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cloud1 サイパン・週末弾丸・男子ひとり旅
2013.8.30-9.2

3日目・4日目(ガラパンに残る日本・アグライアなど)
 実質2日目だけど、最終日。まずはガラパン周辺を観光。そして、午後からはサイパン随一の観光地・マニャガハ島へ。リゾートも楽しむ1日です。
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3日目朝 朝食・アメリカンメモリアルパーク

金八レストラン 親子丼 奉安殿
3年B組金八先生が流行っていたころにできたので「金八レストラン」なのだそう。今となっては昭和レトロ感すら漂う。 朝食メニューの中に「親子丼」があったので、頼んでみる。決して汁気は多くなく、半熟でもないが、まあ美味しい。 金八レストランの真横にはどーんと「奉安殿」が。扉が東京(皇居)の方角を向いているそうな。
アメリカンメモリアルパーク ビジターセンター マリアナメモリアル
星条旗と4軍の旗。勝者は一人一人の名前も含めて顕彰され、敗者は無名のまま追悼の対象となる。 ビジターセンターは無料だが、力の入った展示。全て日本語付き。アメリカの立場から見たサイパン戦が分かる場所。 「自分の運命は、自分で決めることができない。」サイパンの歴史を考えると、なかなか意味深な言葉だなと。

3日目午前 シュガーキングパークなど

ガラパン教会 北マリアナ博物館(病院跡) 松江春次の銅像
ガラパン教会にある戦前から残る鐘楼。この後スコールに見舞われ、ミサ終わりの人々と教会で小一時間雨宿り。 スコールが弱まったので散策再開。かつての日本の病院が今は「北マリアナ博物館」に。ただ、残念ながら日曜休館。 砂糖王とよばれた松江春次氏を顕彰して作られた「砂糖王公園」。海の満鉄とよばれた南洋興発の初代社長。
軽便鉄道 彩帆香取神社 南溟堂
サイパン全島をくまなく結んでいた軽便鉄道の機関車。アメリカ占領後は使われることもなく、朽ち果てたとのこと。 戦艦香取がサイパンを占領したことにちなむ「彩帆香取神社」が近年再現。英語看板とのコントラストにどこか違和感。 サイパン国際礼拝堂(南溟堂)は平成になってからの建物。以前いたずらされたとのことで鍵がかけられており残念。

3日目午後 マニャガハ島ツアー

マニャガハ島1 マニャガハに残る戦跡 マニャガハ島2
スコールで予定が遅れ、あわててマニャガハ島へ。午後からの便ということで、ホテル送迎・入島料込みで20ドルで行けた。 実はここも激戦の地。島の大きさが変わるほどの猛烈な攻撃が加えられたとか。今もいくつかの武器が転がっている。 そんな歴史をどこかに秘めつつ、今は全く平和な海と砂浜とが広がるリゾート。永遠にこの状況が続くことを願いつつ…。

3日目夜・4日目 夜のガラパン・帰国

ケラグエン アヒカツ アドボ
少しぐらいはチャモロ料理を食べたいなと思いアグライアへ。まずはチキン・ケラグエン。なるほど、こんな味なのね。 マグロのお刺身のカツ「アヒカツ」。サイパンでなくハワイの料理らしい。香ばしさや食感が絶品、また食べてみたい! 酸っぱい豚角煮「アドボ」はフィリピンの国民食だとか。これもかなり美味。居酒屋的な使い方ができる店だなと。
目抜き通り 地獄谷4 バンザイクリフ1
お土産屋さんを覗きつつ最後のショッピング。今回もDFSでは何も買わず。サイパンだグッズには多少引かれましたが(^_^;) サイパン空港のラウンジ。受付はないものの、のんびりしていると「インビテーションを出せ」とおばさんが言ってきます。 機内食は朝食、おかゆとオムレツの選択制。3時間チョイの空の旅、やはりサイパンは近いなあと改めて実感。

旅を終えて

 こうして、実質2日の弾丸ツアーは終わりました。
 「ビーチリゾート」であるにもかかわらず、本当に忙しい駆け足旅になってしまったなと。逆に言うと、リゾートに行こうが行くまいが、自分にはこういう旅しかできなくなっているのでしょう。そんなことも再認識した旅でした。
 サイパン経済の停滞とか日本人観光客のプレゼンスの低下とか、事前にはいろいろと聞いていましたが、まだまだサイパンは元気だし、日本人が最重要なお客さんなんだなというのは随所で感じました。ただ、日本人観光客のサイパンでの過ごし方や海外旅行に対する思いが変わってきているのも事実で(昔はめったにない海外旅行だったけど、今は何度もあるうちの一度)、その変化に今のサイパンが十分に応えられていない気もします。自分が考えるところでは、サイパンのターゲットは結婚前の若いカップル(初めての海外二人旅みたいな)と家族で初めての子連れ海外旅行、さらに定年退職後のご夫婦なのではないか。そうするとLCCの就航が一番インパクトが強く、それに合わせてホテルもいろんな意味でアレンジ可能な方向に変わっていかなくてはならないのではないかなとか、そんなことも感じました。
 良くも悪くも日本と縁の深い島・サイパン。あの美しい海と土地と青空が、いつまで日本人にとって身近なものであるように、ささやかながら祈っています。


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2013.8.30-9.2

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