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ペルー・ボリビア23日間 近くて遠くて地球紀行
12日目(10月12日)「僕は僕の旅へと 君は君の夢を」

ルート
ラパス・一番ホテル泊−(ミクロ)―ラパス・バスターミナル−(路線バス)−オルーロ★インディヘナの市など−(鉄道[ワラワラデルスル])−ウユニ・ホテルダイソン泊

※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事


写真など

バスの車内から 鉱山町へ バスターミナル到着
ラパスのバスターミナルで、一番手前で「オルーロ―、オルーロ―」と客引きしているバスに乗る。地球の歩き方では30ボリとあるのに20ボリ 。 安いので不安だったが、やはり各駅停車バスだったみたい。特にエル・アルトでは客引きをしながらどんどん詰め込んでいく。車掌さんは客集めに必死。 結局4時間近くかかってオルーロのバスターミナルへ到着。特に何の予定もないので問題はないのだけれど、カオスな満員のバスは多少疲れました。
オルーロ駅 2月10日広場より山側の市場 2月10日広場
タクシーでオルーロ駅に移動。この街では鉄道駅の方が町に近いのです。荷物預かり所に荷物を預け、身軽になってオルーロ市街地を観光します。 水曜日はオルーロで市が立つ日らしく、常設のお店以外にも至る場所にお店が。売っているものも、民芸品や衣類から、電化製品、食べ物までと幅広く。 オルーロの中心2月10日広場。市とは違い、どこかヨーロッパの香りがします。あまり治安も悪くなさそうだったので、ここでちょっとばかり休憩することに。
ゼリー 線路沿いの市 切符
椅子に座っていると、不思議なデザートを持った人が。よくわからないものの買って食べてみました。セリーとホイップのようです。毒々しいけど、なかなか美味しい。 ラパス−オルーロ間の線路跡地(?)もすっかり市場に。同種の店ごとに固まって出店されている模様。果物の種類とかは日本と大差ない感じ。 色々とみているうちに列車発車の1時間前。慌てて駅に戻り、ちょっとだけ食べ物も持ち込んで、切符に書かれた車体番号1564の車両に乗り込みます。
ワラワラエクスプレス 列車車内 途中で配られた夜食
今日乗る列車はワラワラエクスプレスという急行。オルーロ19時出発、ウユニ到着は2時20分。7時間ちょいの列車の旅となります。 乗り込んだ時にはテレビから音楽が鳴っていて「ちょっとなー」と思っていたのですが、途中でちゃんと消えました。やはり鉄道の旅はなかなかに快適です。 20時半過ぎにお茶とハンバーガー配布。FCAの小型手提げバックがかわいいですな。宿の予約がないウユニでどうなるのか、不安も抱えつつ…。


旅のメモから

・ラパスからオルーロを経由して、ウユニまで。この日は事実上の移動日でした。ある意味、日本人オーナーがいて、NHKが見れて、日本食が食べられて、日本語でネットの出来たラパスとは全く違う世界。それなりに緊張感も。
・列車はオルーロ発午後7時。ラパス・オルーロ間はバスで約3時間。昼過ぎに出れば十分と言われていたのですが、部屋でテレビなどを見ていても落ち着かず、結局10時ごろに出発してしまいました。朝見ていた番組の一つが、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール) の課題曲「証(あかし)」をめぐる物語。フランプールって知らなかったんですがなかなかよい歌詞ですな。
・バスターミナルまで行くタクシーを呼んでもらおうとしたところ、オーナーから「もう時間が遅いので空いているし、ミクロで十分じゃない」とのお言葉。せっかくなのでミクロで向かうことに。ところが、途中からミクロが全然前に進まない。というのも、一番のメイン通り(正式名称は違うらしいけど、El Pradoと呼ばれている通り)でデモ行進中だったのです。時間的余裕はあったので結局そのまま乗って行きましたが、ホテルからバスターミナルまで40分以上かかりました(普段は15分ぐらいかな)。
・多少高くてもいいバスが良かったのですが、よく分からず、結局一番手前で「オルーロ―、オルーロ―」と叫びながら客引きをしていたお兄ちゃんのバスに乗ることに。決してきれいなバスではなかったものの、乗り込んだ時はガラガラ。のんびり行けるかもと思っていたのですが…どうもこのバス、各駅停車のよう。バスターミナルのちょっと外れでお客さんを乗せ(おそらくバスターミナル使用料逃れ)、エルアルトで更にどっとたくさんのお客さんが載ってきてほぼ満員に。それでも満席にしたいらしく助手のお兄ちゃんは客引きに躍起。そうすると出発がだらだらと遅れるわけで、客席からは「バモス!バモス!(早く行け!早く行け!)」の掛け声が。ちなみに私の隣はインディオのおばちゃんで、編み物をしながら、常に何か食べてました。なかなかカオスなバスでしたが、ある意味ボリビアらしかったのかも…。
・4時間ちょいでオルーロのバスターミナルに到着。タクシーを捕まえて駅まで。この時、3時過ぎ。4時間ちかくあるので、荷物を荷物預かり所に置いて、市街地観光へ。と言っても、オルーロの町には見るべきものがほとんどない様子。歩き方に乗っている観光地は皆「ミニツアーで」とかなっており、それもめんどくさい。どうしようかな−とおもいつつ、適当に町をふらふらと。と、ちょうどインディヘナの市が立つ日(水曜日)だったようで、至る所に露店が出ていました。そんなのを見つつ、ウユニ塩湖ツアーに向けて必要なものを買い回ることにしました。で、最後に町一番のレストランで食事しようかなと。
・ということで、市場で生搾りオレンジジュースを飲んだり、広場に座ってゼリーを食べたり、保存食になりそう(遭難した時に食べるのにいいかも)ということでオレオを買ったり、持参が基本とあるトイレットペーパーを買ったり、靴が壊れそうだったのでボンドを買ったりしているうちに、「ちょっと日が陰ってきたなあ―」と気が付けば午後6時。7時発とはいえ、1時間前には行くべきとどこかに書いてあったので慌てて駅へ。結局、全然平気だったのですが、すでにかなり多くの人が列車に乗り込んでいました。多少ひやっと。
・列車内には日本人の一人旅の女の子が。たまたま隣の2人掛け席が空いていたのでおしゃべりを。彼女は旅行会社に頼んでおり、ウユニ駅にちゃんと迎えが来ているとのこと。やはり、午前2時に宿なしの状態で知らない街に降り立つのは多少無謀だったかなと思いつつ、どうせ駅にたくさん客引きが来ているのであろうと楽観視して、貸してくれた重い重い毛布をかぶって眠りに着いたのでした。

…そしてウユニ駅に着いたのですが。
…誰もいない。
…。

・人はいっぱいいるものの、みんな送迎の人がいるみたい。客引きっぽい人はだれもいません。街に出ても静まり返っている。駅に戻ってみても、何人かのおばあさんが駅に座り込んでいるぐらい。「やばい、これは野宿か?」真剣に焦りました。ちょっと頭を冷やしてから、もう一度町へ。ダメかもと思いつつ、駅横のホテル・ダイソンのベルを押してみる。…と、しばらくすると、いかにも叩き起こされた風の宿の人が出てきたのです。当然英語は通じず、カタコトスペイン語で宿泊費を聞くと、「バストイレ付なら260ボリ、無しなら80ボリ」とのこと。あまりの差(と高さ)に一瞬悩むものの、とにかく野宿せずに済んだ方に乾杯!な気分だったので、バストイレ付に。部屋に入りドアを閉めた時、久しぶりに味わう独特の安堵感を感じたのでした。
今日の泊まりは「ダイソン(ウユニ)」


今日のお買いもの(1ボリビアーノ≒11円)

前日のこり 603.5ボリビアーノ(以下、「ボリ」と省略。)
別途、ATM出金 980ボリ → 合計 1,583.5ボリ
・一番ホテル宿泊費(2泊) 400ボリ
・ミクロ27番 1ボリ
・ラパスバスターミナル有料トイレ 0.5ボリ
・バス(ラパス〜オルーロ) 20ボリ
・ラパスバスターミナル使用料 2ボリ
・オルーロバスターミナル有料トイレ 1ボリ
・タクシー(オルーロバスターミナル〜オルーロ駅) 5ボリ
・オルーロ駅荷物預かり 3ボリ
・生オレンジジュース(市場で) 3ボリ
・ゼリー(広場で) 5ボリ
・ポテトチップ(広場で) 3ボリ
・オレオ(市場で) 8ボリ
・トイレットペーパー(市場で) 4ボリ
・ボンド(インディヘナの市で) 2ボリ
・オルーロ駅有料トイレ 1ボリ
・ミネラルウォーター+プリングルス(駅で) 12ボリ
合計 470.5ボリ のこり1,113ボリ


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