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(概況) さすが日本の縮図・兵庫県。県全体の合計特殊出生率は全国とほとんど一緒です。とはいえ、散らばりが異常に大きいのもまた、兵庫県らしいといえましょう。 (個別の感想) 1位 新温泉町(1.76) 近隣の鳥取県の市町村に比べてもかなり高いです。ほぼ沖縄県の平均(1.74)に近い数字ですが、それだけ沖縄はすごいんだなあ。 1位〜5位 但馬が独占 淡路でも丹波でもなく、やっぱり但馬なんですねぇ。但馬時代、アルバイトの女の子たちも早々に結婚して子供を産むことを当然としていたもんなあ。 6位 太子町(1.57) 但馬以外での1位は太子町。大都市姫路に近い上に、神戸にも通勤可能、一方で同居率も高いなどの理由があるのかもしれません。合併せずに単独でやっていけると決断するわけだ。 10位 加東市(1.55) 旧社町、滝野町、東条町。社には兵庫教育大があることもあって、そこそこ教育熱心な土地柄。また、東条には「東条湖おもちゃ王国」もあって、遊び場所もばっちり。 13位 小野市(1.47) この街も子育てにやさしいと聞きます。北播磨の市町は派手さこそないものの、住んでみると意外と住みよいというのがあるようですね。 15位 姫路市(1.44) 50万都市としては非常に高い率では。「ひめじ別所」だの「はりま勝原」だの新駅がどんどんできていることからも、活力があるのでしょう。また、合併により、子どもをうじゃうじゃ見かける不思議な離島・旧家島町も含んだのが影響しているかもしれません。 17位 伊丹市(1.41) 阪神間としては異常に高い数字を叩き出しています。空港があることから一般的に高福祉の街とは聞きますが、さて、こんなに高い理由となるとちょっと思いつきません…。近隣の豊中市(1.23)も池田市(1.17)も決して高くはありません。 29位 加古川市(1.31)・30位 たつの市(1.30) このあたりが全国平均、兵庫県平均というのは、なんだか非常に納得できます。いずれも海あり山あり、都会あり田舎ありの兵庫県の縮図のような都市です。 34位 市川町(1.23) いわゆる田舎にある町としてはここが最下位といえましょう。特産品のゴルフ関連産業は完全に下火、姫路に通うには多少遠すぎ、なかなか厳しい状況なのかもしれません。合併も他町から断られたそうで…。 37位 稲美町(1.17) 中学3年生まで入院医療費無料という、兵庫県内で最も恵まれた制度を持っているのがこの稲美町です。明石市・加古川市に近く、神戸通勤圏内のため、出生率も高い印象があったのですが、実態はそうではないのですな。 40位 三田市(1.13)・41位 猪名川町(1.13) いずれも大阪のベットタウンであり、ニュータウンを中心とする街です。三田は10年ほど前、人口増加率全国1位の都市でした。ですが、最近はその増加も相当落ち込んでいるとは聞いており、それが影響しているのかもしれません。また、子どもを産み終えた人が流入することによる数字のトリックもあるかなあと思っています。そこまで分析はできませんが…。 |
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(概況) 神戸も広いのですが、一番高い垂水区でも兵庫県平均(≒全国平均)程度。そして、単純に田舎→都会となっていないとことも興味をひかれます。 (個別の感想) 1位 垂水区(1.76) どちらかといえば、古い郊外住宅地が多いと思うのですが…。ちょっと、理由が思いつきません。 3位 兵庫区(1.24)・4位 長田区(1.24) 神戸でも庶民的な下町が広がる両区。震災で相当の打撃を受け、そのために新しいマンションなども多く建ったことから、若い人が戻ってきているのかもしれません。 7位 須磨区(1.13) 名谷などのニュータウン地区は確かに低いでしょうね…。鷹取駅北に新しいマンションなどが整備されつつあるので、そこに期待ですかね。 8位 灘区(1.11) 六甲道駅南の再開発も終わり、HAT神戸の住宅も相当できたと思うのですが…。主要な住宅地は確かに高齢化著しい気もします。 9位 中央区(1.00) いわゆる都心なので、低いのでしょう。ただ、最近、回帰現象でマンションが増えてきており、多少風向きが変わっていくのかもしれません。独身者比率も高そうですが…。 |