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ペルー・ボリビア23日間 近くて遠くて地球紀行
10日目(10月10日)「国境のアーチを越えると別の国であった」

ルート
プーノ・Hotel Balsa Inn−(送迎)―プーノ・バスターミナル−(観光バス/コパカバーナで国境越え・バス乗り換え)−ラパス・バスターミナル−(タクシー)−ラパス・一番ホテル泊

※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事


写真など

Panamericano ペルーイミグレ またね、ペルー
プーノからコパカバーナまではパンアメリカーノ社のバスで。そこそこに立派なバス。意外と空いていたものの、途中で乗り降りする地元の方も結構いたり。 まずはペルー出国。まず青色の建物でイミグレーションカードにハンコを押してもらい、次に隣の瓦屋根の建物でパスポートに出国ハンコを押してもらいました。 なんで2回の手続きが必要なのかちょっと分からなかったのですが、一応これにてペルーは出国。もう一度ちょこっとだけ戻ってくるので、Hasta luego!。
国境を越える ボリビア側イミグレ1 ボリビア側イミグレ2
いよいよ初の陸路徒歩国境越え。この石造りのアーチの手前がペルー、向こうがボリビア。乗客がイミグレの手続きをしている間にバスはボリビア側に移動。 ボリビア側のイミグレ。気を付けていないと間違って通り過ぎてしまうような場所にあります。やっぱり空港のイミグレとは雰囲気がだいぶ違いますね。 日本人はコピーが必要と地球の歩き方に書いてあるのですが、結局必要なし。何も聞かれず、流れ作業でばんばんハンコを押していました。お国柄かな−。
ボリビアへ入国 コパカバーナの街 トルーチャとオレンジジュース
いよいよ「約束の地」ボリビアへ入国。雰囲気が落ち着いているというか、ペルーのような毒々しさがない気も。やっぱり国が変わると空気も変わります。 バスはコパカバーナの街まで走って、そこで食事休憩&バス乗り換え。湖のそばまで寄ったところ、湖を見ながら食事ができるお店があったので食事に。 同じチチカカ湖なので、当然特産も同じトルーチャ。でも量も多いし、何と言っても値段が安い。外国人観光客相手の店なのに、ペルーの半分程度の感じ。
チュア地峡 ボリビアンフェリー さよならチチカカ湖
コパカバーナからラパスまで行くバスは満席。隣は日本からの学生さん。いろいろと話しつつ、しばらくするとチュア地峡へ。ここで一旦下車して、湖を渡ります。 人は小型ボート、バスはなんとハシケのようなフェリー(?)で向こう岸まで渡します。よくこれで沈んだりひっくり返ったりしないものだと思います。 バスはしばらくの間チチカカ湖沿いを走行。そして、いよいよこれで、この湖とも本当にお別れ。さまざまな思い出を作ってくれてありがとう。また会う日まで!
いよいよラパスへ ラパスの夜景1 ラパスの夜景2
約2時間、うとうとしていたところ、段々と周囲が街に。そしてエルアルトの街を越え、突然窓の外に広がるラパスの街並み。いよいよここまでやってきました。 バスターミナルで学生さんとも分かれ、ラジオタクシーで無事、一番ホテルに到着。夜景を外に見に行くのは危険なので、ホテルの屋上に上がってみました。 屋上からでも十分に楽しめるラパスの夜景。本当に宝石箱をひっくりかえしたかのような夜景です。いよいよ明日からはボリビアの街を歩き始めます。


旅のメモから

・いよいよペルーを立ち、ボリビアへと向かいます。まあ、飛行機の関係でもう一度、リマで半日ほどを過ごすのですが、それはそれ、これはこれ。やはり感慨深いものがあります。そして、歩いて国境を越えるのも初めての経験。陸路国境越えはこれまで2回やってきているのですが、いずれも列車の中。さらに2回目はシェンゲン協定国内だったので、当然何もなし。本格的な陸路国境越えは今回が初だったのです。
・まずは朝食を取ろうとホテルのレストランに向かったところ、なんとナスカ・クスコで一緒だったNさんと遭遇。おなじ当山ペンションのツアーなので当然とはいえ、偶然の再会でした。食事をとりながらの、マチュピチュの話、前日のチチカカ湖での出来事、そして今後の旅行の予定の話…短い時間でしたが、昨日のあのような事件の後でしたので、見知った人と出会えたのは本当に良かったです。彼女は今日がウロス島・タキーレ島の観光。そしてボリビアには入らずにリマ・アメリカ経由で日本帰国となります。お互いの今後の旅の無事を祈りつつ、それぞれに出発です。
・バスターミナルまでは英語堪能なバスガイドさんが誘導。ただ、バスに乗ってからはすべて自力、スペイン語オンリーの世界になんとか対応しないといけません。と思いきや、バスの中には日本人が。ただ彼女、国籍は日本なもののカナダ暮らしが長いらしく、英語の方が得意なんだとか。うーん、海外に行くといろんな日本人がいるものですね。そんなことも発見できるのが海外旅行のだいご味の一つでもあります。
・途中で地元の人を載せたり降ろしたりしているうちに、いよいよ国境へ。バスを降りてボリビアーノを両替し、ペルーのイミグレで出国確認のスタンプをもらって、歩いて国境越え。アーチをくぐった後に、ボリビアのイミグレで入国確認のスタンプをもらう。正直、あっけないほど何事もなく終わってしまいました。待ち時間もほとんどゼロ。空港で出国・入国するよりもずっと簡単なんですね。陸路国境越えは大変と思っていただけに、多少拍子抜けでした。
・しかし、国境を越えると使うお金が完全に変わり、飾ってある国旗も変わり、道の雰囲気も変わり、なんとなく空気も変わるんですね。当然のこととはいえ、せいぜい数分歩いただけで全く違ってしまうということが日本人にはなかなか理解できません。それも、決して警備厳重という国境ではないですしね。逆にこういう場所にいると、国とは何かとか、いろいろと考えてしまいそうです。
・コパカバーナで食事休憩&バス乗り換え。食事をできるのがこの時間しかないので、湖畔ぞいのいかにも観光客向けのお店でトルーチャを頂きました。本当は昨日美味しかったペペレイでも良かったのですが、その表記はちょっと見つからず。で、定番のトルーチャに。メニューに30と書いてあり「高っ!」と思いましたが、当然30ソル(約900円)ではなく、30ボリビアーノ(約330円)なんですよね。分かっているはずなのに、つい一瞬混乱してしまいました。トルーチャはかなり大きいし、美味しかったです。ただ、ペルーに比べるとかなり薄味。塩を振って頂きました。
・コパカバーナからラパスまではさっきとは別のバスで。今度は満員でした。うまく日本人の学生さんと一緒に座ることに。彼はなんとブラジルからずっとバスでペルーまで来て、これから戻るところとのこと。なかなか大変だろうなぁ。南米大陸はあまりにも広大なため移動がメインの旅になってしまっている感じでしたが、若いんですし、それもまた貴重な経験かと。「(お金がないので)ウユニの街からウユニ塩湖まで歩いて行けますかね?」と聞かれ、「それはちょっと難しいみたいだね」とか話したり。
・いろいろと話しをしつつ、うとうとしたりしていると、荒野の中にも少しずつ家が出現。郊外の街・エルアルトを越え、いよいよラパスが見えてきました。すり鉢の辺縁から垣間見るラパスの街並み。その現れ方は、なかなかに感動的です。これを見るといよいよこの国に来たんだなあと。
・学生さんとはラパスのバスターミナルで分かれ、バスターミナル前にあったラジオタクシー案内所でラジオタクシーを呼んでもらうことに。「一番ホテル」では伝わらなかったものの、地図を見せ、「アベニーダランダエタ、プラーサコンドル」というと、なんとか分かってくれたようです。15ボリで割とあっさりとホテルに到着。オーナーの南雲さんにチェックインしてもらい、いよいよボリビアでの日々がスタートしました。
・実は、当初の予定ではラパスに1泊し、翌日からさっさとウユニに向かう予定だったのですが、さすがに連日の朝からの移動移動で精神的&体力的に疲れており、ラパスで連泊することに。心意気は決してそうではないのですけど、やはり体力的にはやっぱり以前ほど若くはないんですよね。まあ、実際、ラパスもそこそこに面白い街のようですし、3週間なので1日ぐらいは余裕を持ってもいいかなと。
・夕食をとりに町へ行こうかなと思ったりもしたものの、結構疲れていた&お昼が重かったのかあまり食べたくなかったので、この日は手持ちの食糧で済ますことに。一番ホテルの情報ノートを見たり、日本語の使えるパソコンでツイートしたり、屋上に上がってラパスの夜景を楽しんだりしながら、ボリビア初めての夜は過ぎていきました。
今日の泊まりは「一番ホテル(ラパス)」


今日のお買いもの(1ソル≒28円、1ボリビアーノ≒11円)

前日のこり 265.5ソル
・プーノバスターミナル使用料 1ソル
 
合計 1ソル のこり264.5ソル →この金額で10/21まで固定。

両替 670ボリビアーノ(以下、「ボリ」と省略。)
・入国税 1ボリ
・食事(トルーチャ+オレンジジュース) 40ボリ
・チキーナ地峡の渡し船 1.5ボリ
・バスターミナルの有料トイレ 0.5ボリ
・ラジオタクシー 15ボリ
合計 58ボリ のこり612ボリ


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