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ペルー・ボリビア23日間 近くて遠くて地球紀行
11日目(10月11日)「経験値上げな1日 in ラパス」

ルート
ラパス・一番ホテル泊−(徒歩)―鉄道会社ラパスオフィス、アエロスール支店、サルデナガ・リーナス通り、サンフランシスコ広場−(ミクロ)−一番ホテル−(徒歩)−◎ピカンテ・デ・ラングエ−(徒歩)−★ライカコタの丘−(タクシー・ミニバス)−★ムリリョ広場、国立芸術博物館、国立民族博物館、ハエン通り−(ミニバス)−一番ホテル−(徒歩)−◎けんちゃん(肉もやしラーメン)−(タクシー)−ラパス・一番ホテル泊

※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事


写真など

ラパスの夜明け1 ラパスの夜明け2 ラパスの夜明け3
5:54。早い時間に目が覚めてしまいました。思い立ってホテルの屋上へ。 5:59。少しずつ夜が明けてきました。夜景から昼間の景色への変化。 6:16。山際から太陽が昇ってきました。同時に気温の上昇も感じられます。
ラパスの夜明け4 鉄道のオフィス スーパーで買ったエンパナーダ
6:24。すっかり盆地に朝日が差し込みました。と同時に、低地の方から湧きだすように出てきた雲が一斉に上空を覆い始めます。壮大な気象-変化でした。 今日の用事第一は鉄道のチケット購入。ラパスには駅がないのでオフィスだけがある。大きな看板もなく小さなプレートが出ているだけで、結構分かりにくい。 鉄道オフィス近くのスーパーのテイクアウトコーナーで購入。そぼろ肉の入った揚げパン。人が並んでいただけあって、なかなか美味しかったです。
サンフランシスコ広場 ピカンテ・デ・レングア ライカコタの丘から
リコンファームを済ませ、ラパスの事実上の中心・サンフランシスコ広場へ。正式名称はロス・エロエス広場なのですが、サンフランシスコの方が通るみたいです。 一度ホテルに戻って荷物を置いてから昼食へ。「ピカンテ・デ・ラングエ」という「牛タンの辛煮込み」。かなり日本人好みの味&牛タンごろごろでした。 牛タン食べていて観光バスに遅れたので、時間つぶしでライカコタの丘へ。ラパスが坂というか、尾根と尾根の間の谷間に作られたのが良く分かります。
工事中 野外博物館 ワールドカップ予選中
ところがこのライカコタの丘、一番景色が良い(であろう)展望台部分が工事中。なのに有料で値段も同一。うーん、このあたり国民性なのかなと。 時間が余ったので、サッカー場の前にある「野外博物館」へ。と、向かったところ、何やら様子がおかしい。近づくにつれ、何やらお祭りのような状況に。 この日はワールドカップ南米地区予選の開催日だったのでした。相手はコロンビア。あまり近づき過ぎるのも怖いので、雰囲気だけ撮って退散しました。
国会議事堂 大統領官邸 ムリリョ広場
実はこの後、観光バスに乗るべくイザベル・ラ・カトリカ広場までタクシーで向かったものの、30分時間を勘違い。仕方なく、もう一度中心街に行くことに。 大統領官邸や国会議事堂のあるムリリョ広場へ。国会の方が立派だけど、警備は官邸の方が厳しそうというのは、どこの国も一緒ですね。 後日談になるのですが、この日にムリリョ広場に行っておいて本当に良かったのです。まあそれは、もういちどラパスに帰ってきてからのお話で。
国立芸術博物館 国立民族博物館 ハエン通り
近場にある国立芸術博物館へ。歩き方では無料となっているものの、10ボリかかりました。植民地芸術よりも現代美術の方が面白かったかな。 さらに国立民族博物館へ。ここでは特別展示の「仮面」と「Caminantes en el Tiempo(時の旅人、でいいのかな?)」が予備知識なしでも十分理解できました。 スペイン統治時代の趣を残す通りと言われるハエン通り。ただ、夕方になり、この時はまだまだラパスの治安が不安だったので、ホテルに引き揚げることに。
ミクロ27番 肉もやしラーメン ラパスの夜景2
ホテル近くのコンドル広場。荷物の少ない時やミクロ、多い時はミニバス、夜間や急ぐ時はタクシーと、たった1日でかなり使い分けもできるようになりました。 昼の牛タンがかなり重かった&今後当面、日本食は食べられないので、情報ノートお薦めの肉もやしラーメンを食べに「けんちゃん」へ。麦茶も当然、有料。 と、今朝ホテルで一緒だった二人組+今日からの一人旅の人がレストランに。一緒に食事し、タクシーでホテル帰着後、屋上で夜景観賞会でした。


旅のメモから

・当初の予定ではラパス1泊でさっさとオルーロ、ウユニへ向かう予定だったのですが、さすがに疲れていると言うこともあり、この日はラパスで1日オフとしました。まあ、ペルーとボリビアは似ているもののかなり違う国なので、1日ぐらいのんびり過ごして慣れるのも良いかなと。
・疲れがたまっていたようで、前夜は非常に早い時間に就寝。久々にぐっすり寝たものの、逆にものすごい早い時間に目が覚めてしまいました。と、突然思い立ち、昨日の晩行った屋上へ。ジャストで太陽が昇る時間でした。すり鉢状になったラパスの町が、少しずつ明るさを取り戻す。夜景が昼間の景色に移り変わっていく。日光が盆地のあちらこちらに差し込んでいく。少しずつ気温が上がっていく。雲が低地の方から湧き出てくる。なかなかに規模の大きい、日本ではなかなか見れない雄大な光景でした。
・ここ一番ホテルの売りの一つが、おいしい和食の朝食。午前8時から、同宿の方と一緒に頂きます。この朝は男性4人。お一人は世界各地をバイクで回っている方。後のお二人はご高齢の方で、短期間ではあるものの何度も南米に来られているとか。やはり日本を離れてここまで来ると、出会う日本人も個性的です。
・この日の第一の課題は「翌日のオルーロ・ウユニ間の列車のチケットを買うこと」と「飛行機(アエロスール)のリコンファーム」。鉄道の事務所はホテルから坂を下りて10数分と言うことで歩き始めたのですが、多少迷いました。というのも、ここラパスは坂の町。ところが、その坂の傾斜が神戸や尾道などと違って一方向でなく、坂道を下っていても突然登り方向に曲がったり、道も決して碁盤の目状ではなく色々と分岐しているのです。当然地図には上り下りは書いておらず、慣れるまではかなりとまどいました。
・ただ、列車のチケット自体は実にあっさりと購入終了。そして、飛行機のリコンファームも大きな問題なく終了。どちらも非常に親切に対応してくれました。そして雰囲気が事務的でなくどこか暖かいというか、フレンドリーなんですよね。ペルーも親切は親切なのですが、もうちょっと事務的というかプロフェッショナル的な対応だった気がします。観光に関わる場所には英語表記も多く、英語ができる人も多いですし。一方、ボリビアはスペイン語オンリー(数字すら無理)だけど、逆に何とか意思疎通を図ろうと頑張ってくれる。そんな違いはこの後もしばしば感じました。
・とりあえず、ホテル〜鉄道事務所〜イザベルラカトリカ広場〜アエロスール支店と徒歩で移動。そして次なる課題「大きな鞄を買う」「ズボンの替えを買う」にチャレンジ。もともと今回の旅行、移動型になるためバックパック+サブバックだけでやってきたのですが、帰りはお土産だのなんだのがあるので、もともとラパスで何らかの鞄を買う予定だったのです。最初はスーツケース的なものを想定していたのですが、せっかくなのでボリビアらしいものにしようかなと。リャマ柄の大きなバックをゲット。そして、ズボンはなぜかワイナピチュに登ったときに破けてしまったもの。捨てても惜しくないほど古かったので仕方ないのですが、無いとなるとそれはそれで不便。せっかくなので購入しようかなと。上着に比べると、試着やら裾詰めやらがあって難易度高いかなと思っていたのですが、これは裾の調節が可能な登山用ズボンを購入することで無事解決しました。
・ちなみに、あとあと感じたのですが、ズボン290ボリというのはこの国の物価から言うと驚異的な金額です。おみせのおばちゃんが大喜びだったのもよく分かります。ただ、これは真ん中にチャックが付いていてそれを外すと半ズボンにもなるという優れもの。帰りの飛行機で寝る際には半ズボンにしていました。今後の12月ニュージーランド旅行のように、日本と現地の気候が違いすぎる場合にも有効活用できそうです。まあ、高かったですけどいい買い物でした。ちなみに、NIKKOという海外ではよく見かけるアウトドアブランドのものでした。香港が本社のようですね。
・買ったものを一旦ホテルに置きに戻り、そこで市内観光バスのチケットを購入。日本語案内もあるとのことなので、ラパスの全容をつかんでおくにはいいかなと思って。お昼を食べてからでちょうどかなと。ところが、注文した料理が出てくるまでに相当時間がかかり、さらにその量が半端でなく多い。結局間に合わなくなり、時間つぶし&腹ごなしも兼ねて、ライカコタの丘へ。
・ライカコタの丘周辺は、最近、再整備したらしく、とっても綺麗な(ある意味ボリビアには似つかわしくない近代的な)公園。丘までの登り道も、ペデストリアンデッキかグローバルループかと言った感じで、右手にラパスの街並みを眺めながらゆっくりと上がっていけるようになっていました。そして、一番奥の展望台部分は有料。どんなすばらしい景色が待っているのかと期待して入ったのですが…。なんと工事中で先端には行けませんでした。それでも入場料は同額。入口に何の説明も書いていなかったような気がします。このあたりのいい加減さはやはりボリビアなのかなと。(この話、戻ってきてからの同じホテルにいた方々との会話でも結構盛り上がりました。そういう意味では行った意味もありました。)
・まだもうちょっと時間があったので、丘から見えたサッカー場そばの「野外博物館」へ。ティワナク遺跡から発掘されたモノリート(石の立像)が半地下状態で保存されているとのこと。と、近づくにつれて若干異様な雰囲気が。ちょうどこの日はサッカーワールドカップ南米予選の日だったのです。相手はコロンビア。ホームゲームということで皆さん、かなりテンションが上がっている様子。いくつか露店が出ており、マフラーか帽子かユニホームかでも買おうかと思ったのですが、今回はサッカーを見に来たわけではないですし、雰囲気だけを楽しんでサッカー場前を後にしました。
・で、イザベル・ラ・カトリカ広場に戻ってきたのですが、どうも様子がおかしい。観光バスが待っていないし、それらしい人もいないのです。もしやと思って看板を確かめてみると、「30分間違っていた」!どうも今日は調子がおかしいようです。仕方なく、ラパス中心街へ戻ることに。おのぼりさん風にラパス中心街のムリリョ広場へ。大統領官邸や国会議事堂を眺めつつ、国立芸術博物館、国立民族博物館と見学しました。
国立芸術博物館は植民地時代の芸術が多いのですが、個人的にはいまいちその価値が分からず。むしろ、近代・現代芸術にいいものが結構あった気が。とりわけMaria nunez del Pradoの女性の彫刻は日本人にも伝わる何かがあります。一方、国立民族博物館は、昔ながらの博物展示型のスペースと、最近増えているインタラクティブな展示とか同居。どちらもそれなりに面白かったのですが、日本の南西諸島のもの(ボゼとかミルクとかフサマラーとか)ともどこか共通する点が興味深かった仮面の展示"Mascaras"と、ボリビアに人類が到達してから今までの歴史を映像や解説、そしてさまざまな考古学・民俗学的資料で紹介する"Caminantes en el Tiempo"が、ほとんど予備知識なしでも実によく分かりました。
・と、民族博物館で、コパカバーナ・ラパス間隣同志だった日本人の学生さんに遭遇。お金がないのでどうしようかな−と言っていたウユニ塩湖、結局行くことにしたとのこと。日本人が少ない&どうしてもルートが一緒になるので、この旅、不思議なところで意外と不思議な人に再会しました。
・夕方、ミクロ(小型バス)は混んでいるということで、ミニバス(日本で言うライトバン)でホテルに帰還。乗るのもムリリョ広場ではしんどいだろうと言うことで、サンフランシスコ広場で。たった1日でしたが、相当ラパスとボリビアに慣れた気がします
・この日はお昼が結構重かった&これからいよいよボリビアの奥地に入っていくのでおそらく日本食は食べられない&一番ホテルの情報ノートが絶賛していたので、坂道を降りたところにある日本食レストラン「けんちゃん」へ。もともと海外で日本食はほとんど食べない人なのですが(韓国のさしみ丼(フェドッパブ)とかとんでも系の日本食はネタ的に食べますが)、今回は3週間の旅行ということで1回ぐらいは日本食もいいかなと思ったのもあります。看板や提灯、そして置いてある本などは日本のものなれど、店員さんはみな現地の人のようで、お客さんも私以外はどうも全員非日本人でした。ちょっと意外。とはいえ、出てきたラーメンはちょっと甘めで、普通においしかったです。ちなみに、麦茶も量を指定しての有料です。まあ、海外では飲みもの有料は普通なんですが、日本食レストランだとなんか違和感を感じますね。
・と、今朝一緒に朝食をとった二人組+今日から泊るという一人旅の人がレストランに入店。せっかくなので同席して、旅の話など。一人旅の彼は明日の晩、夜行バスでウユニに行くとのこと。もしかすると一緒になるかもしれませんねとか話をしながら、ラパス2日目の夜は更けていきました。
今日の泊まりは「一番ホテル(ラパス)」


今日のお買いもの(1ボリビアーノ≒11円)

前日のこり 612ボリビアーノ(以下、「ボリ」と省略。)
別途、両替 692ボリ → 合計 1,304ボリ
・鉄道チケット(オルーロ〜ウユニ) 95ボリ
・ミネラルウォーター小 1.5ボリ
・エンパナーダ(スーパーMULTIMAS前) 3.5ボリ
・民芸品風の大型かばん 75ボリ
・サルテーニャ(リャンプー通りの屋台) 4ボリ
・登山用ズボン 290ボリ
・ミクロ27番 2ボリ
・ミネラルウォーター大 5ボリ
・市内バスツアーチケット(2コース) 100ボリ
・食事(ピカンテ・デ・ラングエ+コーラ) 44ボリ
・ライカコタの丘入場料 3.5ボリ
・タクシー(ライカコタ〜イザベルラカトリカ広場) 6ボリ
・ミニバス(イザベルラカトリカ広場〜ムリリョ広場) 1.5ボリ
・国立芸術博物館 10ボリ
・国立民族博物館 15ボリ
・ミニバス(サンフランシスコ広場〜コンドル広場) 1.5ボリ
・けんちゃん(肉もやしラーメン+麦茶) 43ボリ
合計 700.5ボリ のこり603.5ボリ


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