順天湾庭園博に行こう!見どころ案内 |
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会場はざくっと分けると「西エリア」「東エリア」「南エリア」の3つに分けられるかと思います。(ライトアップ会場は順天市街地内になります。) 「西エリア」は、公式ホームページでいうところの「樹木園ゾーン」と「湿地センターゾーン」。恒久的な建物である順天湾国際湿地センターを中心とするエリアです。 「東エリア」は「世界庭園ゾーン」。一部「湿地ゾーン」も含まれます。広大なエリアで、事実上の主会場と言っても良いでしょう。入口である東門から室内庭園(温室)、レイクガーデン、ロックガーデンのあたりはいつも人で賑わっています。一方で、生態ビオトープ湿地のあたりは「ここが博覧会会場か」と思えるほど人影もまばらです。 「南エリア」は「湿地ゾーン」。本会場から約5キロ離れており、PRTまたはシャトルバスで行きます。本格的な湿地への入口となります。 |
主な施設 | 写真 | みどころなど |
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西門 |
案内所や銀行などがあります。日本語もOK! この博覧会、東西ともに門は非常に立派な恒久建築物。将来はビジターセンターとして使う気かもしれません。一口メモとしてはこちらの方が大きな駐車場横になるため、東門よりも団体客が多い印象。そして、200番バスが西門→東門とお客さんを拾っていくので、帰りの際はこちらから退場した方が良さそうです。 |
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必見! 国際湿地センター |
西エリアのメイン建物!3D映像にミニ水族館、小動物園も! 名実ともに西エリア、そして会場全体のメイン建物なので、必見です。3D映像は英語字幕すらありませんが、決して難しい内容ではないので韓国語がだめでもほぼ理解できると思います。館内にあるミニ水族館はなかなか立派で、特に干潟は見ていて飽きません。 また1階にレストランが、2階には喫茶店があります。仮設ではないことから、他の食事処に比べると、格段に落ち着いた時間が過ごせます。 |
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韓国庭園 |
今回見逃していますので、良く分かりません(+_+) 午後6時半ごろ行ったところ「もう入れません」と言われてしまいました。庭園の解放は午後7時まで(夏季期間)なので、早めに行った方が良さそうです。それだけ広大な庭園なのかなとも思います。山の斜面を使った韓国庭園を始め、ロゴが大きくなったエコジオ塔、またつつじやヒノキの樹木園があるようです。 |
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PRT広場 |
順天湾へのシャトルバス・PRTの乗り場。エコジオ温室などもあります 順天湾自然生態公園へのシャトルバスが発着する乗り場。本来ならば、無人車両の順天湾PRT(Personal Rapd Transit)も行きかうはずだったのですが、現在無期限休止中…。かなり立派な施設だけに、ちょっと残念です。 とはいえ、大道芸やバンドも良く出ていて楽しい雰囲気。また周囲にはエコジオ温室(一瞬で見れるが写真撮影ポイントでもあります)や南道食堂B(かなり奥まった場所にあるけど人入ってるのかな)があります。 |
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必見! 夢の橋・東川 |
アイデアの勝利かと! この順天湾庭園博はいろんなところに「凄いアイデアだなあ」と思われる事柄が潜んでいるのですが、その一つがこの夢の橋。東西エリアを結ぶ橋で、結構距離もあり、本来コンテナを並べただけの殺風景なものなのですが、外周を綺麗なハングルのモザイクで飾り、内部には子どもたちの絵をベタベタと貼り付けることによって、実に夢のある空間に仕上げています。絵が出ている子どもたちは親も一緒に来場するでしょうし、一石二鳥。ほんと、アイデアの勝利です。 |
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PRT・シャトルバス |
30分に一本のようです。結構、時間がかかります。 PRTは現在無期限休止中のため、シャトルバスのみの移動となります。一旦会場外に出る形になるようで、入場券の提示が必要となっており、券と自分の手に重なるようにハンコを押されます。 どんなに混んでいようが積み残しが出ようが臨時を出す気はなさそうで、決められた時間に乗り込ませます。自然生態公園までは距離がある上に韓国のバスは日本に比べ運転が荒いので、立っていくとなると結構しんどそう…。 |
主な施設 | 写真 | みどころなど |
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東門 |
どちらかと言えばこちらがメインゲート。広々とした会場が広がります。 事実上のメインゲートで、「地球東門」という名前がつけられています。 ちなみに東西ともですが、外国人(日本人も当然そちらです)は会場向かって一番右側の優先通路から入場することができます。ただ、韓国人と日本人は外見ではほとんど見分けがつかないので、「日本人です」とか「ジャパニーズ」とか「イルボンサラニムニダ」とか行って通りましょう。ゲートを過ぎてすぐの場所には「外国人案内所」もあるので、日本語パンフレットなどをもらうのも良いかもしれません。 |
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室内庭園 |
花博恒例の屋内ガーデン+多少博物館風です 経路後半部分は、花博で必ず設けられる小規模スペースを使った屋内庭園で、日本を含めた世界各国からの出展があります。一方前半は韓国の庭園や園芸の歴史に関する博物館的な展示になっています。 ちなみに温室(の発想)の起源は韓国なのだそうな。証拠の古文書(当然漢字で書かれている)も展示されており、自分はある程度理解できましたが、今の韓国でこれを読める人は少ないんだろうなと思うと多少複雑な気も。 |
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必見! レイクガーデン |
ただ逍遥するだけですが、なんだかとっても楽しい場所です! 瀬戸内国際芸術祭で見たターニャ・プレミンガーぽいと思ったのですが、イギリス人造園家チャールス・ジェンクス氏の作だそうです。 それはさておき、この巨大な庭園は順天の地形をヒントに風水に則って作られたものらしく、だからか妙に居心地の良い場所になっています。写真撮影ポイントも多く、どうとっても面白い絵が撮れます。ゆっくりゆったりのんびりの順天湾庭園博を体現した場所がここレイクガーデンではないかと思っています。 |
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必見! ゴカイの散歩道など |
現代アート好きにはたまらない空間です この区画には「東川リバーサイド野外ステージ」「ムクゲガーデン」「都市の森」「ナベヅル迷路庭園」などもあります。東西が行き来する場所で、人通りも多いです。 個人的につぼにはまったのが「ゴカイの散歩道」。ものすごく現代アートな庭園で、他とは一線を画します。所々に小さな金属製の版があり、韓国語と英語でメッセージが書かれているのですが、これも面白い。壁に自由に落書きできる家もありますので、油性マジックをもって(さすがに会場にはなかった)訪問してみてください! |
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漢方体験館など |
漢方がお手軽価格で楽しめるらしいです この区画にはほかにも「中国庭園」「フランス庭園」があり、特にフランス庭園は宮殿内がレストラン(1皿16,000ウォン程度)になっているという特徴があります。 一方、漢方体験館ですが、足浴やアロマテラピーなど様々な体験ができるらしいんですが、時間がなかった・日曜なので混んでいたのと、やはり自分の語学力がないのとで、特に体験はしませんでした。ただ、片言でも何とかなるという話も聞いていますので、そういうのが好きな方はぜひ。 |
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ロックガーデン・キッズガーデン |
キッズガーデンは小遊園地、ロックガーデンは現代的な庭園 東門から始まって、室内庭園、レイクガーデン、キッズガーデン、ロックガーデンのあたりが一番人出が多い気がします。特にキッズガーデンはここから園内観覧車(2,000ウォン)が出ることから、その人々でも混雑しています。まあ、こういう賑わいの場所もイベントには必要です。 ロックガーデンは岩場を主体にした庭園。伝統的というよりは現代アート的な作りになっています。でも決して嫌らしくなく、なかなか素敵でした。 |
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各国庭園 |
タイ、日本、英国、イタリア、スペイン、トルコ…プチ世界旅行へ 世界各国の屋外庭園が立ち並ぶ区画です。恒久的に残すようで、かなり立派に作られています。あわせて、今後のさらにメンテナンスも最小限でいいように作られている気もしました。 日本庭園は佐賀県と高知県が別々に出展。事情はあるでしょうけどもったいない気も…。トルコは2016年アンタルヤ花博の宣伝など。私はたぶんそこまでは追っかけませんが、また一番乗りを目指す日本人がいるんでしょうね(笑)。 |
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国際屋外ガーデンなど |
韓国企業や団体が出展した小規模な庭園が連なります 各国庭園よりは小規模なスペースでそれぞれ様々な屋外庭園を出展しています。それぞれにかなり勝手に作っており、割とアーティスティックなものが多い印象。エコを主題にしたものの結構見かけました。 この屋外ガーデンのどん詰まりの場所にあるのがオランダ庭園とアメリカ庭園で、特にオランダ庭園の風車は順天湾庭園博を代表する光景の一つにもなっており、絶好の記念撮影ポイントです。 |
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生態ビオトープ湿地など |
本当に会場?といった感じの場所も。 「生態体験教育広場」「分かち合いの森」「乗馬体験場」などもあり、家族連れなどは楽しめそうです。私は会場を隅々まで見てみたいということで案内地図に書かれた「生態ビオトープ湿地」の先端まで行ってみたのですが…。そこはごみが散乱する、ちょっと信じがたい場所でした。(参考までに写真。あくまでも遊歩道内です。) さすがにこれは何とかすべきだよなあと思いつつ、まあ、ここまで行きついてしまうもの好きもあまりいないのかなとも思ったりもしています。 |
主な施設 | 写真 | みどころなど |
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順天湾自然生態公園 |
湿地を体験するにはここまで行かなくてはいけません PRT広場からシャトルバスに乗ってここまで到達します。途中チケット売り場がありますが、順天湾庭園博の入場券をもっていれば無料で入れます。ちゃんと案内していないようで、韓国人でも間違ってチケットを買おうとしている人が結構いました。 東川を渡る橋のたもとには「生態観測船」「観覧のためのトラム(列車)」のチケットを買うブースがあります。川を渡った向こう側には木道が整備されており、歩いて湿地を探索することができます。ほぼバリアフリーです。 |
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必見! 順天龍山展望台 |
かなり大変ですが、行くだけの価値はあり! 片道約1時間(約3キロ)のハイキングでようやくこの景色に出会えます。それほどきつい山道ではないのですが、だらだらと長い上り坂が続き、結構混雑しているので、思いのほか体力を消耗します。それでも、この場にたどり着いた時の爽快感は格別です。途中サブ展望台もありますが、ぜひメインまで行ってください。 ちなみにメイン展望台の2階にはマスコットキャラクター、クル・クミの郵便ポストがありましたので、郵便を出される方はぜひ! |