対馬壱岐国境紀行1日目(9月20日)

ルート

新神戸―(ひかりレールスター)―博多―(地下鉄・徒歩)―博多港―(九州郵船)―厳原港〔対馬〕―(以下、原付)―★厳原歴史資料館・★厳原郷土資料館・★万関橋・★和多都美神社・★烏帽子岳展望台・◎一心屋で日替定食・★海神神社・★御前浜園地・★対馬野生生物保護センター・★棹崎公園(日本最北西端の碑)・★比田勝港―上対馬町(民宿豊荘泊)

※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事

写真など

対馬小路バス停 博多港乗船口 ニューつしま
博多駅からは、もう直通バスが終わってしまっているため、地下鉄&徒歩で博多埠頭まで。途中、「対馬小路」なるところを通る。旅情をそそられる地名である。 連休がらみのためか、意外と人が多い。なかには頑強そうな自衛隊員も団体でいた。いよいよ国境の島へいくんだなという気にさせられる。 船は4時過ぎに港につくが、7時まで船内で休憩できる。7時までいた人は全体の1割程度だが、旅行者には非常にありがたい制度である。
厳原市街 十王小路 石垣塀
厳原の町は至って普通の港街。対馬の中心地らしく、いわゆる歓楽街的なものもなくはない。川沿いに柳が植えられており、ちょっと城崎を彷彿とさせる。 十王小路(かな?)。昔はこういう通りが多かったらしいが、厳原市街地はかなり区画整理が進んでいるようで、きれいな道や整然とした区画が多かった。 まちの所々に、石垣塀が残っているのは歩いていても楽しい。この塀は道と駐車場を分けており、保存されているだけでなく現役で活躍している。
TIARA 韓国料理店 レンタルした原付
対馬唯一の総合ショッピングセンターであるTIARA。スーパーや百円ショップ、モスバーガー、パンやさん、図書館、大きなホールまである。割と活用させてもらった。 街の中には明らかに日本人を対象としていない店やハングル併記の店もちょこちょことある。特にこの店(?)は日本語表記も料金表記も全くなかった。 対馬の相棒だったヤマハ製のスクーター。きれいだし、かわいらしいが、物を置くスペースが全くない。大きな荷物は港においてきたからよかったが…。
高麗門 万関瀬戸 和多都美神社
次に厳原に戻ってくるのは月曜日のため、はやる気持ちを抑えつつ、県と市の資料館を先に見ておく。写真は資料館前に移築された高麗門(藩主屋敷の門)。 厳原から一路北へ。対馬観光で必ず出てくる万関橋を通る。橋自身の写真を撮るにはかなり下まで降りる必要があるようで、時間もないので断念。 和多都美神社。日本古代史や神道史に詳しい人にはたまらない神社らしい。確かに、質素な中にも独特の雰囲気があり、素朴だが高い精神性が感じられる。
烏帽子岳展望台 御前浜 藻小屋
ここから見た浅茅湾の景色も定番だが、この展望台はほんのちょっと行きにくい。韓国人やおばさんグループと会ったぐらいで、展望台ではずっと一人だった。 賽の河原の石の塔にも見えるが、「やくまの塔」と言って、これに御幣を刺して収穫に感謝するらしい。説明もほとんどなく、人もおらず、正直不気味ではある。 藻小屋と言って、海岸に打ち寄せてきた藻を乾燥してここに保管しておき、肥料として使ったらしい。また、船も保管したそうで、実際に船が入っていた。
海神神社 ツシマヤマネコ 日本最北西端
対馬一宮の海神神社。一宮らしくそれなりに立派。しかし、御前浜から誰にも会わず、車すら通っておらず、正直、地の果てに来てしまったような印象を受ける。 延々と原付で走って、棹崎公園の対馬野生生物保護センターへ。ガラス越しにツシマヤマネコとご対面。尾がやたら立派なのを除くと、普通の猫に見えるが…。 ここ棹崎公園は日本最北西端。韓国にもっとも近いらしい。その地理的状況により、昔々は要塞であった。今も入れる状況で当時の建物などが残っている。
天使の梯子 国境の港 韓国語オンリーの看板
棹崎公園から見た海。こういうのを「天使の梯子」とか「ヤコブの梯子」とか言うらしい。正直天気は下り坂であり、明日は原付最大の敵である雨。どうしようもないが。 日本でもっとも国境に近い国際港・比田勝。このフェンスの奥が制限区域。一度ぐらいはここから出入国してみたいものである。日本人はほぼ皆無らしいが。 案内看板の日本語表記も「タ-ミナル」「海水欲場」と、なんとなく韓国風味。右翼が「対馬を乗っ取られつつある」と言いたくなる気持ちも分からんではない…。



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