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ニュージーランド・シドニー12日間 Summertime Christmas
4日目(12月26日)“Restart or Remembrance”

ルート
ホテル・City Centre Motel―(徒歩)―★北ハグレー公園★クライストチャーチ植物園★カンタベリー博物館−(徒歩)−Re:START―(徒歩)―ホテル―(徒歩)―北ハグレー公園―(路線バス)―クライストチャーチ国際空港―(ニュージーランド航空NZ5387便)―クイーンズタウン国際空港―(スーパーシャトル)―ホテル:Rydges Lakeland Resort Queenstown
※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事
※飛行機関係(ラウンジ、座席、機内食等)の感想は、世界一周フライトスケジュールにて。


写真など

北ハグレー公園の綿? ニュージーランドはばタン ボタニカルガーデン
北ハグレー公園の中を通ってクライストチャーチ植物園へ。白い綿ぼこりのようなもの(植物の種?)が一面に飛んでいた。若干、腐海を想像させる。 仮設電源に触れるな!という注意書きなのだが、なんとなく兵庫県マスコットのはばタンと似ていると感じたのは私だけ?なんか印象的なイラスト。 植物園の北口。近くには子どもプールもあり、子どもたちが水と戯れていた。ただ、写真を撮って怪しまれても困るので、写真はございません(苦笑)。
バラ園入口 バラ園 日時計には東京の文字
「バラ園はこちら」とかこれ見よがしに書いていなくてもどこにあるのかがすぐ分かる。こういうところも含め、ニュージーランドは本当におしゃれだなあと。 中央に日時計があり、その周囲に約100種類のバラが咲き乱れるという構造。向かいに見えるガラス製の温室は地震の影響で休止中。 こういうところで日本を発見するとつい嬉しくなってしまいますが、徐々に「北京」とかに取って代わられるようになるのだろうなという危惧が…。
日本庭園? パンティング復活 ピーコック・ファウンテン
日本庭園ではアジサイが満開。梅雨の植物というイメージがあるので、さわやかな陽気には多少違和感。木はもみじで、秋は紅葉が綺麗なんでしょうね。 植物園内を流れるエイボン川ではパンティング(舟遊び)も復活。もともとは市街地中心部から運航していたのを短縮しているそう。イギリスの雰囲気。 クリスマスイブミサの会場ともなったピーコック・ファウンテン(クジャクの噴水)。もともとは市街地中心部にあったのをここに移築してきたそうな。
カンタベリー博物館 モアの骨格 サンタを探せ!
クリスマス当日(25日)はお休みだったカンタベリー博物館へ。かなりの規模の博物館なのですが、なんと入場無料。そのあたりもヨーロッパ的です。 代表的収集品の一つが、飛べない鳥・モアの骨格。日本では「ドラえもん」で有名かな。西洋人ではなくマオリが絶滅させてしまったのですが。 クリスマスシーズンということで、「サンタを探せ!」のイベントが行われており、各コーナーに1体ずつサンタの人形が置かれていました。ちょっと楽しい。
旧博物館部分 パウア貝の家 日本・東洋コーナー
中央が元々の博物館で、建物を次々に継ぎ足していったそう。そういう建物の方が地震には強かったりしますが、収蔵品に被害はなかったのでしょうか。 この博物館は何でもありなんですが、中でも不思議なのがこの「パウア貝の家」。詳しい経緯は良く分からなかったのですが、家一軒を丸ごと移築しています。 東洋コーナーには、中国関係のものと日本関係のものが並んでいました。現地の華僑や在留邦人が寄贈したものなのかな。やっぱりサムライなんですね。
Hearts for Christchurch サンドイッチ状 骨格模型と巨大サンタ
Hearts for Christchurchというキャンペーンをやっていたようで、世界各地から集まったキルティングのハートが壁一面に貼り付けられていました。 今回の地震被害が大きかったのは、クライストチャーチがサンドイッチ状の水脈を持っているかららしい。そのまま復興すべきなのか、難しい課題。 ともあれ、何でもありなので、誰もが何か一つは興味のあることを見つけられるはず。遊び心も楽しい、なかなか素敵な博物館でした。
パンティング乗り場 またRe:STARTへ スナックコーナー
公園南側にあるパンティングの乗り場。カフェ(バー?)も併設している模様で、クライストチャーチにはこういった施設が少ないので大賑わいでした。 今日のお昼はRe:STARTのスナックコーナー(?)でと決めていたので、またここへ。というか、他にまともな食事をできる場所があまりないんですよね…。 いくつかのワゴンが出ているスナックコーナー。ギリシャ料理のスプラギを食べたかったのですが、残念ながらお休み。他の物を順次賞味することに。
ホットドック お寿司 フローズンヨーグルト
ブルスト(ホットドック)6NZD。ホット(辛口)というのが人気のようだったのでそれにしたのですが、あまり肉のうまみはなく、まあまあといったところ。 おすし4.5NDZ。具材はツナです。スシは完全に国際化したというか、びっくりするようなものは減りました。これも普通においしかった。 フローズンヨーグルト5NZD。ミックスベリーと注文したところ、凍ったベリー類とフローズンヨーグルトをシェイクして作ってくれました。美味!
空港へ ハムエッグパイ ミントミートパイ
スナックコーナーにはこれぐらいの店しか出ていないので、徒歩でホテルに戻り、荷物をピックアップしてから、空港カフェでもうちょっと食べることに。 ちょっと変ったものを食べようと思っていたのですが、結局見た目がきれいなハムエッグパイを。これがなかなかにボリュームもあって美味。 ということで、ミントミートパイも追加で食べてみたのですが、まず色にびっくり。糊のようなべっとした食感もいまいち。久々に変ったものを食べた感が。
バスのような飛行機に 空中から氷河湖探訪 実は午後8時
クライストチャーチからクイーンズタウンまでは飛行機。この飛行機、安全検査もなければボーディングゲートも使わない、まるでバスのような飛行機でした。 進行方向右側にはサザンアルプスと氷河湖が次々に見えます。この区間、バス移動が普通なんですが、飛行機もなかなか楽しいですよ! クイーンズタウン空港に到着。誰もおらず店もやっていない。それもそのはずで、すでに午後8時。サマータイム&夏なので感覚がくるってしまうのですが。
お泊りは立派なホテル ワカティプ湖に日が沈む 明日はミルフォードサウンド
無事、ホテルに到着。ここには飛び石で計3泊宿泊。荷物を預かってもらいたいのもあり、大きなホテルにしておきました。一番安い部屋だけど(^_^;) 午後9時半過ぎになってようやく日が沈みました。桟橋には夕日を見ようとたくさんの人々が集まっていた模様。なんとなくリア充の街感がなくもない…。 いよいよ明日はミルフォードサウンド1泊ツアー。どんな世界が待っているのか楽しみにしつつ、久々に地震の不安がない夜を過ごしました。


旅のメモから

・クリスマスもあけ、いろんな事が動き出しているであろうということで、今日も出発。とはいえ、時間的余裕はあり過ぎるぐらいあるので、まずは北ハグレー公園でのんびり新聞などを読む。クリスマスを迎えたクライストチャーチの様子が書いてあったり、学校の最優秀生徒の紹介があったり。死亡広告も割と大きく出ていたり。英語なのでさすがにある程度は分かるので、それも楽しかったり。
・北ハグレー公園→植物園→カンタベリー博物館→中心街(Re:START)といわゆる一般的な観光コースを移動。同じコースをたどっている人が結構いるらしく、赤い服を着た日本人ひとり旅の女の子と何度も出会ったり。まあ、南米ならともなくニュージーランドだと怪しまれる可能性も高いので、声をかけるのはやめておきましたが。
・クライストチャーチを3日間歩いてみましたが、一番感じたのは、「もう以前の形に戻す復旧は無理ではないか」ということ。あれだけCDB地区がやられて1年間たつということは、明らかに中心市街地機能(行政・交通・商業などの中心性)というのは分散して復活してしまっているはず。それが地域が復活したからと言って、一気に以前の場所に戻ってくるとは思えない。そもそもクライストチャーチは「ガーデンシティ」だったのもあって、それほど中心市街地の凝集性が強いとも思えない。さらに、そもそもの地盤が都市に向いていなかったのではないかという疑惑(確信)もある。既存の中心地区は公園や観光の中心地として再建し、どこか違う場所に副都心的に中心市街地を再生するしかないのではないか(それすら相当に困難だとは思いますが)。そんなことも考えました。
・島原、神戸、栄村、東北、そしてクライストチャーチ。災害というのは本当にそれぞれで、どこかでうまくいったことがそのまま適用できるわけでもなく、独自の道を切り開いていくしかないのですが。ショッピングセンター「Restart」の前にそびえる橋は、追憶の橋「Bridge of Remembrance」。第一次世界大戦中に出征兵士たちが故郷を懐かしく思い出せるように立てたそうですが、なんとも歴史は皮肉なものです。もちろん、クライストチャーチーチ中心部が追憶の中に消え去るのを、誰も望んではいないのですが。
・3日連続でクライストチャーチ空港に行き、今日はここからクイーンズタウンへ。離れるのが多少さびしい思いがありつつも、正直、もう地震におびえる心配もないという安心感も。そんな不安感の中、クライストチャーチで頑張っている人々、とりわけ在留邦人の方々には敬意を表したいと思います。
・クイーンズタウンは「地震?何それ?」と言った感じのリゾートタウン。静かな湖の夕日と、陽気な音楽と、美味しそうな匂いと、バーの喧騒と、リアルが充実してそうな人々と。同じ国でありながら違う国に来たような違和感も感じつつ、地震におびえることのない夜を過ごしました。
今日の泊まりは「Rydges Lakeland Resort Queenstown


今日のお買いもの(1NZD(ニュージーランドドル)≒65円)

現金分 前日のこり802.1NZD
・カンタベリー博物館ミュージアムショップ 19.8NDZ
・ブルスト(ホットドック) 6NZD
・おすし 4.5NDZ
・フローズンヨーグルト 5NZD
・空港行き路線バス 7.5NZD
・コーヒー&パイ2種 20NDZ
・スーパーシャトル 20NDZ
・虫よけ 22.5NZD
・コンビニ(ミネラルウォーター、カップめんなど) 17.2NDZ
合計122.5NZD のこり679.6NZD

クレジットカード支払い分
・クライストチャーチホテル2泊分 310NDZ
・アウトドアショップ(Kathmandu) 59.9NDZ
・おみやげ(Simplelife) 22.9NDZ
合計392.8NZD(累計497.7NZD)


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