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世界一周プロジェクト2011-12 フライトスケジュール

その1前半 KIX-ICN-FRA-GRU-LIM

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※飛行機及びラウンジの感想メインのページです。観光については、旅行記をご覧ください。

1レグ目 OZ115
KIX9:30-ICN11:12 Boeing 767-300

ラウンジ:日本・関西国際空港 CLUB ANA ラウンジ(15番ゲート前)
  • ラウンジは同じスタアラということで、ANAラウンジ。まあ、前回の中国国際航空はスタアラにもかかわらず、JALサクララウンジでしたけど…。北出発に行ったところ、ANAラウンジは2つ。何の案内もなく、正直、どっちに行くか迷いました。とりあえず広そうな方に行ったものの、それが正解だったようです。もともと1つしかなかったのですが、あまりに混み合うので増設したとのこと。特に食べたいものもなかったのですが、なんと言っても空いていたのが良かったです。しばらくの間、あの空間を一人で独占しました。それはそれで、多少居心地が悪かったり。小市民ですな。

ビジネスクラスの感想:pitch:50.0" width:20.0" seating details:15 Lie-flat seats with 168 degrees of recline
  • サービスに定評のあるアシアナ航空。確かに、搭乗してからの扱いは実に丁寧。日本人CAが席まで来ての挨拶もあり。アジアならではですね。
  • 韓国人CAも皆さん綺麗で、かつてきぱき&親切。実は初アシアナだったのですが、個人的にはまた使ってみたいエアラインになりました。
  • 隣席は男性が座っていたものの、さほど気にもならず。座席幅やリクライニンも、近距離としてはもったいないほど。モニターもマップを見る程度なので、何の問題もなし。
  • ビジネスクラスで朝食だとちょっと損をした気分になってしまうのはやはり小市民でしょうか。でも、オムレツもおいしかったですよ。ちなみにこのメニューには必要でないと思われるにもかかわらず、コチュジャンのチューブが付いてきていました。せっかくなので持って帰りましたが、結局、一緒に世界一周を果たして日本の自宅まで持ってきてしまいました。(母親には歯磨きだと言って渡しておきました。)
  • 正直なところ、1時間50分だとビジネスはもったいなかったです。1万円ぐらいの差だったら、インチョン空港でおいしいもの(あるのかどうか知りませんが)を食べた方がよかったかも。でも、アシアナの良さはよく分かったので、次回以降、エコノミーでも使ってみたいです。

2レグ目 LH713
ICN13:56-FRA18:24 Airbus A340-600

ラウンジ:韓国・インチョン国際空港 ASIANA LOUNGE(搭乗棟4階 119番ゲート近く)
  • インチョンでの乗り継ぎには多少迷いました。というか、ルフトハンザの乗り継ぎチェックインカウンターがどこにあるのかなかなか分からなかった。実は、シャトルで搭乗棟(Concourse)まで渡った後にあります。多分そうだろうなと思って行ったのですが、ボーディングパスを持たずにシャトルに乗るのはちょっとだけ怖かったかも。アシアナ→アシアナであれば乗り継ぎカウンターが手前側のメインターミナルに山のようにあるのですけどね。
  • ラウンジは搭乗棟のアシアナラウンジ。メインターミナルのアシアナラウンジが使いたかったな…。フードはそこそこに充実しているものの、(仕方ないとはいえ)カップヌードルの安っぽいキムチの匂いが充満しています。生のキムチの匂いだったら、決して嫌いではないのですけどね。
  • ビジネスセンターがあり、韓国語が使えるPCと英語が使えるPCが5台づつぐらいあります。ただ、みんなWi-Fiに移ってしまっているのか、備え付けのPCを使っている人は非常に少なかったです(せいぜい2〜3名程度)。そのうちなくなってしまうかもしれません。それも時代の流れなのでしょう。回る回るよ、時代は回る〜。

ビジネスクラスの感想:pitch:57-60.0" width:20.0" seating details:60 Angled Lie Flat Seats; 165 degree recline
  • 飛行機はA340-600ザールブリュッケン号。フランスと奪い合った国境の町ですな。A340-600は世界で一番長さの長い民間旅客機だそう。ビジネスクラスだったため、長さ自体はあまり感じなかったのですが、ビジネスクラスだけで60席以上あるそうで、正直、若干、詰め込まれ感も…。ビジネスであるにもかかわらず頭上の手荷物棚が一杯になったのも初めて。お仕事風の方が大半という意味でのビジネス路線だからなのかもしれませんが…。
  • あと残念だったのが、長距離路線であるにもかかわらず、アメニティグッズがもらえなかったこと。あったとしても使わないことが多いんですが、今回は「どうせ機内でもらえるのでそれを使おう」ということで歯ブラシだのリップクリームだのを持ってきていなかったため、もらえないとそれはそれでちょっと困ったというか、寂しかったです。(韓国便だからでしょうか?あるいは昼行便だから?ちょっと謎です。)。
  • ビジネスクラスは満員。大半が欧米系。韓国人もほとんどおらず。日本人は多分僕一人。このLH713はインチョン乗り換えでヨーロッパに行くときによく使われるらしいのですが、ビジネスに乗るぐらいのお客さんだったら多少高くても日本発を使うのでしょうし、逆に安いビジネスに乗るのであれば韓国からは大韓航空やアシアナ航空を使うわけで、日本人のソウルでルフトハンザのビジネスクラス乗り換え需要というのはあまりないのかもしれません。
  • ビジネスクラスの機内食と言うことで楽しみにしていたものの、前菜が正直いまいち。味がない。メインも他の人のを見ていてあまりおいしそうに見えなかったので、特別料理であるビビンバに。と、これがなかなかに美味で、食べごたえもあり。なかなかよい選択でした。ということで、夕方の食事も「春川ダッカルビ」に。これも当たり。間食でもノリ巻きを食べたりして、ドイツの航空会社なのに、アジア料理を堪能。
  • とはいえ、ウェルカムドリンクでシャンパンを飲み、おいしいワインを頂き、食事を堪能し、デザートにはチーズとポートワインを頂き…と存分にヨーロッパ飛行機会社のビジネスクラスを堪能したのでありました。

3レグ目 JJ8071
FRA22:05-GRU4:52 Boeing 777-300

ラウンジ:ドイツ・フランクフルト空港 Lufthansa Business Lounge B (near gates B24-B28)
  • フランクフルトでの乗り継ぎは思いのほかスムーズ。手荷物検査は結構時間がかかったものの(前の人が引っかかりまくりだったので)、そこからはあっという間でした。「あれっ、これで終わり?」という感じ。やはりヒースロー(ロンドン)やシャルルドゴール(パリ)とは全然違いますね。逆に早く着き過ぎて、TAM航空の出発ゲート表示が出ていませんでした。乗り継ぎカウンターでゲートを教えてもらい、近くのビジネスラウンジへ移動。
  • ルフトハンザのフランクフルト空港のラウンジは立派ときいていたものの、案外普通のラウンジ。やっぱり、ファーストじゃないとそれほど差がないのでしょうか。あるいは、他社便が多いゲート近くのラウンジにしてしまったのが失敗だったかな。でも、生ビールサーバーが何種類もあったり、ソーセージやらマッシュポテトやらのフードがある程度充実していたりと、簡素化の進むラウンジ状況の中ではかなり良い方。
  • 日本時間で言うと真夜中なので、シャワーを浴びることに。ここは、紙に申し込みを書くと、よくフードコートなどで使う電子式の呼び出しベルをくれて、準備ができると呼んでくれる仕組み。さすがドイツ、合理的。やはりシャワーを浴びるとだいぶ落ち着きます。その後、軽くソーセージなどを食べ、横になれる仮眠室で小一時間寝て、いよいよ大西洋越えです。

ビジネスクラスの感想:pitch:63.0" width:20.0" seating details:56 Business Angled Flat Seats
  • 飛行機には「レッドマジックカーペット」との表記が。魔法の赤いじゅうたんですな。なんとなく南米という気がしませんが、まあ、それはそれで人生初の大西洋横断にはふさわしい名前であります。
  • ここまできて、搭乗口のパスポートチェックで「あなたはブラジルのビザがないから乗せられない」と言われてしまいました。もちろん、リマへの乗り継ぎ航空券があることを伝え、無事搭乗。後で分かったのですが、日本行き便と同じで、あまり乗り継ぎ需要はない模様。ブラジルは南米でほぼ唯一のポルトガル語の国(他は大半がスペイン語。ガイアナは旧宗主国の関係で英語)。どこか独立独歩の感じがある国なのかな。そのうちちゃんと行ってみたいものです。
  • こちらもビジネスクラスは満員だったものの、座席配置も天井も、なんとなく広々としていて実に快適。データ上は3インチ(7.62cm)だけシートピッチが広いようなのですが、ルフトハンザビジネスとは乗り心地が全然違いました。背もたれを倒してフラットにして寝る時はもちろん、そうでない時も実に快適なのです。隣も大きな男性だったのですが気になることなく熟睡できました。同じビジネスと言っても会社によってだいぶ違うなあと。
  • 食事もさすがラテン系というか、手は混んでおらず、ぜいたくでもないものの、かなり美味です。野菜も肉もおいしい。金属のボールで豆のスープが提供されたりとか、南米風を感じさせるところも。柑橘類系の若干苦めの味付けがアクセントのフラン(プリン)は絶品。概して量が多いものの、ペロッと食べてしまいました。
  • 寝ている途中で個人モニターがフリーズ。アテンダントさんに再起動してもらいました。不都合はそれぐらいでしょうか。無事、アメニティグッズもゲットして、旅行中、非常に重宝させてもらいました。日本語での情報がほとんどのない航空会社だったのですが、なかなかオススメですよ。

4レグ目 JJ8066
GRU8:25-LIM11:39 Airbus A320

ラウンジ:サンパウロ・グアルーリョス空港 TAM AIRLINES BUSINESS CLASS LOUNGE(Terminal 2)
  • フランクフルトからの飛行機はターミナル1に到着。ところが、電光掲示版などにも何の表示も無し。そこそこに大きな空港のはずなのにおかしいなと。もしかしたらターミナルが違うのかなと思い、とりあえずターミナル2を目指して延々と歩く。結局それでよかったのだが、何の表示もないのはかなり不親切。普通、TAM-TAMの乗り換えであれば同じターミナルだと思うのだけど。方面別になっている風でもなく、いろいろと謎でした。
  • ラウンジはこじんまりとしているものの、フード類は充実。なかなか美味しい。さらに、自由に使えるPCも3台。ピアノがあったり、椅子もいろんな種類があったり、壁には古い飛行機関係のグッズが置いてあったりして素敵。結構いいかもと思っていたのですが…時間がたつにつれて人が増える、増える。出発する頃には、ラウンジに入ることができない人が入口付近でたむろしているような状況でした。さすがにこれではきついですね。あるところの感想で"Like everything in Guarulhos airport, TAM's lounge is too small."とありましたが、確かにその通りです。
  • 人は親切だし、設備もいいけど、量的に追いついていない。BRICsとして発展を続けているブラジルの一側面なのかもしれませんね。この空港、ターミナルの改修工事も進めているようなので(ただそれが予定通りではなさそうなのもいかにも南米)、そのうちもっともっと立派なラウンジになるんだろうなとは思います。

ビジネスクラスの感想:不明ですが、ピッチが狭いです。シートマップ
  • 南米域内とはいえ5時間以上かかる国際線。それなりに立派な機材&シートではないかと期待したのですが…最近の日韓線でもまず見ることができないような古い機体と狭いシートでした(私は写真をとっていなかったので、参考になりそうな映像を。この人もかなり撮りずらそう(苦笑))。エコノミー5列分(30席)をビジネス3列分(12席)にしており、横幅(3席分→2席分)は十分なのですが、なんぜピッチが狭い。前の人が椅子を倒すと、ビジネスのリクライニング角度は大きいだけに、もう一切動けません。世界一周航空券の一部なのでまあこれもいい経験ですけど、この区間だけ自費の場合や、あるいは必死に溜めたマイルを使った結果がこれでは、かなり残念だろうな…。
  • 12席は満席。写真も取りにくく。やはりかなりのぎつぎつ感。とはいえ、やはりアテンダントさんは丁寧・親切で、食事もうまい。食事の出し引きもスムーズ。ジュースやお水の要望も時々聞きに来てくれる。TAMブラジル航空、これで機材さえ良ければ言うことないのですが…。
  • 仕方なく、これも南米らしくてなかなか素敵な大きな赤いグラスでジュースを飲みつついろいろと書きものをしていると、突然「…ラパス…ラーゴ・チチカカ…」という機内放送が。慌てて目の前のシェードを開けてみると、そこには見事にすり鉢状に広がったラパスの街並みとが広がっていたのです。私は一番窓側(3F)だったので、席を代わったりしながら、みんなで見ていました。この後、なんとなくキャビンに一体感が広がったきも。僕も片言のスペイン語でちょっとだけ会話に入ってみたり。この光景を見れただけでも、この飛行機に乗った価値は十分あったのかなと。
  • ちなみに、完全に昼間しか飛ばないにもかかわらず、この飛行機でもアメニティグッズがもらえました。もちろん、長距離線よりはかなり簡易なものではありましたが、ちゃんと歯ブラシだの靴下だの耳栓だのも入っていました。これも後々、旅の友として活用させていただきました。

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