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ペルー・ボリビア23日間 近くて遠くて地球紀行
20日目(10月20日)「すりばちのなかみ」

ルート
ラパス・一番ホテル泊−(タクシー)―イザベルラカトリカ広場−(市内観光バス★ミラドールキリキリなど)−(タクシー)−◎サルテーニャ−◎アレキサンダーカフェ−イザベルラカトリカ広場−(市内観光バス★月の谷など)−★サルテナガ通りなど−(ミクロ)−一番ホテル−(タクシー)−◎トランケーラ−(タクシー)−ラパス・一番ホテル泊

※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事


写真など

CityTour1 CityTour2 ミラドールキリキリ
前回乗れなかったCityTourに乗車(実は今回も危なかった)。2階建てバスになっており、イヤホンで日本語の解説を聞きながら、ラパス市内を観光。 まずはセントロ(中心市街地)コース。ちゃんと計測済みなのでしょうけど、わりと電線や家の壁ぎりぎりのところをすり抜けていき、スリルもあります。 セントロコース唯一の下車ポイント「ミラドール(展望台)キリキリ」。確かに絶景ですけど、夜景も見てみたいなあ…。治安が悪いので難しいそうですが。
サルテーニャ デモ隊1 デモ隊2
ボリビア定番の朝食サルテーニャ。固い揚げパイなのですが、汁気のおおい具が中に入っています。日本人の口にも合う味。2個なら行けたかも。 サルテーニャやさんの外では何やら不穏な空気が。TIPNISのデモ隊が、首相官邸や国会議事堂のあるムリリョ広場に入れろと押し問答をしているようです。 前夜、ホテルオーナーの南雲さんに教えて頂いたのですが、自然保護と開発、原住民保護、高地と低地の格差、他国との関係…かなり複雑な事案のようです。
カマチョ市場1 カマチョ市場2 カマチョ市場3
少し歩いていくと、正直ボリビアとは思えないような(失礼)立派で近代的な建物が。どうも再開発でできたショッピングモールのよう。中には行ってみると…。 見渡す限り空き店舗だらけ。フードコートだけはそれなりにやっていたが、人の熱気や活気がない。行政主導再開発の失敗事例だったんだなと。 屋上広場でイベントをやっているのもなんとなく日本のどこかの街の失敗再開発を彷彿とさせてくれたり。活気というのはやはり計画ではできないのだろうな。
アレキサンダーカフェ 月の谷1 月の谷2
アレキサンダーカフェで、今日はチョコレートチーズケーキを賞味。と、いつの間にか時間がなくなり、またまた慌ててイザベル・ラ・カトリカ広場へ向かうことに。 なんとか間に合って、CityTour、今度は月の谷(南)コースへ。新興住宅街のカラコト地区を抜け月の谷へ。このあたり標高が低いのもあって、多少暑かったり。 月の谷、十分すごい景色なんだけど、それまでペルー・ボリビア各地でさんざんすごい景色を見てきたので、若干感激が薄かったかも。まあ仕方ないですよねー。
サルデナガ通りへ 相変わらずデモ中1 相変わらずデモ中2
月の谷から戻ってきて、日本人3人でお土産さがしに中心街へ。エケコ人形をみたり、残りのお土産を買ったり。ペルーで分かれた人と偶然再会したり。 ムリリョ広場はもう大丈夫かなと行ってみたものの、相変わらずデモ中。というか、さらにデモ隊のボルテージは上がり、対する警官の数も増えている様子。 これ以上近づくのも危険なので、あっさり退却。ムリリョ広場、何があるわけではないものの街の中心なので、ボリビア入国翌日に行っておいて良かったなあと。
最後の晩餐1 最後の晩餐2 ラパスの夜景も最後
いよいよボリビア最後の晩餐。同宿の方を巻き込んで、多少豪華な食事をとることに。メイン以外はデザートを含め食べ放題。そして、メインはボリビア料理に。 目玉焼きが乗っているのがシンパンチョ。黄色いのが、サフタ。どちらも日本人の口にも合う、かなり美味しい料理でした。そして量が多い!大満足です。 ホテルに戻ってから、またみんなで屋上に上がって夜景観賞。この光景を見るのも当然、最後。明日の朝、ボリビアを立ち、ペルー経由で日本へと帰ります。


旅のメモから

・ボリビア最後の1日。そして、事実上、今回の旅の最後の1日。予備日も兼ねていたのでラパス市内をゆっくりと回ります。まずは、10日前にチケットだけ購入したものの2回も乗り遅れたCityTourバスへ。一緒に行く同宿の方(Rさん)がいたので、一緒にタクシーで。宿に呼んでもらったのになかなか来ない。結局、イザベル・ラ・カトリカ広場でまさに発車しようとしていたバスを呼びとめて乗り込みました。どうも、このバスとは相性が悪いようで…。とはいえ、3度目の正直で間に合ったので良しとしましょう。
・ヘッドホンを貸してもらい、座席の前の「日本語」と書かれたところにプラグを差し込むと日本語の案内テープが流れる仕組み。スペイン語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、そして日本語の7ヶ国語。そのうち、中国語が入るんでしょうね。やはり日本語で説明を聞くと実によく分かります。単なる見どころの説明だけでなく、ボリビアの歴史や社会状況などについても解説してくれます。やはりラパス1日目、ボリビア1日目の方が良かったかなと思ったりも。
・午前中はセントロ方面を回るバス。ミラドールキリキリで一度下車。途中で、ルート変更。「デモ隊がいるのでムリリョ広場に入れない」とのこと。ガイドさんが2階に上がってきて英語での説明となりました。
・このまま引き続きバスにのっていると、次は月の谷コースになるのですが、朝しか食べられないボリビアの名物料理「サルテーニャ」を食べることを優先して、一旦下車。ホテルオーナーに教えてもらったお店に行きました(地球の歩き方にも載っているConfiteria La Gaitaです)。デモの影響で道は大渋滞だったものの、なんとか到着。ここのサルテーニャは汁気たっぷり。確かにこれは美味しいです。ちなみに「ポリョ(鳥肉)」を食べたのですが、「カルネ(牛肉)」も美味しいとのこと。男性だったら2つぐらい行けるのでは。ちなみに、みんなコーラを飲みながら食べていたので真似してコーラを飲んでみました。
・外に出てみると、すっかりデモ中。それほど暴力的な団体ではないと聞いてはいたものの、やはり昨今の日本では見ることのできない光景ではあります。デモの雰囲気を見たり、失敗再開発の市場を巡ったり、中央郵便局で大量の絵葉書に切手を貼ったり、相変わらず外国人しかいないアレキサンダーカフェでチーズケーキを食べたりしているうちに、またもや時間がなくなり、慌ててイザベル・ラ・カトリカ広場に戻ることに。…つくづく、このバスとは相性悪いです。でも、ちゃんと間に合って、今度は一路南の月の谷へ。途中、新興住宅地のカラコト地区なども回り、いかにも裕福そうなお屋敷街を通ったりして、またラパスの違う一面を感じることができました。
・ツアーが終わり、エケコ人形などを探しに、サルデナガ通りへ。いろいろとお土産屋さんを見ていると、なんとペルーはリマで同宿だった人にばったり再会。ガラパゴス島に行って、ペルーに戻ってきて、いまラパスに来ているとのこと。お互いの旅の話をしたり。「日本人」ということだけでお話ができたり、親近感が持てたりというのは、やっぱり地球の裏側だからなんでしょうね。ある意味、はるばるここまで来た意味の一つかも。
・今日はいわゆる「最後の晩餐」ということで、またもやホテルオーナーの南雲さんのお知恵も借りて、同宿の4人でちょっと高級なボリビア料理のお店へ。(実は、この日が旅行1日目だった人もいたのに、付き合わせてしまってごめんなさい。)でも、ホテルのレストランで、味もおいしく、雰囲気もよく、値段も日本からすれば格安でした。そして、何よりも楽しい会話。この旅、あくまでも一人旅だったけど、本当に多くの日本人の方と、旅の場ならではのいろんなお話をすることができました。それが何よりも楽しかったんだなと改めて実感。
・結構遅くまで話し込んでいたものの、ホテルに戻ってからも4人でホテルの屋上からラパスの夜景を鑑賞。すり鉢状の街ってどんなだろうと思いを巡らせていた10数年。夜景の美しさに目を奪われつつも、街の治安やらこれからのボリビアの日々やらが不安だった10日前。その時には知らなかった、見えていなかった、気付いていなかった、たくさんの人々の愛すべき営みや生活が、ようやく最後の晩になって見えた気がしました。
・相棒だった100円ショップのLEDライトをこれからウユニへと向かうUさんに託し、いよいよ旅も終わります。
今日の泊まりは「一番ホテル(ラパス)」


今日のお買いもの(1ボリビアーノ≒11円)

前日のこり 855.7ボリビアーノ(以下、「ボリ」と省略。)
・タクシー(ホテル〜イザベル・ラ・カトリカ広場)/2人 4ボリ
・タクシー(イザベルラカトリカ広場〜ムリリョ広場そばのサルテーニャ屋さん)/2人 5ボリ
・サルテーニャ+コカコーラ 7ボリ
・EL CEIBOチョコレート(板チョコ2枚&ドリンキングチョコレート) 81ボリ
・アレキサンダーカフェ(チーズケーキ+カフェラテ) 32ボリ
・月の谷入場料 15ボリ
・タクシー(イザベル・ラ・カトリカ広場〜サンフランシスコ広場)/3人 4ボリ
・両親等お土産各種 153ボリ
・ミクロ(サンフランシスコ広場〜コンドル広場) 1ボリ
・食事(サフタ&サンテーニャ&ビール) 50ボリ(実は年配の方が多めに出してくださいました)
・レストランボーイへチップ(タクシー呼び出し) 5ボリ
・タクシー(レストラン〜一番ホテル) 10ボリ
合計 367ボリ のこり488.7ボリ


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