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台北花博に行こう!

台北で花開く日本の花と技
〜日本からの出展〜

台日観光交流年

  台北花博には日本からもたくさんの関係団体や個人が出展しています。
  日本が誇る園芸・造園技術の技と伝統を、多くの人の思いを乗せて、台湾の国際博覧会で披露。
  その出展者や素晴らしい作品を紹介します。  (2010年12月再編成)

会  場
エリア
期間
出 展 者
タ イ ト ル
寰宇(かんう)庭園區
世界庭園エリア
美術
全期間
浜松市 遠州の庭 〜白砂青松〜
安藤龍二&NPO法人地域環境緑創造交流協会 『龍之庭〜鯉躍龍門』
遠東亜太交流センター エコ・アジア・五感の庭(四季園芸福祉華園)
争艶館 美の競艶館
国際インドアフラワーコンテスト
圓山
11/6〜
11/21
or 28
遠東亜太交流センター−島津賢一 林間花語,相依
(財)海洋博覧会記念公園管理財団 沖繩之寫意生活
日本レミコ押し花学院 現代壓花藝術展(台日聯合作品)
徠扶國際株式會社 未來的家庭菜園 趣味の園芸と苔玉 おいしいべランタ菜園 普及推廣
(株)田中造園土木 奔向自然
安藤龍二&NPO法人地域環境緑創造交流協会 [C区(国内外花卉組織の広報出展)]
未来館 牡丹特別展
新生
1/27〜
2/10
島根県松江市(大根島) 牡丹特別展
争艶館 美の競艶館
2011台日親善 いけばなの根源 池坊展
圓山
2/19〜
2/27
華道家元池坊 池坊コンクール展台湾大会
いけばなの歴史 華道550年展
台北でもこんな花遊び 遊心
ありがとうECOプロジェクト

・寰宇(かんう)庭園區 世界庭園エリア
  日本からは3者が出展しています。舞蝶館のすぐ横になりますので、美術公園ゲートから入ると真っ先に目に入ります。かなり良い場所に置いてもらっているなあと。
 そして、特に狙ったわけではないのでしょうが、伝統的な日本の庭園様式を用いた「遠州の庭」、作家性の強い「龍の庭」、そして園芸福祉という庭園とはまた違った切り口の「エコ・アジア・五感の庭」と、日本の作庭技術・思想の多様性を、期せずしてこの3つの庭園が表現してくれているのです。
 6ヶ月間という長期間の展示となり、どこも経費的にも大変な様子。なるべく管理にお金と労力がかからないように、経費の面でもエコを心掛けた庭となっているようです。

タイトル:遠州の庭 〜白砂青松〜
美術公園区 国際庭園エリア30番
出展者:浜松市
[公式ホームページ][該当ページ(記者発表資料)]

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解説:(記者発表資料から抜粋)
 遠州地方らしさを表現するために、二つのキーワードを元に作成されました。
 一つ目は、広大な遠州灘の砂浜及び黒松の防風林で構成される「白砂青松の風景」です。二つ目に、遠州地方を代表する庭園で有名な龍潭寺。その中でも浜名湖をかたどった美しい石庭である「龍潭寺本堂前庭園」です。この二つを融合させることにより、他では見ることのできない遠州地方特有の風景を美しくまとめています。
 また、同博の会期が約半年と長期にわたることから、面積の半分以上を砂利及び敷石舗装が占めることにより、作品の美しさと共に、メンテナンス、会期中のランニングコストへの配慮などに工夫しています。

タイトル:『龍之庭〜鯉躍龍門』
美術公園区 国際庭園エリア33番
出展者:安藤龍二&NPO法人地域環境緑創造交流協会
[安藤氏HP][NPO法人地域環境緑創造交流協会HP]

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解説:(安藤氏HPをもとに、エキサイト翻訳や看板の英語訳も参考に、翻訳)
 この庭園は日本の伝統的造園技術を用いて景観芸術を作り上げたものであり、「禅」の世界の精神空間を表現しています。この庭園を訪れた人は、目を閉じて、その「心」を使って宇宙からのメッセージを受け取ってください。そうすると、あなたは空間が変化していくことを感じとることができ、「物質世界」と「意識世界」とが同一の空間上に存在することに気づきます。
 以上で述べたことを仏教の概念で解釈すると、それは「彼岸(魂)と現世(身体)は同一の空間に存在する」ということです。作者は「同一の空間であったとしても、庭園を見る個人や時間により、異なった意識や想像を生み出す『異度空間(それぞれに異なった側面を持つ空間)』である」というメッセージを伝えたいと願っています。

タイトル:エコ・アジア・五感の庭(四季園芸福祉華園)
美術公園区 国際庭園エリア34番
出展者:遠東亜太交流センター
[2010台北国際花博「国際庭園」出展実行委員会HP]

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解説:(現地に設置された日本語解説板から抜粋)
 台湾の人たちとアジアの人たちとの交流の場として、植物による人と自然のふれあいを、五感を通じて受け止め人々を幸福にする「環境福祉」の思想を次世代に伝える演出を行い、行事を企画実施することのできる庭作りを目指しました。
 この庭の特徴の一つは、雨水の利用です。木デッキの下は静水装置を備えた大きな雨水循環貯水槽になっています。池の水やせせらぎや、庭の木々や花に散水する灌水装置もすべてこの貯水槽の水を使っています。自然水の音、自然の水で育てられる木々です。また、この庭の高木から低木まで、すべて台湾産の植物をつかってデザインされています。樹種はおおよそ80種、緑の量は数え切れません。自然に暮らせる感謝をこめてこの庭はつくられています。

・争艶館 美の競艶館 国際インドアフラワーコンテスト
 「全球花之饗宴」と題して行われた国際インドアフラワーコンテスト。日本からも5者が出展していました。内容も芸術的なものから、観光案内・イベント紹介的なもの、押し花、苔玉、本格的な庭園と、これもまた非常にバラエティに富んでいます。
 また、C区は「国内外の花卉組織の広報出展」のためのスペースとなっており、展示会や見本市でよく見かける小間が並んでいます。ここに、庭園「龍の庭」の出展者が出展し、パンフレットを配っていました。ここも期間期間で内容が変わるようです。

遠東亜太交流センター−島津賢一
(日本・福岡)
「林間花語,相依」
The Whisper of Flowers in the Forest
(財)海洋博覧会記念公園管理財団
(日本・沖縄)
「沖繩之寫意生活」
Wonderful Life in Okinawa
日本レミコ押し花学院(日本・東京都)
「現代壓花藝術展(台日聯合作品)」
Modern Pressed Flower Art (A Taiwan-Japan Collaborative Work)
徠扶國際株式會社(日本・東京都)
「未來的家庭菜園 趣味の園芸と苔玉 おいしいべランタ菜園 普及推廣」
Family Garden of Future
(株)田中造園土木
(日本・大阪)
「奔向自然」
Fly to the Nature
[C区(国内外花卉組織の広報出展)]
安藤龍二
NPO法人地域環境緑創造交流協会

・未来館 牡丹特別展(未開催)
 島根県の東部の中海に浮かぶ島・大根島。この島の名物である「松江大根島牡丹」が花博に出展されます。牡丹は、台湾では縁起が良く、特に金運に恵まれる花として、人気が非常に高いそうです。
 地元では、開催時期に合わせて台湾まで米子鬼太郎空港(境港市)からチャーター便を飛ばす予定もあるなど、盛り上がっているようです。ちなみに松江市は島根県、米子市・境港市は鳥取県、島根が左(西)で、鳥取が右(東)です。(笑)
[松江市記者発表(「2010台北国際花卉博覧会」調印式及び松江大根島牡丹PR活動のための台湾訪問について)]
[台北花博公式HP(見逃せない植物、ベスト10)]

・争艶館 美の競艶館 2011台日親善 いけばなの根源 池坊展(未開催)
 日本を代表する生花の流派である池坊が、なんと単独で8日間にわたり争艶館A区で展覧会を開催します。かなり大がかりなイベントです。世界各地に広がる池坊ならではともいえますし、日本統治時代からの長い伝統が脈々と続いているのかなあとも思います。
 単にコンテストをするだけでなく、いけばなに親しむ体験やアトラクションも用意されているようです。日本からもたくさんの人が行くんでしょうね。
[2011台日親善 いけばなの根源 池坊展(池坊ホームページより)]



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