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ペルー・ボリビア23日間 近くて遠くて地球紀行
18日目(10月18日)「アンデス“銀の道”高原鉄道」

ルート
ポトシ・ホスタル・コンパニーア・デ・ヘスス泊−(タクシー)―ポトシ駅−(レールバス(Bus-Carril))−スクレ(EL TEJAR)駅−(ミニバス)−ホテル・プレミエール−(徒歩)−★スクレ市街観光−◎プラザ−スクレ・ホテル・プレミエール泊

※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事


写真など

早朝のスクレ駅 Bus-Carril登場 いざ出発
言われた通り1時間前に駅へ。もうすでに地元の人々は来て切符を買って、待っているようでした。自分は昨日、事前に買えたので安心して待ちます。 7時半ごろ、乗るBus-Carril(レールバス)がやってきました。ベンツ系列の「ウニモグ」という会社製。終着駅の人の荷物から順に天井に積んでいきます。 レールバスは8時ちょうど、駅の鐘が鳴る中、出発。このあたりの時間に対する正確さは、ちょっと意外。前の良く見える席にアサインしてくれました。
ループ、ループ、ループ 険しい山地を行く 大丈夫?
鉄道が高所に上がる方法としてはループスイッチバックがありますが、この線区はひたすらループ、それもトンネルなしで上がっていきます。 そのため、何度も何度も通ってきた線路を見ることになります。観光用ではない鉄道でここまでコンパクトに見える線というのはこれまで見たことがないです。 線路も岩がごろごろしている間を縫うように敷設されており、落石とかは日常茶飯事の様子。そのためもあり、運転手の隣にずっと助手が乗っているようです。
VILA VILA Rio Pilcomayo沿いを走る 鉄橋を渡る
12時にVILA VILA駅へ到着。沿線の中では一番まともな駅で(地図)、結構人が入れ替わりました。そして10分ほど小休憩。みんな藪の中で用を足します(笑)。 VILA VILAからトンネルを越え、その後、Rio Pilcomayo沿いをずっと走ります。このあたりから明らかに緑の量が増えてきて、標高がさがってきたのが感じられます。 13時ごろ、川を越える大きな鉄橋を渡ります。この鉄橋はこの路線のひとつのハイライトのようで、鉄道会社のホームページにも写真が出ています。
ボリビアの車窓から いよいよスクレ スクレ(EL TEJAR)駅に到着
徐々に灌木が増えてきます。レールバスは満員。ところどころで手を上げて乗り込もうとする人がいるのですが、ダメだと手を振って通過してしまいます。 最後の駅YOTALAに近づくと、そこは雰囲気がまるでヨーロッパ。赤い屋根に白い壁の大きめの家がぽつんぽつんと建っています。まさに別世界に来た感じ。 14:20に無事、スクレ(EL TEJAR)駅に到着。私の荷物も紛失することもなく無事手元に戻ってきました。みなさん、それぞれに目的地に散っていきます。
市街地へ Hotel Premier1 Hotel Premier2
EL TEJAR駅から進行方向に向かってしばらく歩いたところに大きめの道と停留所があり、そこで"Mercado"行きミニバス"Q"で中心市街地へ。 そろそろボリビア旅行も先が見えてきたので、いいホテルに泊まろうかと歴史のありそうなHotel Premierに投宿。サービスはともかく重厚感はありました。 ちなみに、今回の旅始まって以来の「バスタブ付き」でした。ずっとシャワーだけだったんですよね。やはり日本人なのでお風呂につかれるのは嬉しいです。
スクレの街並み 自由の家1 自由の家2
スクレはボリビアの憲法上の首都。現在は事実上の首都の地位をラパスに譲ったものの、誇り高い地域とのこと。老舗のチョコレート屋さんが並びます。 ボリビアの独立宣言が行われた「自由の家」。ラパスの中心・5月25日広場に隣接してあります。歩き方には15ボリとありますが、なぜか料金無料でした。 一刀彫りされた重さ4トンもあるボリバールの像、だそうです。何か重要な出来事があった部屋だったと思うのですが、ごめんさい、よく憶えていません。
サン・フランシスコ教会 スクレの街並み Tボーンステーキ
スクレ最古の教会のひとつ、サン・フランシスコ教会。スクレのすべての建物は条例で白くぬることが義務付けられているとか。この街も世界遺産です。 前の首都で、老舗が多く、また大学や本屋さんも多い。なんとなく、日本の京都と非常に類似点のある街だなあと。人々の気風も、どこか似ている気も。 せっかく南米に来ておきながら、あまり肉を食べていないことに気づき、Tボーンステーキ450gを賞味。思いっきり肉を食べて、いよいよ明日はラパスに戻ります。

おまけ アンデス“銀の道”高原鉄道 レールバス時刻表と写真


旅のメモから

・ポトシ・スクレ間のレールバス。今回の旅の一つのハイライトでした。で、確かにそれにふさわしい凄い列車だったなあと。これまで、大井川鉄道井川線だの、黒部の上部軌道だの、立山砂防軌道だの、いろいろと景色の良い&スリリングな鉄道に乗ってきましたが、このポトシ・スクレ間レールバスはこれらに匹敵する凄さがあります。さらに、この路線は普通の生活路線であり、現にそこに住んでいる人がいて、その用に供しているという点も非常に興味深いものがあります。
・ある程度想定はしていたものの、乗客の94%は地元のインディヘナの方々でした。ちなみに、残りの4%がメスティーソで、更に残りの2%は私(日本人)と言った感じ。女性はほぼ全員が民族衣装(いわゆるチョリータさん)でした。よくバスなどの評価に「地元の人が少ないので安全」とか言うのがありますが、そういうのとは全く真逆の状況です。とはいえ、バックパッカーぽいのは明らかに私一人だけなので、めったに外国人がいないので狙っても確率が低すぎるし目立ち過ぎるという意味ではかなり安全という気もしました。
・ちなみに私の隣の席はおばあさん。息子さんらしき人が駅まで見送りに来ており、いろんなお土産を持たせていました。その度に息子さんにお礼をいうおばあさん。息子さんは最後に20ボリ、お母さんにおこずかいとしてか渡していました。彼らにとっては、それなりのお金なのかもしれません。おばあさんは息子さんが駅から離れたあともずっと見つめていました。やはり列車というのは何かドラマがあります。
・相変わらず定時にちゃんと出発。意外と乗り心地は悪くありません。というよりも、かなり良いです。意外でしたが、やっぱりそれも鉄道ならではの利点なんでしょうね。途中駅は、ちゃんと駅舎があったりなかったり。駅のない場所にも人が出てきていて、バスやタクシーを止めるように手を上げて止めて乗り込む人が結構いいました。週3便しかない鉄道なのですが、ちゃんと日常生活に密着して使われているようです。
・風景はどんどんと田舎、というよりも岩だけの山岳地帯へ。崖を切り取って道を作っただけのような場所をずっと行きます。線路も決して十分に整備されているとは思えず、脱線したら一巻の終わりだなと。まさか日本人がこれに乗っているとは日本大使館も思わないだろうな…とかちょっと良くないことも考えてしまいました。とはいえ、時折見える景色は壮大かつ雄大で、日本はおろか、欧米やアジアでもなかなか見ることができそうにないものです。素晴らしい山岳路線です。
・VILA VILA駅で隣のおばあさんもおり、別の小柄なおじさんが乗ってきました。途中途中で人を拾っていくので、途中からは通路立席を含めて満員。そうなると、もう手を上げていても通過して行ってしまうようです。そもそも週3便しかないのに通過されてしまった人はどうするんでしょうか。他に代替交通手段が多数あるとも思えないし。なかなか日本人の常識だけでは分からない世界・生活というのが世界中にはまだまだあるのでしょう。
・徐々に緑が深くなってきたのを感慨深く眺めながら、約8時間半で終点のEL TAJAR駅に到着。世界最大級の銀山の街ポトシと、それを管理するために設けられた街スクレを結ぶ、全長約171キロの”銀の道”高原鉄道の旅。なかなか得難い、貴重な経験をすることができました。
・さて、EL TEJAR駅からスクレ市街までどう行くのかは色々と情報を探ったものの全く分かりませんでした。「まあ何とかなるかな、昼間だし、周辺部→市街地の方が行きやすいし」などと考えていたのです。実は駅到着時にタクシーが1台止まっていたのですが、別の乗客の方々が乗り合わせて行ってしまったのです。とりあえず他の人々が移動する方向について行ってみると、大きな道があり、そこには停留所があって何台かのミニバスが待っていました。ちょうどミニバス"Q"に"Mercado(市場)"という記載があったのでこれに乗ったところ、正解。無事、中央市場近くで降りることができました。このあたりはラパスでの経験が存分に生かされました。
・その後、さくっとスクレ見学。白い壁の建物は美しいものの、この街の良さはそれよりも雰囲気。ポトシに比べると温暖な気候と明るい緑や花々、そして本屋さんやチョコレート屋さんが多い、どこか気取った感じもある町の雰囲気。日本で言うと、京都とあまりにも似ている感じがしました。やはり前の首都という誇りと余裕と焦りが、独特な町の雰囲気を作っていくのかもしれませんね。観光すべき市街地物件こそ少ないものの、もうちょっとゆっくりいたかったなと思わせる町でもありました。
・エアロスールのリコンファームを頼みたかったため、それなりに大きなホテルでということでHotel Premier泊。結局英語は通じなかったものの、筆談だの、スペイン語単語羅列などで、なんとなく確認することができました。そして夕食は特大のTボーンステーキ、夜は久々のバスタブ。いよいよ残りは帰国に向けての流れとなってしまいますが、ラストスパートに向けての英気を養います。
今日の泊まりは「Hotel Premier(スクレ)」


今日のお買いもの(1ボリビアーノ≒11円)

前日のこり 1,278.5ボリビアーノ(以下、「ボリ」と省略。)
・ポトシ1泊ホテル代 80ボリ
・タクシー(ポトシ駅〜ホステル(セントロ)) 5ボリ
・ミニバス(EL TEJAR駅〜スクレセントロ) 1.5ボリ
・ホテルチップ(アエロスールへ電話確認依頼) 10ボリ
・ミックスジュース(市場で) 10ボリ
・各種お土産(小物6個+写真帳+マグネット) 88ボリ
・インターネット1時間程度 5ボリ
・食事(Tボーンステーキ450gなど) 100ボリ
合計 299.5ボリ のこり979ボリ


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