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黒部ダム出発組が載るのは13:10発の定期列車。いよいよ鉄道マニア垂涎の上部軌道の旅である。小さな客車に10名づつ、ぎっしりと乗る。 |
この時計は紅白歌合戦・黒四生中継の冒頭にも登場したもの。あのときは11時を指していたはず。まさか自分があの場所に行けるとは…。 |
列車は仙人谷駅で一時停車。写真撮影タイムとなる。ここからたくさんの工事関係者が乗ってこられる。冬支度なのだろうか。現役の列車である証拠。 |
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仙人谷を上から眺める。ここも、普通であれば絶対に見ることができないところ。影のコントラストが強すぎるが、ここまで来るとだいぶ紅葉が残っていた。 |
ここから先が昭和14年に開通した区間。いわゆる「高熱隧道」である。このために、客車は密閉され、窓には手動ワイパーが付いている。 |
高熱隧道内の手掘り区間。危険なところはさらにコンクリートで覆われている。客車内にもほのかな暖かさと温泉のにおいが充満してくる。 |
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高熱隧道の硫黄分はよくないらしく、屋外通過部分がないにもかかわらず、客車も白い粉に覆われていたし、線路もしょっちゅう交換しているとのことである。 |
客車内では、関電の方が、上部軌道や黒部川電源開発の歴史について、非常に熱心に説明していただける。この方は紅白に後ろ姿で出演されたとのこと。 |
トロッコが欅平上部駅に到着。関電の方の楽しい説明もあり、あっという間であった。景色が(仙人谷以外は)すべてトンネルの割に、十分楽しめた。 |
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一旦、欅平上部駅の外へ。白馬山系がきれいに見える。右手前の奥鐘山は、泡雪崩による宿舎吹き飛ばされ事件の舞台となったところ。 |
この竪抗エレベータも日本最大とのこと。上部軌道と下部軌道の連絡をはかるため、客車や貨車がそのまま積み込めるエレベータとなっている。 |
宇奈月までは黒部峡谷鉄道の列車に乗って移動。峡谷鉄道の特別車相当かと思われる。これにて、黒部ルート見学会も終了である。 |