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旭川はあいにくの雪。天気予報では午後から晴れるということだが、今日美瑛に行くか、明日に延期するか、久しぶりに大いに迷う。とりあえず散歩に。 |
旭川ターミナルホテルの玄関には、表情豊かな無数の雪だるまが。ものによっては昨晩の雪にかなり埋もれており、箒で雪をかき出していた。 |
道路はすっかり凍結しているが、みなすごいスピードで走っている。但馬でもこれだけ雪があればもうちょっと運転は慎重。あたりまえって、すごいし、怖い。 |
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滑り止めの砂は車道用ではなく、横断歩道用とのこと。確かに、横断歩道にはこの砂がよく埋まっていた。旅の記念に散布してみては、と書いてあったところも。 |
氷彫刻も最後の仕上げ。まずは前日の雪をかき出してからの作業。とはいえ、例年に比べれば雪も少なくて暖かく、作業条件は良いとのこと。 |
氷彫刻世界大会の会場は「買物公園」。道をつぶして巨大な歩行者天国空間を作り出している。まちづくりや市街地活性化の教科書には必ず出てくる。 |
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迷った挙句、美瑛は翌日に回して、北海道伝統美術工芸村へ。路線バスで行ったが、降りてから雪の坂道を15分ほど登らなければならず、大変だった。 |
北海道をテーマにした「ユーカラ織」。すべて手作り。複雑に染色された色糸を使って移りゆく色彩を表現している。自分用のお土産として小さなお財布を購入。 |
優佳良織工芸館と対面して建っている「雪の美術館」。無駄に豪華で壮大な施設という評判を聞いており、そういうのは大好きなので、期待しつつ訪問。 |
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ちいさなエントランスを入ると、いきなりらせん階段。ぐるぐるぐるぐると降りていく。確かに、作りは雑でなく、非常に立派。他の来館者がなくちょっと不安になる。 |
らせん階段を降り切ると、そこは氷の回廊。冬に作って、1年間保存しているのだそう。単なる氷だが、なかなかきれい。夏に見たら気持ちよさそう。 |
結婚式もできる音楽堂。この美術館、キワモノ的色彩もなくはないが、全体のつくりや資料室の説明・見せ方はしっかりしており、十分行く価値がある。 |
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バスを乗り換えて、上川アイヌの長であった川村カ子ト(カネト)氏が私財を投じて作ったアイヌ記念館へ。エトピリカってアイヌ語由来とのこと。つい口ずさむ。 |
記念館敷地内にあるアイヌの伝統的な家屋チセ。玄関部分が二重になっているのはさすが。ちなみに、最終兵器彼女の「ちせ」はアイヌ語由来とか違うとか。 |
たまたまバスの車窓から見えた旭川冬まつり大雪像の裏側。見えない裏側は結構いい加減な仕上げ。この日は鼠先輩がゲストとのことで、結構な人出のよう。 |
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旭川といえば旭川ラーメンということで、一番有名らしい蜂屋五条創業店へ。店に入ると、異様な匂いが。獣の匂いというか、魚の匂いというか…。 |
ラーメンからも独特の匂いが。本当に強い味というか個性的なスープ。これは癖になる人は癖になる味。話の種としても、一度経験する価値あり。 |
旭川はすっかり晴れ。買物公園にも多くの住民や観光客が繰り出し、氷彫刻の前で記念撮影などをしていた。旭川駅からは層雲峡までは無料シャトルバスで。 |
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層雲峡まで足を伸ばしたのは、氷瀑まつりに行くため。以前、写真で見た時にぜひ一度行きたいと思っていた。入口で協力金100円払うと絵葉書をくれる。 |
単に氷に色つきのライトを当てただけだが、写真も実際の雰囲気も非常に幻想的。ちなみに、この日はそこそこに吹雪いていたため、結構寒かった。 |
この大氷像(?)の真下は回廊になっており、上を見上げると無数のつららがつり下がっている。鍾乳洞に入ったような感じ。これもまた幻想的。 |
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入口から大氷像までは小さなかまくらがいくつも作られていた。それぞれに「JTB」だの「クラブツーリズム」だの、旅行会社のスポンサー名が書かれている。 |
かまくらのなかには1体ずつ氷像が置かれており、なぜかべたべたと小銭が張られていた。外国人が見たら奇妙に思いそう。かまくらの中は大変暖かい。 |
ホテル玄関には、火炎放射器のような超強力な暖房器具が設置されていた。この後、零下の世界の露天風呂を体験。一度入ると本当に出られない…。 |