ルート
ニュージーランド・オークランド国際空港―(ニュージーランド航空NZ90便)―クライストチャーチ国際空港―(スーパーシャトル)―ホテル・City Centre Motel―(徒歩)―クライストチャーチ中心部−(徒歩)−ホテル−(徒歩)−クライストチャーチ植物園―(徒歩)―ホテル ※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事 ※飛行機関係(ラウンジ、座席、機内食等)の感想は、世界一周フライトスケジュールにて。 |
ちょっと入管&税関で引っかかったものの、無事、ニュージーランド入国。遅い時間の飛行機にしておいたので、あまり焦ることはなかったのですが…。 | クライストチャーチへの飛行機は今日は順調に動いている模様。本当に行っていいのだろうかと多少悩みつつも、日本人団体客と一緒にあっさり搭乗。 | クライストチャーチ到着。と、いきなり天井に穴があいている場所を通過。本当にここに来てしまって大丈夫なのかと不安になってきたのですが。 |
壊れていたのは旧ターミナル部分で、新ターミナルはびくともせず、さらに完全にのんびりゆったりムード。あまりのギャップにあっけにとられてしまったり。 | 今日はクリスマスイブ&クライストチャーチ中心街の様子が分からないので、空港でお昼。作ってもらったスモークサーモンのサンドイッチ。なかなか美味。 | シャトルサービスでCity Centre Motelへ。市街地からほど近い場所なのに、全くごみごみしておらず、のどかな感じ。多少イメージと違いました。 |
そして、ホテルに荷物を置いて、クライストチャーチの街を見に行ってみたのですが…。それは、想像もしていなかった姿でした。復興という言葉が全く見えない、管理された廃墟。ガーデンシティという名を頂いていたこともあって美しいけれど、誰も住んでいない街。もちろん、そこから必死に立ち上がろうという人びとの営みも見え隠れはするのですけど、そんな努力も水泡に帰すような圧倒的な光景でした。島原、阪神・淡路、栄村などとはまた全く違った災害と震災があったのです。 ・クライストチャーチの状況(2011/12/24-26) その1[大聖堂・モール周辺] ・クライストチャーチの状況(2011/12/24-26) その2[市街地周辺部] ・クライストチャーチの状況(2011/12/24-26) その3[復興の街] |
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毎年、大聖堂前の広場で行われていたクリスマス・キャンドルナイト。今年は北ハグレー公園で開催されることになっており、看板も出ていたのですが… | 12/23の余震で中止。これを楽しみにクリスマスイブをクライストチャーチにしただけに残念。ただし、クリスマスキャロルとミサは予定通り実施とのこと。 | この日はクリスマスイブ。ただでさえ少ないお店はどんどん早めに閉店する模様。あわてて青果店に駆け込み、クリスマス越えのための食料確保。 |
買い出しの成果がこちら。電子レンジは部屋に備え付けであったので、「レンジだけで調理可能な食材」ということが大前提で選びました。 | Re:STARTのデパートBALLANTYNESで買ってきた白ワインWaipara Hills Rieslingとカマンベールチーズ、そしてイチゴでメリークリスマス! | ニュージーランドは夏時間&南極に近いということでなかなか夜がやってこず。この写真、実は午後9時の様子です。ともあれ長かった1日でした。 |
夜中に知らない街を歩くのはちょっと怖いという思いはあったものの、「せっかくなので」という思いが止められず、クリスマスキャロルとミサに参加することに。 | 夜中もやっているカジノの横を通り、北ハグレー公園へ。と、綺麗なクリスマスツリーがあり、周辺には意外なほどたくさんの人が集まっていました。 | キャンドルナイトにつかわれるはずだったステージ撤収中。こんな夜中にやらなくてもと思いつつも、動員さんのスケジュールでこうなったのかなあとか(笑)。 |
クライストチャーチ大聖堂のクリスマスキャロル、ミサというのでどんなに大規模かと思いきや、せいぜい100人程度。日本人には多少居心地悪かったり。 | とはいえ、良くも悪くもキリスト教になれており、知っている曲が多く、ミサの進行も日本のカトリックのミサとほぼ一緒だなあとか。いい経験でした。 | そして、屋外で決して堅苦しくなく、でも厳粛にクリスマスイブのミサはとり行われました。こんなときだからこそ、"Very very happy christmas!" |
・実は、ニュージーランド入国、若干手間取りました。というのも、そもそもニュージーランドへ中年男性一人旅自身がめずらしい上に、パスポートにペルーだのボリビアだのシンガポールだののハンコがべたべた押されていて、それぞれが余り期間も経っていないので怪しまれたようです。別室送りにはならなかったものの、説明に時間がかかりました。「世界一周でぐるっと回ってきた」と言っても、実質上日本に一度帰国しているわけですしね。やたら時間はかかったのですが、最後には納得したのかあっさり放免してくれました。 ・さて、ニュージーランドには無事入国したものの、クライストチャーチの情報が一切ない。国内線ターミナルに行っても、特に表示もなければ混乱している風でもない。「意外と大したことないのかも」と思い、日本人観光客の団体さんと一緒にクライストチャーチへ。飛行機から見る街も至って普通でした。ところが、いきなり到着したターミナルの天井に大きな穴が。こんな場所に来てしまって、本当に大丈夫なのかと。一気に不安感が高まりました。 ・ところが、この場所以外は至って普通。人々はターミナル外の芝生に寝っ転がってのんびりしています。空港2階のフードコートも盛況。「地震、なにそれ」的な雰囲気。よく分からなくなってしまったのですが、まずは腹ごしらえということでサンドイッチを。その後、スーパーシャトルというシャトルサービス(ニュージーランドでは一般的なようです)でホテルまで。ホテルまでの車窓もほとんど変ったところはなく。「本当にこれが地震でひどい目に遭ったクライストチャーチなのかな」と。 ・一旦ホテルでちょっとのんびりして、街に出ていくことに。…少しずつ、この街の置かれている状態が見えてきたのです。きれいな建物でも、実は人の住んでいない建物がいっぱいある。そして、神戸とは違い、ひどい被害のあった場所からは完全に人が消えてしまっている。ある意味、非常に衝撃的な光景でした。もちろん人々は復興に向けて立ち上がろうとしているのですけど、これだけ人のいない状況が半年以上も続いている以上、これまでと同じ形での復興はもはや難しい気もします。土地や年に対する考え方が日本とは若干違うのかもしれませんし、非常に限定された範囲内だけがひどく破壊されたという災害の特異性もあるのかもしれません。 ・ところで、ニュージーランドのクリスマスというのは基本的に何にもやっていない日の模様。クリスマスイブはそれほどではないのですが、ただでさえ少ないお店もみんな早く締めてしまう模様。下手をすると、25日何も食べられないかもしれない。これはやばいということで、空いていた青果店に飛び込んで食料を買出し。なんとか滑り込みでいろんなものを買って、とりあえず飢えるのだけは防げました。 ・食事も済ませ、深夜外出は多少不安だったものの、せっかくなのでということでクライストチャーチ植物園の入口にある「クジャクの噴水」で行われたクリスマスキャロルとミサに参加。私は幼稚園〜小学校時代に教会学校に通っており、中学〜高校時代はカトリックの学校に通っていたので、信者でないにもかかわらず、キリスト教関係はわりと得意分野。特にクリスマスミサは、むかしホルンを持って即席のクリスマスオケをやっていたこともあってある程度詳しいのです。なので、突然、お互いに挨拶を交わし始めたりしても「ああ、主の平和だな」と分かったり。信仰を得ることはありませんでしたが、世界的に通用する教養としての知識を身につけられたという点では良かったかもしれません。 ・クライストチャーチカテドラルは聖公会(英国国教会)系のようで、司祭が女性でした。この方が説教をしたのですが、非常に太めの女性ということもあって、前日の余震の際の慌てふためきをネタに笑わせながらも、自分たちが置かれている厳しい現状と、それでもなお神からの恵みを受けていることに対する感謝を誠実に訴えておられました。こんなときだからこそ、"Very very happy christmas!"。私は信者ではないので聖体拝領をしませんが、それでもなお、このミサに参加することで伝わってきたもの、伝えられてきたものはあったのです。 今日の泊まりは「City Centre Motel」
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現金分 ATMで引き出し940NZD |
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・ナチュラルスタイルサンドイッチ+水 13.9NDZ ・スーパーシャトル 24NZD ・ビニールポンチョ 10NZD ・ミネラルウォーター 2.5NZD ・レモネード 4NZD ・ストロベリー 2NZD |
・デニッシュパン2つ 7.6NDZ ・トマト2つ 0.9NZD ・グレープフルーツジュース 6.5NZD ・ハム 8NZD ・ベーコン 10NZD ・クリスマス礼拝献金 10NZD |
合計99.4NZD のこり840.6NZD |
クレジットカード支払い分 |
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・りんごジュース 4NDZ ・ニュージーランドワイン 21.9NZD |
・カマンベールチーズ 8NDZ ・クラッカー 6NZD |
合計39.9NZD |