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ペルー・ボリビア23日間 近くて遠くて地球紀行
8日目(10月8日)「Take the 'Banana Pancake Trail' Bus Tour」

ルート
クスコ・Hostal Tu Hogar泊―(送迎)−プーノ行き観光バス(★アンダワイリーヤスの教会、★ラクチ遺跡、◎ビュッフェランチ、★ラ・ラヤ峠、★プカラ博物館)−(送迎)−プーノ・Hotel Balsa Inn泊

※凡例: ★入場・体験観光 △外観観光 ◎食事


写真など

WonderPeruExpedition 世界のバスの車窓から アンダワイリーヤスの教会
クスコ・プーノ間には鉄道とバスの移動手段があるものの、鉄道はバカ高い&意外と時間がかかる&乗っているだけなので、観光バスをチョイス。 まずはアンダワイリーヤスへ。ちなみに、"KEIKO"とは大統領候補だったケイコ・フジモリ氏のこと。こういった表示が道路沿いの至る所に書いてありました。 アンダワイリーヤスの教会。内部は修復中&写真撮影不可。急に観光客が来るようになったので、修復するお金もできたのかなあとか邪推してしまいます。
今回のバス バス車内 ラクチ遺跡1
今回乗ったバスはWonder Peru Expedition。あまり有名ではないようで空いていたのですが、バスは立派、ガイドさんも感じ良かったです。 ガイドさんとは別にホステスさんがいて、コーヒーやらお茶やらを出してくれます。いたせりつくせりですが、人件費が安い国だからできるのでしょうね…。 今回のコースの中で一番メインのラクチ遺跡。プーノとクスコの間に位置するラクチは物資の集積・保管に適していたらしく、ここに町ができたとこのこと。
ラクチ遺跡2 ラクチ遺跡3 ラクチ遺跡4
左右対称に建てられており、ちょうど真ん中から太陽が差し込むようにできているとのこと。実際はかなりの部分が近年の修復らしいのですが…。 貯蔵庫の後。この建物は復元されているものの、実際にはおびただしい数の破壊されたこのような建物があり、短時間ではとても全ては見て回れない。 遺跡の周りでヒツジの番をしていた子ども2人。4、5歳ぐらいだろうか。文明を破壊されても変わらない、のどかながらもたくましい生活がここにはある。
シクアニでランチ ランチビュッフェ 外でのんびり
少し移動して、シクアニという街でランチ。ここはもう標高3千5百メートルの世界。雲が近い。どこかくすんだ街にバスがちょっとそぐあない気も。 ランチはビュッフェ。トルーチャのマリネとかアルパカのステーキとかキヌアのスープとか、ペルーらしいものも色々。でも、普通に鳥のから揚げがおいしかったり。 レストランといっても完全にこの団体客向けのもの。プーノ→クスコの逆コースの人は来るのかもしれないけど。鉄の扉と塀で囲まれた中で暫時休憩。
ラ・ラヤ峠1 ラ・ラヤ峠2 ラ・ラヤ峠3
食事後は4,335mのラ・ラヤ峠越え。「高山病対策のため登りは寝てはならぬ」とあったにもかかわらず、食後のため、ついうとうと。目が覚めたら4,355mでした。 あまりにもあっけなく来たためここが富士山のはるか上とは思いにくいのですが、荒涼たる景色と寒さはここが尋常ならざる場所であることの証でもあります。 しばし記念撮影などをして、再度バスへ。とこれからラ・ラヤ峠駅へと向かう鉄道とすれ違い。いつかはこの鉄道にも乗ってみたいものです。
プカラの教会 博物館1 博物館2
ラ・ラヤから1時間半ほど走ってプカラへ。小さな町にはちょっと分不相応な大きな教会。気になったものの、ちょっと入れそうにはありませんでした。 プカラの見学場所は教会でなく、この博物館。紀元前200年ぐらいに栄えたプカラ文化の出土品が飾られているのです。多少の基礎知識がないとしんどいかも。 屋内は撮影禁止。ドクロをもった石像とか面白いものもいくつかあった気が。題材がおどろおどろしくてもどこかユーモラスなのがインカ、プレインカですよね。
チチカカ湖 プーノのカテドラル トルーチャ
観光はプカラで終わり、考え事をしたりうとうとしているうちに、チチカカ湖が見えてきました。一度、飛行機で見ているものの、やはり感動が違います。 ホテルにチェックインし、カテドラル・アルマス広場を通って、プーノの繁華街・リマ通りへ。外国人観光客多し。ここでお土産や絵ハガキを買いました。 せっかくチチカカ湖ということで、名産のトルーチャ(マス)を。日本のマスに、更に脂をのせたような味。かなり美味しく、日本人の口にも合います。


旅のメモから

・この日はクスコからプーノまで移動。移動手段は主に2つ。一つは鉄道、もう一つは観光バス。実は昔からこの鉄道に乗ってみたかったのだが、いろいろと経緯もあって、現在は片道150ドル以上する列車しか通っていない。完全に外国人観光客専用列車になってしまっている模様で、ちょっとそれもどうかなと。マチュピチュへのビスタドーム往復で列車は堪能したし、ボリビアでも鉄道に乗れそうなので、今回は値段も安く、いろんなところを見学できて、さらに早く着くバスにしました。日本の感覚ではちょっと理解しがたいのですが、南米などでは明らかに鉄道の方が不便な乗り物なのです。
・ちなみに、このクスコ〜プーノ観光バスのルート紹介、一番詳しいのはこれまた「るるぶペルー」です。80ページめに、1ページまるまる使って、地図と写真とイラスト入りで紹介されています。バスの車内でこれを読んでいると、ガイドさんのお話も明らかに分かりやすい。大体の通過時間も書いていますし。お薦めです。
・ガイドさんに連れられてクスコの街外れからバスに乗車。Wonder Peru Expedition社は有名ではないものの、実際に行くコースはインカ・エクスプレスやファーストクラス社と同じ。後発なだけに空いており、さらにバスも新しい模様。お客としてはそれで十分です。ガイドさんは綺麗な英語とスペイン語で説明してくれます。また、他にホステスさんも乗っており、お茶のサービスあり。人件費の高い日本では考えられないですが、これも一種のワークシェアリングなんでしょうね。
・アンダワイリーアスの教会は正直わざわざ行くほどのことはないものの、逆にペルー・アンデスの普通の教会を見学できるという点での価値は高し。ラクチ遺跡も、その範囲が広大なのには多少びっくりしたものの、明らかに近年の修復と言った場所も多く、マチュピチュ・クスコを見てきた身にはいまいち感強し。やはりこの観光バスは移動がメインで、その合間に観光もできるという感じなのでしょうね。ただもちろん、それぞれにちゃんと歴史があるのは間違いないわけで、それに気が付いて真っ先に観光バスを始めたインカ・エクスプレスはすごいなあと思います。それと同時に、観光客が足を踏み入れることによって、地元の何かが変わってしまわないかも多少不安だったり。
・ランチはビュッフェ。日本で言うところの「バイキング」。アルパカのステーキとか、トルーチャのマリネとか、キヌアのスープとか、観光客が喜びそうなペルー風のもの多し。それぞれ、なかなかにおいしい。でも一番おいしかったのは普通の鳥のから揚げ(フライ)だったり。いつも海外旅行に行くたびにつぶやいてますが、本当に海外の鳥肉は美味しいです。(もちろん日本のブロイラーの素晴らしさも分かるのですが…と続くのもお約束(苦笑)。)かなり量があり、大幅に余っていました。結構すぐに後ろに下げていましたが、プーノからくる人々に出されるのでしょうか。あるいは、別の場所に?。正直言って、地元の人にはかなりのごちそうなのでしょうし、ちょっと考えてしまいましたね。
・食事の後はいよいよペルー最高峰の4,355m、ラ・ラヤ峠越えです。「るるぶペルー」にも「高山病対策のため登りはなるべく寝ないようにしたい」と書いてあるものの、食事の後。結局うとうとしてしまい、突然バスが止まったところが、人生最高度4,355mのラ・ラヤ峠でした。「空気が薄いかな」と気になったものの、あまりそれは感じず。それよりも薄ら寒い。そして、木がほとんどなく、灌木や地衣類が広がる光景。観光客やらそれを狙ったお土産屋台やらもあるのですが、決して賑やかさはなく。天気が悪かったのがあるかもしれませんが、どこか不思議な雰囲気のある場所でした。
・その後、どこか急ごしらえの博物館があるプカラを見て、いよいよチチカカ湖畔の港町・プーノへ。ペルーとしては最後の目的地になります。現地のガイドさんが迎えに来てくれており、ホテルまで。今日のホテルはかなりいいホテル。滞在中の諸注意などを聞き、出してもらったウェルカムコカティーを飲んで、部屋でしばしゆっくり。明日はいよいよチチカカ湖観光。それが終わると、いよいよペルーを離れ、ボリビアへ。ペルーの先が見えてきました。
・ホテルはアルマス広場の近く。繁華街(というよりは外国人観光客向け繁華街)のリマ通りへ赴き、ATMでお金をおろしたり、チチカカ湖名産のトルーチャ(マス)を食べたり、お土産を買ったり、絵ハガキと切手を買ったりして、かなり慣れてきつつあったペルーを楽しんだのでした。
今日の泊まりは「Hotel Balsa Inn(プーノ)」


今日のお買いもの(1ソル≒28円)

前日のこり 278.5ソル
別途、キャッシング 260ソル → 合計 538.5ソル
・入場料一括支払い 21ソル
・絵ハガキ、お土産 21ソル
・夕食(トルーチャ) 30ソル
・ミネラルウォーター大 3ソル
合計 75ソル のこり463.5ソル


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