番外編  wadai.*購読記念

  和歌山と茨城、どっちが強い?


 先日から筑波大学ネットワーク研究室のニュースサーバpriestで、和歌山大学のニュースグループwadai.*が購読できるようになった。この措置によって和歌山県と茨城県の交流はますます活発になることが予想される。たしかに交流が活発になるのはいいことだが、時として問題も生じる。大切なのは相手方を良く知り、常に警戒を怠らないことである。そのため、わたしは和歌山県について極秘裏に調査を開始した。

 以下はその調査結果である。各項目について、両県を比較して掲載している。



・東京・大阪からの交通アクセス
 和歌山県へは難波からの南海電鉄と天王寺からの阪和線というアクセスがある。茨城は基本的に上野から常磐線というアクセスしかない。しかしながら、茨城県には新幹線が通っているので茨城県の勝ち。(通ってるだけ。新幹線が通っているにも関わらず止まらない唯一の県。)

・地方における重要性
 茨城県はしばしば「北関東ではなく南東北」などと馬鹿にされる。しかしながら、和歌山県は近畿(畿内)ではなく南海道なので、完全に近畿地方からのけ者にされている。茨城県の勝ち。

・川
 和歌山県には有名な紀ノ川が流れている。しかしながら、茨城県にも千葉県との県境に利根川が流れている。利根川は流域面積日本一の川なので茨城県の勝ち。

・滝
 和歌山県には有名な那智の滝がある。茨城県には袋田の滝という滝がある。袋田の滝は有名ではないが、冬になると凍り付いてアイスクライミングが楽しめる。那智の滝は凍り付かないので、アイスクライミングは楽しめない。茨城県の勝ち。

・天災
 茨城県は関東地方に位置するため、非常に地震が多い。しかしながら和歌山県も中央構造線上にあるために大地震の可能性が否定できない。また和歌山県は台風の被害があるが、茨城県はほとんどない。ということで、茨城県の勝ち。

・梅
 和歌山県では紀州の梅干しが特産品である。一方、茨城県も偕楽園の梅が有名で、銘菓水戸の梅やのし梅は非常においしい。梅を見て楽しみ、食べて楽しめるので、茨城県の勝ち。

・言葉
 和歌山弁は大阪弁の変形であり、大阪弁は全国的に知名度も高いので誰にでもわかる。一方、茨城弁は東北弁とも違い独特のもので、全国的な知名度も低く、端から聞いてもなにを話しているのかわからない。公然と暗号を使えるようなものなので、茨城県の勝ち。

・スポーツ
 茨城県には鹿島アントラーズがあり、ワールドカップもやってくることが決まった。一方、和歌山県にはプロスポーツがないので、茨城県の勝ち。

・アイウエオ順
 茨城県は「い」、和歌山県は「わ」なので、茨城県の勝ち。アルファベット順でも「I」と「W」なので、茨城県の方が前に来る。茨城県の勝ち。

 以上の結果から、和歌山県と茨城県を比べた場合、どの項目でも茨城県が圧倒的な優位に立っている。和歌山県は全く恐れるべき敵ではないということが明白となった。
 文句があるなら、かかってきなさい(^^;;


#あくまでも、冗談ですよ。和歌山のみなさん、どうもすみません...。




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これはフィクションです。おそらくフィクションだと思うのですが...。
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