんですよね。機内食が出てくるたびに起こされて、写真撮って、食べて、また寝てしまって、次のプレートが出てきて起こされて、写真撮って…の繰り返しを半自動的に行っていた記憶が…。そして、緑茶が出たまま、リクライニングもせずに熟睡…。しかしおかげさまでだいぶ回復しました。ビジネスの楽さを実感させていただいたのです。
インビテーションをもらったSTATSラウンジに移動。バスタオル借りてシャワー浴びて、アダプター借りて携帯充電しているうちに、うとうとと…。なので写真なし! いつも乗る前に撮っている飛行機の写真も忘れていたみたい。この日のビジネスも2席に1人ペースの入り。前菜に出汁のない「日本そば」が出てきました。 メイン、羊肉を頼んだつもりが鳥肉が出てきました。日本人なので中華でなく西洋料理と思ったのかな?今日は鳥肉ばかりだなあ…ただ、これがなかなかに美味。
チベットの水を配ってもらい、緑茶も頂き…といつのまにか熟睡していたみたい。アテンダントさんが毛布を掛けてくれたのはおぼろげに覚えていますが…。 ビジネスといえども2席を一人で使えると、いろいろと格段に楽ですな。ちなみに写真に映っているリュックサックが今回の全荷物。海外に行く量でないな…。 北京・シンガポール間で配ってくれたロクシタンのアメニティセット(なので2つ入手)。ローションやリップは自分では使わないので、知り合いにあげることに。

4レグ目 CA1501
PEK8:30-SHA10:40 Boeing 777-200
 今回唯一の中国国内線移動区間。普通に入国して国内線ターミナルに移動して、再度安全検査を受けなくてはいけません。実は行く数週間前から国内線安全検査が強化されており(新疆ウイグル自治区の独立運動の関係らしいです)、ここが一つの不安の種でした。確かに安全検査には人がいっぱい。と、よく見てみると上海虹橋行きだけの特別な安全検査窓口が。実にラッキー。ほとんど時間がかかることなく検査を抜けられたのです。
中国新幹線との競争もあり、このようになっているそう。確かに他の路線に比べると皆さんの荷物も少なく(段ボールなどはあまりなく)、旅慣れた人が多い印象。 国内線ビジネスクラスラウンジへ。椅子がやたら立派なのはお国柄かな。その一方で、コールドドリンクがあまり冷えていないのもお国柄。 一番奥に食事コーナーがあり、贅沢ではないけれど簡単な朝食が食べれます(時間制の模様)。機内食も出るらしいので、あくまで控えめに頂きました。
意外なことに、なんと沖止め。日本だと東阪路線は一番便利なボーディングゲートを優先的に使っているのですが、そのあたりの配慮はまだまだなのかな。 昨日と同じ12Aを指定。割と良い席です。ちなみのこの便はファーストもビジネスもほぼ満席。よく考えると月曜の朝便なので混んでしかるべしではあります。 機内食は「西洋風の朝食か中華風の朝食か」とのこと。せっかくなので中華風で。これもなかなかに美味。中国国際航空の機内食、そこそこにおいしいかも。

上海ちょびっと観光
中国国家館(上海万博跡地)・リニアモーターカー
 上海虹橋空港第2ターミナル−(地下鉄2号線・7号線)−耀華路−(地下鉄7号線)−龍陽路−(上海トランスラピッド)−上海浦東国際空港

 虹橋空港、上海の第2空港なので小規模かと思いきや、明らかに関空よりも大規模な空港。中国のでかさを改めて思い知らされました。そして、地下鉄で一気にもと万博会場まで。このあたりはさすがに慣れたものです。
 北京からくると、地下鉄代金4元〜が高い(北京は2元〜)とか、全体的に人々の服装やら地下鉄車内の雰囲気が垢ぬけているとか、いろいろと気が付くことも。政治首都・北京と経済首都・上海の関係は、いろいろと難しい問題を含みながらも、実はある意味健全なのではないか、そういう関係がなく全てが東京に集中している日本というのはちょっと困った状況なのかなとか、そんなことも感じながら移動しました。
万博期間中は人でいっぱいだった耀華路もすっかり落ち着きを取り戻していました。そのうち周辺が開発されればまた賑やかになるのでしょうけど。 ダフ屋がいっぱいいるものの、何の問題もなく正規の窓口でチケットを買えます。仕様は万博の入場チケットと同じ。なんだか懐かしいです。20元=約300円。 約1年半でこの場所に戻ってきてしまいました。「10数年後には戻ってきたい」と書いたはずだったのだけど(苦笑)。周囲の警備員は明らかに減りました。
最上階までのエレベーターは和諧号(中国高速鉄道)風にアレンジ。中国ご自慢の最新科学技術の成果だったのですけど…。1年半は短いようで長いです。 以前の陸川監督の映画から、割と普通のものに変わっていました。プロパガンダでも前の方が明らかにできが良かったのに、権利関係とかがあるんですかねえ。 やはり素晴らしい清明上河図。人も少ないので、心行くまでじっくりを見させていただきました。本当に様々なところで芸が細かいんですよね。
突然、男の子と女の子が出てきて、男の子は花に水やりをし、女子は笛を吹いて去っていくという謎の展示。前回は意味が分からなかったのですが。 みんな同じ屋根の下で生活していくんだから、(民族間の争いもなく)仲良くやっていきましょうねという「和諧社会」のプロパガンダだったようです。納得。 1年半たっている割に撤去されているパビリオンが少ない印象も。最人気だったサウジアラビア館は残って近日中に再公開とか。また行きたくなってしまう(苦笑)。
中国館から世博軸・テーマ館方面を望む。テーマ館は残る施設のため、見た目にはそれほど大きな違いはない気も。高架歩道が途中で切れています。 ちなみに、これが会期中。世博軸上のお店や、その奥のお土産屋さん・レストランのあった区画は完全に撤去されています。でも、まだ大差はない感じです。 子ども達の絵を見ながら、下の階へ。このあたりの展示は以前と全く変わりありません。地域バランスや民族バランスをとるのが大変だったろうなと深読みしたり。
正面というか、南側に来ました。上海万博当時と比べると明らかに人もバスも少ないですね。この後、再開発の予定ができるまではこのままなのでしょう。 こちらは万博開催時の様子。ウサギ型なのが「マカオ館」で、その奥が「香港館」でした。ここからの光景は、あと数年ですっかり変わってしまうのでしょうね。 ライドは相変わらず謎でした。基本的にはガラガラ。前のお客さん、しきりに手を出していろんなものに触れようとしていました、いけないのでは?
展示コーナー、万博開催時と飾っているものはほぼ同じなものの、人がいないのでとってもさびしい。やっぱりイベントパビリオンというのは別物なんですね。 最後はエスカレーターで降りるのも万博時と一緒。しかし、全然並んでいません。今となっては無駄な導線がかなりあり、逆にストレスフルな部分もあります。 ちなみに、こちらが万博開催中の状況。入場を待つ人でびっしりと詰まっていました。まあ、この展示も10月9日までで、その後はリニューアルされるとのこと。
館外へ。金茂大厦、都市の未来館、環球金融中心(上海ヒルズ)、南浦大橋、そしてサウジアラビア館と、なかなかのオールスター勢ぞろいでした。 上海万博の名残は結構いろんなところに残っています。確かにこんな案内看板だったなあと。再開発する時に一緒に一気に片付けてしまうのでしょう。 ちょっとさびしい世博軸の中。印象的だった天井部分の丸く切った装飾も所々はがれている(はがしている)感じ。ホテルとかができたら、また使われるのかな。
すでに「上海世博展覧館」として、展示場としての利用がされている、もとテーマ館。こうして万博の記憶が日常の中に溶け込んでいくんでしょうね。 お昼を食べそびれたものの時間もなかったため、龍陽路駅下の中華ファストフード「(竹かんむりに快)将軍」へ。2回目の来店。飲み物まで入れて20元ぐらい。 さすがに早いリニアモーターカー。しかし、この時間帯は最高速度300km(本来なら430km。時間帯によるらしい)。なんとなく損をした気分が否めない…。

 
5レグ目 CA163
PVG17:15-KIX20:15 Boeing 737-800
 いよいよ最後のレグ。多少さびしい気も。上海浦東国際空港は何やかんやで4回目、うち1回は空港内を歩き回ったため、かなり詳しい場所の一つです(少なくとも成田よりはずっと詳しいです。時代ですね…)。何の問題もなくチェックインをし、入管・セキュリティチェックを越え、特に買いたいものもないのでさくっとラウンジへと向かいました。
上海航空はスカイチームなものの、エアカナダ、中国国際航空以下スターアライアンスも多く、ワンワールドのブリティッシュ・エアウェイズも。上海で呉越同舟? いろんな会社の人が使うからか、時間帯か、かなり満席状態。たまたまみつけた一番隅の場所に陣取りました。あまり時間もなかったのですが…。 味見程度にお料理など。正直、それほど美味しくもなく。20元のファストフードの方が良かったかも。コップもグラスがなく、ワインも紙コップで飲みました。
エアカナダの2レターコードはACで、中国国際航空(エアチャイナ)はCA。そして、今から乗るのがCAで、約1ヶ月後、世界一周から帰ってくる時に使うのがAC。 ビジネス8席中、お客さんは何と私1人。マンツーマンのおもてなしがちょっと申し訳なかったり。でも、ビジネスクラスも5回も連続すると慣れてきますね。 鳥肉がおいしかったのでまたチキンをチョイス。これもなかなかに美味しかったです。そして、あっという間に関西国際空港へと到着してしまったのでした。

2日目:SINトランジット中
3日目:2011.9.19(Mon)
SIN-PEK-SHA/PVG-KIX
後日談



CAのCでSIN修行 タイトルページへ
いそべさとし海外旅行タイトルページへ
いそべさとしのホームページへ


いそべさとしのホームページ Copyright with S.ISOBE(2011)(isobe@isobesatoshi.com)